ゲームのアクセシビリティ(Xbox編)
土曜日はオンラインでのウェブアクセシビリティ診断講習会でした。
受講されたみなさん、講師の伊敷さん、サポートのよっこさん、みなさんお疲れ様でした。
今回、受講者の中にePARA関連でサニーバンクのお仕事されてる方が数名いらっしゃったようで、ゲーム話に花が咲きました。
私も以前はゲーマーだったのですが、去年の1月、「キングダムハーツ3」を発売当日に嬉々として購入したまま一度もプレイせずに現在に至る、という状況のため、どうぶつの森も当然手がつけられてない状況です。
また、私は以前、コンシューマー系のゲーム(当時はドリームキャスト)のパッケージ開発にも携わった事があり、セガの本社にも足しげく通ってました。
その頃はある程度の知識はあって、マニュアルのようなものも読んでいたので軽くアクセシビリティについては知ってたものの、開発で関係することはなく当時は過ごしていました。
今考えてみるとちょっともったいなかったかなとも。。
それで、現在のゲームのアクセシビリティを軽く調べてみたのですが(時々SNSにも流れてきていて知っていたのですが)、Xbox のアクセシビリティガイドラインが読んでて面白いですね。
Xbox アクセシビリティ ガイドライン
これは2019年に更新されたもののようですので、かなり最近の技術までアップデート情報が含まれています。
当然のことながら文字の大きさやコントラストはもちろん、字幕や光のエフェクトに関する情報も載っています。
スクリーンリーダーについても書かれてます。
それだけではなく、例えばバイブレーター機能など、ゲーム中にオン/オフするオプションはありますが、よく最初のオープニングやデモ映像でいきなり鳴る部分は制御できなかったりします。そうすると、線維筋痛症の方などは痛みを伴います。なので、オープニングの前にバイブレーターは設定できるようにするか、デフォルトをオフにする必要があります。こういった細かい点に新たに気づかされます。
ゲームというのはオープニング画面をしばらくそのままにしていると、デモ映像が流れて、ボタン押下もしくは映像終了でまたオープニング画面に戻ってきます。これは仕様で決められています。(PCのスリープ機能と同じです。今はスリープ機能は消費電力を抑えるためという名目になっていますが、あれは画面の焼き付けといって、同じ状態の画面をずっとそのままにしておくと電源を落としてもその画面が焼き付いて表面に表れる現象があります。最近のディスプレイではさすがにあまりありませんが、昔はこれを抑制するためにスリープ機能が必須でした。)すみません、話を元に戻します。こういった部分は設定画面の前なので余計にアクセシビリティは考慮しないといけません。おそらく対応しているゲームはあまり多くないのではないでしょうか?アメリカなどでは訴訟に発展するリスクを抑えるためにしっかりしてそうですが、どうなんでしょう?
ちょっと検証してみたくなりました。
あと、サバイバル系のゲームでヘッドフォンをしていると、音で後ろの人の方向や距離が分かるというゲームがあるそうで、「草むらでのサバイバルであれば視覚障害者の方がもしかして強いのでは?」という疑問も生まれました。
ちょっと検証してみたいですね。
また、サニーバンクにはゲーマーも多いですし、今回アクセシビリティを学ばれた方もいらっしゃるので、ゲームのアクセシビリティ(スマホゲームを含む)の診断をメニュー化しようかとも思っています。
需要ありますかね?
需要あるようであれば動きます。
まとめ
ゲームのアクセシビリティはウェブのそれよりも難しいです。どこまで対応すべきか、どこで妥協するか、線引きするのかしないのか、慣れるまでは困難を極めると思います。
それでも楽しそうです。
やってみたいです。
ちょっと勉強してみようと思います。
というところで、今回はここまで。
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