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出版社への就職・転職ーおすすめの注目すべき3社

出版社というと、大手の小学館・集英社・講談社に圧倒的に注目が集まります。

その他、新潮社、文藝春秋、マガジンハウスなども人気です。

就職サイトの紹介では有名出版社のみ扱われますが、元出版社の経験から、いま注目すべきおすすめ出版社を紹介します。

この3社は、大手ではなく、むしろ小さな出版社です。

目次

アスコム
サンマーク出版
文響社
まとめ

アスコム

ミリオンセラーを連発している出版社です。

なんと、2年連続でミリオンセラーを出しているのです。

2013年「医者に殺されない47の心得」
2014年「長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい」

ミリオンは、出版業界では圧倒的な数字です。

100万分を超える本は、業界全体で年に一冊出るか出ないかなのです。

それを一社で達成しています。

2年間がまぐれかというと、違います。

2015年以降に発売した以下の書籍はすべて、50万部を超えているのです!

「お金が貯まるのは、どっち!?」
「自律神経が整うCDブック」
「はじめての人のための3000円投資生活」
「1日1分見るだけで目がよくなる28のすごい写真」
「医者が考案した「長生きみそ汁」

編集力、営業力があるのは当然ですが、宣伝戦略に秀でています。

アスコムの本はテレビで頻繁に取り上げられ、100万部を達成しているのです。

新聞広告の出稿なども、中堅版元と見劣りしないぐらいに出しています。

サンマーク出版

アスコムと同様に、宣伝戦略でミリオンセラーを出している出版社です。

テレビ、新聞広告に加え、電車内での広告を多く使っています。

アスコムは実用書が中心のイメージが強いですが、サンマークは重厚な本も出しています。

稲盛和夫さんの「生き方」は、発売から10年以上かけて100万部を突破しました。

日本とアメリカの両国でミリオンセラーとなった、近藤麻理恵さんの「人生がときめく片づけの魔法」もサンマーク出版なのです。

「金スマ」で紹介され、一気に売り上げを伸ばした「ゼロトレ」もシリーズ累計100万部です。

ビジネス書も売れています。

「Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法」は、オリラジの中田敦彦さんが「YouTube大学」で取り上げたこともあり、ベストセラーです。

サンマーク出版は、販売・宣伝戦略の似ているアスコムとくらべて、ジャンルが広くなっています。

文響社

「うんこドリル」の出版社です。

「うんこ」シリーズは2017年に発売がはじまりました。

たった2年で、シリーズ累計500万部を突破したのです!

文響社の創業者は、水野敬也さん。

「夢をかなえるゾウ」(飛鳥新社)の著者です。

同書は、シリーズ累計で350万部の超ベストセラーです。

ミリオン作家が立ち上げた出版社なのです。

文響社で水野敬也さんが著者として出した「人生はニャンとかなる!」も、シリーズで200万部を突破しました。

まとめ

3社とも、規模は小さいですが、ミリオンセラーを生みだしています。

大手の出版社にはない、企画力と宣伝力があるのです。

社員規模は10~30名ぐらいの規模です。

新卒採用を毎年、募集しているわけではありません。

中途の募集は、比較的、ひんぱんに行っています。

募集をはじめても、転職サイトには載せないことがおおいです。

各社のホームページをチェックしておきましょう。

出版社への転職を目指している方は、相談はTwitterでDMをください。

零細と大手の版元で勤めていた経験から、お話いたします。


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