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事故った後のメンタル復活

10月の初めに自家用車で自損事故を起こしました。
場所は家の前。
帰宅して、いつもの場所に停めようとしてギアを入れ間違い壁に激突。運転席も助手席もエアバッグが出てきてしまったくらいの衝撃でした。

不幸中の幸いで同乗者もおらず、家の周りを歩いている人もおらず、自分以外の誰も巻き込まずにすみましたが、車は再起不能。その後はしばらく、またミスをして誰かをひいてしまうような気がして運転が怖くて仕方なくなりました。

しかしその事故を起こすまで、ずっと免許証を返納した義父の送迎係をしていたため、次の予定が入ったら運転はするつもりでいて、リハビリと称して夫に同乗してもらって何度か行いました。

自損事故を起こしたのは軽自動車。
事故後、最初に乗ったのはそれまで月1くらいしか乗っていなかった軽トラック。
復帰第一回目は30kgの玄米をのせて近所の精米機まで運転してみましたが、精米機があるのは某全国チェーン展開しているお店の駐車場の一画。比較的駐車している車が多かったので、駐車時に事故った事を思い出してとてもとても緊張しました。
帰宅して車を無事駐車して家に入ると「やっぱりもう運転したくない」と泣きました。

それから数週間は、10km離れたショッピングセンターにも自転車で行ってみたり、申請書等を教区の本山に提出するのに半日かけて電車で往復したり、自分ひとりの時に車を使うのをやめました。

2週間ほど経った頃、夫の運転する車の助手席にのせてもらう事がありましたが、狭い道を通ると操作ミスで壁が迫ってきた様子を思い出したりして変に身体がこわばりました。乗らないうちに、どんどんメンタルが悪くなっているような気もして、この先どうしようと悩みました。

そうこうしているうちに、実家の父が体調を崩し救急車で運ばれ緊急入院になりました。
入院の翌日は電車で見舞いに行きましたが、どうやら耳鳴りと病院内の様々な音が不協和音を出すようで、早くに退院したいと言って母を困らせていました。
色々な心労がある両親に、まさか事故って運転ができないなどと更なる心配をかけるわけにもいかず、その日はリコールで修理中ということにしておきました。

70代後半ながら個人事業主として仕事を抱える父に、母が毎日仕事の報告や調整をしに病院に通っているのを見て、タクシー代数回分を手渡しながら、これは退院時には送迎してあげなければならないなと運転復帰する決意をしました。

まずは運転する車を事故以前から頻繁に乗っていたミニバンに。もう10年程乗っているそのミニバンならば操作にも慣れているし、事故を起こした時のことを思い出す風景と車高が少し違うのに気が付きました。
高さと車の鼻先の距離の分少し安心して乗れるけれど、大きさと重量があるその車で人にぶつけてしまったらと思いその車に乗るのを事故後避けていましたが、細くて人の多い生活道路ではなく、できるだけ人の少ない幹線道路を運転して、行き先の駐車場も車や人の少ない郊外にしてリハビリをつづけました。

そして今週ついに病院の退院で実家との往復で両親を送迎することができました。今はまだ人の多い駅前の送迎はできませんが、できる範囲でやっていこうと思っています。

やはり事故の後はメンタルが落ち込むし、もう二度と事故を起こさないように運転をやめたほうがいいのではないかとも思いますが、家族のための力になりたいという思いがメンタル復活の鍵でした。
今はまだ運転後はとても疲れますし、本当のところは完全に復活しているわけではありませんが、どうしても必要な時に、緊張感を持って安全に最大限配慮して運転するのは、ただ漫然と運転するよりは悪いことではないように思います。

何より、どんなに急いでいても耳と目で、バッグギアの確認を忘れないようにしなければならないのを肝に銘じ、これからも安全に運転することをここに誓わせていただきます。



それにしても、我が家は今年もう一人ドライバー増えるし、軽自動車買い替え…もう少し先ではありますが、痛い出費です。
出費を避けたい気持ちはありますが、もちろんそれ以上に、精神的体調的に余裕のないときには必要に応じてタクシー等を使い、お金を払ってプロにお任せするのも大事なことだと思います。
焦った気持ちや不安定な体調では安全な運転ができない時もあるのです。
ひゃくまんえんの痛い出費よりすうせんえんのタクシー!
それも一つの勉強になったなと思える今は、メンタルが復活するための上向きの途中なんだろうと思います。



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