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もう一度働かせて欲しいという感覚。

「もう一度、あの人の下で働きたいな。」と、そう思う瞬間がある。どういうときかというと、自分が何かに躓いたり、迷ったりしたときなんかにそう思う。

あの人だったら、こういうときどうするんだろうなと、どんな顔でなんていうだろうなと、その姿を想像して、声に出してみたりする。

その人は、直接指導してくれたり、アドバイスをくれるというタイプではなかったが、いつもその人らしい仕事というか、あの人がやったという仕事の気配を感じさせてくれる人だった。

知識やスキル云々ではない、その人らしい考え方や答えの導き出し方があって、こういうのを、作家性とかセンスというのだと思うが、若かった自分はその正体が分からず、わかりやすいスキルに飛びついて転職してしまった。

過去の自分にアドバイスできるなら「生き急ぐなよ」と言ってやりたいし「ひとりの人から圧倒的な影響を受ける」ことの大切さを伝えてあげたい。

過去を振り返ってそんな風に思うこと、みんなもあるんじゃないだろうか。

そろそろ自分も、その人のように自分らしい答えの導き出し方ができるようになりたいと思う。