詩子ライブ

『危険な』だけじゃない! にじさんじの赤い花、『素敵な』歌のおねえさん  鈴鹿詩子

2019年8月17日。

彼女が今、初ライブに挑む。
ファンの熱い視線と声援に包まれて。

我々は待っていた。
貴女が舞台に立つこの時を。

彼女の名前は鈴鹿詩子。
通称『危険すぎる』歌のおねえさん。

ファンからの歓声を一身に受けて彼女は歌う。

見えているか、この光景が。
客席に溢れんばかりに揺れる赤い光の絨毯が。

これが貴女の進む道に咲く、いや、咲かせた花だ。

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鈴鹿詩子は2018年にデビューし、現在YouTubeでのチャンネル登録者数20万人を超えるにじさんじという事務所所属の人気バーチャルライバーだ。
バーチャルライバーってなんぞや?という疑問もおありかと思うが、
いわゆるキャラクターのアバターを使用するYouTuber、
いわゆるVtuberだと思っていただければOKだ。

基本的に彼女には以下のような公式設定がある。

『画面の向こう側の世界のチビっ子たち人気絶大のカリスマ的「うたのおねえさん」。
子供向け番組で歌やことば遊びを披露している。
飾らないルックス、安心感を与える歌声から親世代からの評判も良い。
(実は26歳)婚期を逃すのではと密かに危機感を抱いている。』
【にじさんじ公式HPより】

だが、この設定はほとんど関係ないので忘れていい。
この設定で配信で活きているのは歌のおねえさんであること、あとは年齢と婚活をしていることくらいだ。
本人も設定なんてあってないようなものだと言っているし、そんな細かいことはどうでもいいのだ。そういうものなのだ。

彼女はYou tubeをはじめとして様々なプラットフォームで配信活動を行っている。最近はbilibili動画でも生配信を開始し、ついに世界進出を果たした。
配信や動画では音楽系だけではなく、ゲーム実況やショートドラマ、雑談、
雑学系お役立ち系動画など幅広いジャンルでリスナーを楽しませてくれている。

ところで鈴鹿詩子という名前を知っている方はどんなイメージを持つだろうか?腐女子とかショタコンとかBL好きとか…そんなやや癖のある印象をお持ちだったりしないだろうか?確かに彼女の動画の切り抜きは『危険すぎる』歌のおねえさんの名の通り、ちょっとだけ過激な動画も多かったりする。
もちろんそんな素の(?)詩子お姉さんも良いのだが、私はやはりその名の通り『歌のおねえさん』としての姿が最高に魅力的だと思うのだ。
詩子お姉さんの詳細については彼女が作成しているいくつかの初見さん向けの動画を観ていただくとして、ここでは私の推し、魅力的なアーティストとしての鈴鹿詩子さんについて御紹介させていただきたい。

彼女のことを知らない方はぜひ知ってほしいし、もう知っているよ、という方にもちょっと過激な腐女子としてではない、歌い手でありながら作詞・作曲までこなす溢れるマルチな才能を持つ詩子お姉さんの魅力を再認識していただけたら幸いだ。

1.やっぱりあなたは歌のおねえさん

詩子おねえさんはちょっと過激な腐女子であるという一面もあるが、それだけではただの危険なおねえさんである。
しかし詩子お姉さんは『歌のおねえさん』なのだ。
数多くの動画・生配信御アーカイブの中でも彼女の再生数トップ動画は「歌ってみた」動画である。
ここではその中でも特に人気の2曲を紹介させていただこう。

乙女解剖もシャルルも元々はボーカロイドの曲で、たくさんのV-tuberさんにカバーされおり、多くの動画がアップされている多くの動画がアップされている人気の2曲だ。そんな中でも詩子お姉さんがアップした曲は聴いていただければその心惹かれる個性に気が付くはず。
(私は別に音楽の専門家でもなんでもなく、ただのファンとしてその魅力を紹介させていただく、ということをご了承いただきたい)
彼女の乙女解剖もシャルルもその魅力は低音側の歌声に凝縮されていると私は思う。高い旋律から低い側の旋律に移った側の歌声は破壊力抜群だ。とにかくカッコいい。もっともっとこの低音を活かした曲を聞いてみたいと思わせてくれる。詩子おねえさんの低音ボイスは私を魅了してやまない。きっとこう思っているのは私だけではないはずだ。
それは動画のコメント欄を見れば一目瞭然だ。さあ、あなたも詩子お姉さんの歌声に魅了されてみようではないか。
 
詩子お姉さんの魅力は低音ボイスだけではない。女性らしい透き通った歌声も魅力的である。それは詩子お姉さんと同じく、にじさんじ所属の緑仙さんとコラボしてアップされたこちらの2曲から垣間見ることができる。緑仙さんもまた歌唱力には定評のあるライバーである。

Perfect Crimeはお姉さんが年下の男の子を誘う曲であり、ある意味詩子お姉さんにぴったりな曲と言える。詩子お姉さんはこのお姉さん側のパートを担当し、女性らしい旋律を担当しているが、中性的な緑仙さんの歌声との対比でお互いの魅力を引き立てあう作品になっている。詩子お姉さんの透明感のある歌声が個性的な低音だけが私の個性ではないのだと静かに、しかし明確に主張している。
シンデレラガールでは性別不詳の緑仙さんと男装女子・鈴鹿”ウタ”でのデュエットだ。鈴鹿ウタは詩子お姉さんが男装した姿。元々詩子お姉さんは男装願望があり、かつては男装喫茶で働いていたという。確かに詩子お姉さんのアルトボイスは男装とよくマッチするではないか。こちらでの詩子お姉さんは中性的な歌声を披露している。乙女解剖やシャルルの時とも、また緑仙さんとも違う中性感は詩子おねえさんのアーティストとしての多面性をアピールしてくれる。この魅惑の歌声は男性ファンはもちろん、女性ファンの心さえを掴んで離さない。
 
これらの楽曲からアーティスト・鈴鹿詩子としての色々な切り口での可能性を感じることができる。詩子おねえさんは自らまだまだ勉強している途中だと明言していることから、我々にまた違う世界を見せてくれるに違いない。

2.多才、されど努力の人・鈴鹿詩子

詩子お姉さんはオタク歴が長いため古の腐女子を自称しているが、かつてニコニコ動画でボカロPとして活動していたことはあまり知られていないのではないだろうか。
ボカロPとは初音ミクなどのボーカロイドを使用して曲を作る方のことを指す。米津玄師さんが名義でボカロPとして活躍していたことは有名なので御存じの方も多いだろう。
そう、詩子お姉さんは作詞作曲を自分で行っているのだ。初のオリジナル曲、『Will you marry me?』は作詞・作曲:鈴鹿詩子である。

↑こちらはワンコーラスのショートバージョン。フル版はLINE MUSIC他各媒体で配信中。

この曲は自ら婚活をしていることにひっかけて、詩子お姉さんとうたっこ(詩子お姉さんのファンのことを"うたっこ"と呼ぶ)との結婚、というテーマをキャッチーなサウンドでまとめ上げており、ライブでも持ち歌として歌われる曲である。
うたっことの結婚をテーマにした曲に全国20万人のファン達は色めき立ったのであった(でへへ)。

現在はもう1曲、『Thank you, baby"s"(仮)』というオリジナル曲があり、この曲も詩子お姉さんの作詞作曲となっている。しかし、残念ながらこちらはまだ動画はアップされていない。
私の知る限りでは動画で1回ほんの少しだけ、今のところ2回、ライブで披露されただけである。

現在はそのライブ動画で少しだけ聞くことができる。(0:20~)

詩子お姉さんはその溢れ出る母性(?)から『ママ』とも呼ばれ、彼女の赤ちゃん達(??)であるうたっこに対しする感謝の気持ちを曲にしたものであり、こちらはアイドルソングのような仕上がりとなっている。
そのうたっこに対する温かい想いに全国801万人のファン達は感涙に咽び泣いたのである(ううう)。
初公開となったライブで配信はニコニコ動画でも行われたのだが、その感謝を伝える歌詞に対して何言ってんだ、こっちこそ感謝しているんだぞ』という旨のコメントで溢れかえった。
ところで、この『Thank you,baby"s"(仮)』に(仮)を付けたのは実はまだ曲名が決まっていないからである。最初にこの曲が発表された際、『Thank you,babys』という曲名だったが、『baby"s"じゃなくてbab"ies"じゃないか?』というツッコミが視聴者からあり、以降曲名が保留となっている。
実に可愛いらしい、詩子お姉さんらしいエピソードである。
 
さらにもう一つ、この2曲にまつわるこぼれ話を。
この2曲は詩子お姉さんの作詞・作曲によるものなのだが、曲のキーを高く設定しすぎてしまったため、自分で歌いづらくなってしまったという。詩子お姉さんは低音がとても魅力的だが、ゆえにあまり高い音程を得意としていないようだ。自分で作曲したのに自分で歌えなかった、というこれまたチャーミングなエピソードだ。
10月に行われたライブで『Thank you, baby"s"(仮)』を披露した際には、初披露の時よりもキーを落としたアレンジになっていた。同じく、『Will you marry me?』も新たなアレンジで編曲されるという話もあり、こちらも楽しみでならない。
 
もともと『歌のおねえさん』としてデビューした詩子お姉さんだが、初期の配信では『あまり歌が得意ではない』と語っていた。のちにカラオケ配信や、カバー曲の発表があった後に現在に至るわけだが、ファンの知らないところで努力を続けていたようだ。自作曲の発表や、ライブなどのステージに上がる機会が増えてきたことから、詩子お姉さんは多忙な本業の傍ら、ボイストレーニングにも通い自らを研鑽していった。
この2つのカラオケ配信動画を観るとその成果は一目(聴?)瞭然である。

↑2018年の夏のカラオケ配信

↑上の動画から1年後、最近のカラオケ配信(1:07:22~)

もちろん披露している歌が上達しているのは言うまでもないが、注目はその地声である。私は音楽や発生について全くの門外漢ではあるが、無意識のうちに発声方法が変わっているのだろうか。声がすごくかわいくなっているのである。これはファンならではの思い込みではない(いや、あるかもしれない)。
かつてはその低い声からキモオタボイス(私は思ってないよ?本当だよ?)と呼ばれており、配信開始の挨拶『詩子おねえさんといっしょ、はっじまるよー』という作った声と普段の声が違いすぎて、『誰?』『誰?』という定型コメントの嵐が打ち込まれていた。しかし、今はすっかりきれいな声になってしまったため、この定型コメントが見られなくなった。声がかわいくなったことは大歓迎だが、かつての”あの”声”が懐かしく、秋風が吹くが如く感じる寂寥感は何だろう?

今では歌のボイトレに加え、ライブステージに上がった時のパフォーマンスに満足できないことを気にしていると語っており、これからはダンスパフォーマンスもできるようにトレーニングをしていくという。
今後もオリジナル曲の作詞作曲も続けるということから、彼女が生み出す曲もさらに洗練されていることだろう。
本業の傍ら、配信活動に動画作成、ボイストレーニング、ダンストレーニング、作詞作曲までこなすという獅子奮迅の活動の上、苦手なことを克服してさらなる高みを目指す彼女の姿はとても尊く、とても眩しい。
ファンとしてこれからの活動に期待しつつ、どんなアーティストとして昇華していくのか注目していきたい。

3.詩子おねえさんと『うたっこ』のステキな関係

詩子お姉さんはファンをとても大事にする方だ。
彼女を慕う多くのファンはみんなが感じていることではないだろうか。
詩子お姉さんはTwitterにおいて他のV-tuberさんのようにうたっこのツイートやファンアートにいいねやRTすることはないが(注:この記事を書いた2019年11月時。この記事を書いたすぐあとに詩子おねえさんはいいね解禁。詩子おねえさんのファボをもらったうたっこは歓喜した。詩子さんのいいねはまだファンを笑顔にするだけだが、やがて万病に効くようになるだろう)、よくエゴサをしていると公言している通りファンの動向をよく観察しているようだ。
それは彼女の配信を視聴しているとその端々から垣間見ることができる。
また、YouTubeでのスーパーチャットやライブでのデジタルフラスタをだしたファンに対して感謝の名前の読み上げを欠かさず行っている。
さらにライブ時のファンのからのプレゼント開封配信を行っているが、
開封したプレゼントに対して一つ一つ丁寧に謝意を伝えることを忘れない。
 
定期的販売される個人ボイス集でも彼女の相手役はいつも『うたっこ』君だ。この個人ボイス集とは声だけのショートドラマ集のようなもので、にじさんじ所属のライバー達が毎月リリースしているものだ。このなかで詩子お姉さんはいつもの配信とは一味違う(???)優しい声で語りかけてくれるというファンにはたまらない内容となっている。
毎月ボイス販売の知らせがあると、無条件に財布の紐が緩んでしまうのはファンの悲しい習性である。    
 
前項で紹介したオリジナル曲は2曲とも『うたっこ』への想いと感謝をストレートにぶつけてくる内容となっている。初のオリジナル曲となった『Will you marry me?』では詩子お姉さんと結婚することになるお相手はうたっこだ。
そして2曲目のオリジナル曲『Thank you,Babys(仮)』ではストレートに
自らを支えているうたっこ達への感謝を歌い上げた内容になっている。

そんな詩子お姉さんのうたっこへの愛と信頼があふれるエピソードが、同じにじさんじ所属でReStart Lineで共にライブで共演したでろーんこと樋口楓さんの動画から伺い知ることができる(56:05~)。

ReStart LineはVRライブゆえ、ニコニコ動画でおなじみのコメントが画面に表示される仕様になっている。
この時詩子お姉さんがチョイスしたライブ配信時に使えるスタンプはファンにはおなじみの『僕体好』だった。 
(僕体好の出所は諸事情により割愛する。気になる方は詩子お姉さんのネコトモというゲームをプレイするアーカイブを観て欲しい)
楓さんもスタッフも戸惑ったという『僕体好』スタンプだが、詩子お姉さんは『僕体好』の意味を真剣に説明して、
「大丈夫です。きっとうたっこたちはみんな使ってくれますから」と真顔で言いきったという。
そもそも『僕体好』はうたっこ用語で、『ありがとう』という意味だが、その出自から詩子さんのライブで使えば盛り上がるが、楓さんのライブ中に使われれば場が荒れる可能性がある。
それでも詩子お姉さんが信頼する自分のファンたちはそんなことをするはずがないと信じてくれたのだ。
このルール無用なんでもありのバーリトゥードで常時世紀末なネットの世界で、である。
楓さんのライブ感想配信は当然ライブ後の配信であり、このエピソードはライブ後に分かったことだが、果たしてこのスタンプも、ちょっとアレなうたっこ専門用語も詩子お姉さんのステージの時にしか使われることはなかった。うたっこは詩子お姉さんの信頼を裏切ることはなかったのだ。
このエピソードを楓さんの配信で聞いた時、うたっこ達は詩子お姉さんのやさしい想いと揺るぎない信頼に誰もが感動しただろう。
 
詩子お姉さんとうたっこは相思相愛の関係にあると断言できる。
このエピソードは詩子お姉さんを推しとさせていただく身の上で本当に誇らしい限りだ。

4.詩子おねえさん、ステージに立つ!

詩子お姉さんはバーチャルライバーとして配信者になるずっと前にボーカルとしてアマチュアバンド活動をしていたことがある。昔からそのような活動を志向していたようだ。
しかし、実際その活動内容は環境にもあまり恵まれていなかったようで、
ライブをやっても集まったお客は自分が頼み込んできてもらった数人がパラパラいるだけだったという。当時の様子はこの動画の10:10~に詳しい。

しかし今はどうだ?いざ詩子お姉さんのライブとなれば沢山のファンが駆け付け、彼女のカラーである赤色のサイリウムの光群が彼女を迎える。
もう閑古鳥がなく会場にため息をついていたあの時とは違うのだ。
今ではすっかりにじさんじ内でも屈指の歌系ライブイベントに出演するライバーとなった。                           詩子お姉さんがバーチャルライバーとして初めてライブを行ったのは2019年6月。同じくにじさんじ所属の樋口楓さんのVRライブ、ReStart Lineのゲストという形で出演した。
樋口楓さんはにじさんじ内で初めて単独のライブベントを成功させている、音楽活動を前面に出して活躍しているライバーだ。
ReStart Lineのライブの様子の一部はこちらで観ることができる。

このライブ時には前記のオリジナル曲2曲を歌い上げた。

実際に観客の前でに立ってのライブとなったのが、8月のTUBEOUT!だ。
こちらのライブでは映画館を使用して東京・名古屋の2会場で行った。
画面を介して観客の前に立つという現在のV-tuberの定義を利用したライブイベントであるため、このような形式をとることができるのだ。定義が難しいが、実際2会場をつないでのリアルライブとなったため、観客の前に立ってのライブのこのTUBEOUT!が初と言えるだろう。
TUBEOUT!はトークパートと歌パートに分けてのライブで同時に出演していた東雲めぐさんとのデュエットで『恋愛サーキュレーション』のカバー、単独ではオリジナル曲『Will you marry me?』を歌った。

↑詩子お姉さんの恋愛サーキュレーション。(TUBEOUT!の動画ではない)

私もこのライブに参加していたのだが、堂々とライブステージをこなしていたという印象だが、一方で『Will you marry me?』の時は何かをこらえながら歌っていたように感じた。
画面越しに、東京と名古屋の会場が見えていたというし、歓声も届いていただろう。
満席の会場、自分だけに向けられた大きな声援。
かつての自分の活動を振り返ってこみ上げるものがったがあったのではないかと思うのは私の思い過ごしだろうか?

↑ここでTUBEOUT!のご本人のライブ後の感想配信がみられる。やはり感じ入るものはあったのではないだろうか。

そして詩子お姉さんにはもっと大きな舞台が待っていた。
10月ライブ名は『にじさんじ Music Festival』、場所は幕張メッセ。大きな会場を埋め尽くす観客の前で、詩子お姉さんは歌う。
『にじさんじ Music Festival』というライブイベントではにじさんじ所属の沢山のバーチャルライバーが集い、それぞれのユニットの曲やカバー曲を披露した。
詩子お姉さんはにじさんじ内でも仲のいい竜胆尊さんとのデュエットで「Preserved Roses」をカバーした。
竜胆尊さんとともに、この大舞台でも一歩も引かずに歌いあげて見せた。
余談だが、歌を終わった直後に尊さんからちょっとしたサプライズがあったのだが・・・それはライブDVDで確認してほしい。

↑にじさんじ Music Festivalの感想配信はこちら。

さらに10月には動画でコラボしたことがある銀河アリスさんのハロウィンライブにゲスト出演した。
こちらでは新たな試みとしてコントにも挑戦した。主役のアリスさん、同時にゲスト出演した天神子兎音さん共に新たな境地を切り開いていた。一方で歌パートでは6月のReStart Line で披露して以来、久しぶりのThank you,Baby"s"(仮)』を披露した。現在曲も動画もリリースされておらず、ライブでしか公開されていないが、圧倒的に支持されている本楽曲にファンは歓喜したのだった。

↑その時のライブの感想配信はこちら。

この配信でも述べているが、自らを未熟だと言っている。歌もダンスも全然できないと。確かにそう見えることもあるかもしれない。確かに今は発展途上かもしれない。
それでも、かつての厳しかったアマチュアバンド時代から、今では幕張メッセを埋め尽くす観客の前で歌うまでに至った。
詩子お姉さんを応援するファンも数え切れない程たくさん増えた。ライブだと聞けば、全国から足をのばして詩子お姉さんのもとに駆け付ける。もうまばらな観客にため息なんてつかせない、とばかりに。
 
そんな詩子お姉さんの夢は自作曲でのメジャーデビューにあると公言している(コンプティーク'19年9月号、他)。
そこに至る過程は決して楽なものではないかもしれないが、ゆっくりでも、少しづつだったとしても、彼女はその高みに向かうための努力をやめないだろう。
果たしてこの先詩子お姉さんが見る景色は、そして我々ファンが見る光景はどのようなものだろうか?

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彼女は進む道の先々ではたくさんの大輪の花を咲かせるだろう。
そいてあなたしか咲かせることができない赤い花はどんな実を結ぶのだろうか。

・・・あなたも素敵な歌のお姉さんの描く未来を、共に確かめに行きませんか?

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