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初めてのしめ縄づく

地元神社の大しめ縄づくり

昨年の12月に民生委員を引き受けるとすぐに、公民館の役員と神社の奉賛会の役員を頼まれました。地域ボランティア活動としては同じなので、引き受けることにしました。

町内には神社があり、祖の神社は、奉賛会の方々が護り続けている。役員さんが中心となり様々な活動をされている。

9月末に、定例の役員会があり、10月には秋祭りがあるので準備について話し合いがりました。約一ヶ月かけて準備をしていくそうで、特に、鳥居の大しめ縄を新しくします。
私も仕事の休みの日にはできるだけ手伝いたいと思っています。しめ縄づくりなどは初めての体験なので、話を聞いただけでも本当に楽しみ。

10月に入りすぐにのぼり旗の竹切りや藁すぐりなどの準備等が行われました。私は残念ながら仕事の関係で参加できずに、大しめ縄づくりからの参加となりました。

大しめ縄づくり

わらをひとつかみ程度束ねたものを作り、それを纏めて直径7から8㎝(中央近くは大きく)程度に巻締め、そこにわら縄を巻き付け、長さが4メートル位になるように縒りあげていきます。これを3本作り、この3本をまた縒りしめ縄を作りました。

わらを束ねます

初めての経験でしたが、教えていただきながらお手伝いしました。毎年、皆さんが神社と鳥居と公民館のしめ縄を手作りされているそうです。

完成した鳥居の大しめ縄

次の週は、神社の清掃やのぼり立て。前日は、竹切りから始まり、境内や御旅所に細い竹を立て、縄を張り囲いました。また、御神輿の準備や神社や御旅所のテントの設営などなど。慣れない作業に疲労困憊。

役員さんは、ほとんどが70代80代の方達。皆さんパワフルです。お昼は、婦人部の方が公民館でお昼を用意してくれます。お弁当の時もありますが、炊き込みご飯や豚汁、漬け物は手作りで本当に美味しい。

そして、なによりお昼をいただきながら地域のいろんなお話しを伺います。神社の行事の進め方や仕来り、由来まで。今回はしめ縄づくりを教えていただきましたが、次は門松づくりと餅つきだそうです。

いい汗かいて、とても気持ちが良い

定年退職して、再雇用でなかなか時間がとれていないけれど、地域の活動に参加できて嬉しい。

もちろん、なんの報酬もなく、また強制されることもなく、それぞれができることを少しずつ力を出し合い、活動されている方々と一緒に時間を過ごして本当に気持ちが良い。

ただ、受け継いだことを自然に次へ渡されているように感じました。

町おこしなんて掲げることなく、伝統を守るなんてことも言わずに、ただ、皆さん自然に協力し合っておられたようです。ただ、地域を護り育んで居られるように感じました。

しかし、参加する人たちも高齢化が進み、人数も少なくなってきていることも事実です。


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