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マジカル頭脳パワー

前回までのあらすじ

チャットグループの1人に気に入られた私はその人が所属しているなんだかわからない集団の集まりに呼ばれてコントを見て審査するという流れになってしまった

その当時私はお笑いを積極的に観るという事をしていないので関西でどの芸人が人気あるとかそういうことは全く知らなかったのである。お笑いを積極的に観るようになったのはエンタの神様とかあのあたりからではないだろうか

そんな私が(高校生や素人の)漫才やらコントを観て「作家」っていう立場でお笑いを審査するという謎の流れになってしまったのである

コントや漫才のネタを作ったことがない作家が爆誕したのである!

そんな私が講評すると「おもしろいです」としか言いようがない

その集団の名前はニュース、もしくはザ・ニュースだったとおもう。英語表記だったかもしれない。そして今もその集団が存在しているのか調べようとすると

総理や大臣のモノマネしながらコントをする「ザ・ニュースペーパー」やらジャニーズのNEWSやら普通にニュース番組のニュースやらが出てきて検索のしようがない。記事がないかもしれないし、全然わからない

そんなニュース(としておく)は放送作家、構成作家、クイズ作家みたいな人を東京に送り込んでいた。何故か一言もそんなこと言ってないのに放送作家となって東京に行くみたいな雰囲気になっていた

なのでとりあえず「マジカル頭脳パワー」の問題を作っている人のところに問題を作って送るという作業をすることになった。丁稚奉公のようなものである

問題を作っている人のところにワープロ(!)で印刷した問題を都合3回ぐらい送りましたが採用されたのは1回だけでした。採用されるの結構難しかったです

覚えているのは私が作った問題で定岡正二さんが問題を間違えたということです。その問題と言うのはたしかこんな感じでした

「ハンマー、ドリル、コンパス。算数の授業で使わないものは?」

答えはハンマーなんですがこの問題を解説すると

まずハンマー、ドリルという単語で頭の中は何か工具的なものを思い浮かべます

そしてコンパスという少し毛色の違う単語が出てきます。そして最後の質問「使わない」という否定を入れることで少し脳が迷います。そして最初のハンマーとドリルとでは記憶の印象がハンマーのほうが若干薄れます(そんな気がする)

でドリルって答えるとドリルは工具じゃなく計算の練習に使うドリルなので不正解となります

とまあ採用されたのはこの1問だけでしたが採用されても特に何もないので「ハガキ送って採用された方がなんかもらえたのに!」とおもってしまいました

そうこうしているうちに阪神淡路大震災が発生してしまいました。私を気に入ってくれていた人は神戸に住んでいてしかも埋め立て地のマンションにいたとおもいます

朝から電話がかかってきました「怖いよ~」と。京都でもかなり揺れました。地震ってなんか楽し~とおもっていましたがこの揺れは今迄になくおもわず本棚押さえてしまった記憶があります。収まった後は暢気にもう一回寝て起きてTV観たら神戸はえらいことになってました。そら怖いわ

そんなこんなで震災もあって問題を送る事もなくなりコントや漫才を審査することもなくなりネタを1回も書くこともなくその人とも疎遠になってしまいました

世の中はインターネットの時代になりパソコン通信は吸収されるようになくなっていきました

ということで私が放送作家になれたかもしれないタイミングを逃していたというお話でした

いや別に放送作家にならんでいいねんけど



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