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民生委員を頼まれた。

突然の来客

昨年2022年、9月の日曜日。いつものように、ラジオを聴きながら自宅で観葉植物の手入れをしていた。
小学校の同級生が突然訪ねてきた。何年ぶりだろう。以前、中学校のPTAの役員をやっていた時以来だから、もう10年ぶり以上になるだろう。
最初は、たわいもない話、そして何かと私のことを聞いてくる。毎日何しているのか、退職したのか等(笑)。
彼女は町内会の役員である。以前も町内会のお手伝いを頼まれたことがある。ひょっとして、町内会のお手伝いかと思い、少し警戒して話を聞いた。
彼女は民生委員・児童委員で、主任児童委員でもあるらしい。

公民館からのお願いで民生委員?を・・・

要件は、近所の民生委員さんが辞められるので、その後任を探しているとのことであった。私が定年退職しているだろうこと、以前に中学校のPTAや青少年育成会会長を引き受けたことから、白羽の矢を立てたとのこと。民生委員という名前は知っている。以前中学校のPTA活動や青少年育成会の活動時に、時々行事などでお会いした地域の方、その程度の認識で、具体的に何をされているのかはよく理解していない。しかし、是非とも引き受けて欲しいとのことで、公民館長が会いたがっているとのこと。

しかし、私自身は定年退職したものの、再雇用で働いていること、いつかは、地域のためにお手伝いはしたいが、今はまだ時間的にも厳しいことを告げ、何人か心当たりを紹介して丁寧にお断りさせていただいた。

1週間後、突然に・・・

あれから1週間、何事もなく過ごしていたら、突然公民館長がやってきた。話は、今の民生委員の方が、年齢的にも、そして家族の介護で民生委員の活動ができなく、退任される。どうしても引き受けてほしいとのことであった。育成会の餅つき大会等では、公民館に協力をお願いしていたこともあり、また、公民館館長自身も、館長をしながら民生委員も引き受けているとのことで、なんとか協力してほしいとのことで懇願された。
フルタイムで働いていることを話したが、今は、定年後も働いている人も多く、働いている人も民生委員として活動されているとのことであった。

仕事優先の毎日からの軌道修正のチャンス?

退職してからも変わらない日々に少々悶々としてたこともあり、仕事以外に何かやることをと思っていた矢先、そして、今のままでいいのかと思っていたこともあり、館長の熱意に押され、人柄に惹かれ、引き受けることにした。

任期は、2022年12月から3年間とのことであった。
毎月1回の定例会は、休みを取ることにして、担当地区の高齢者等の訪問などは、土日等を利用する事でなんとか対応できるとのことであった。
時間的には可能でも、私にできるのだろうか?地域のことも、福祉のことも何も知らない。高齢者、障害者、児童関係、何より地域のこと。

館長からは、まずは近所を散歩することから始めてください。できるだけ、地域を歩いてください。そこからですよとのことだった。

とりあえず、民生委員の本を借りてきて、読んでみることにした。

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