【読書メモ】『最強リーダーの「話す力」誰から見てもリーダーらしく見える「話し方」の秘密』矢野香 (著)
▶今回の書評本:『最強リーダーの「話す力」誰から見てもリーダーらしく見える「話し方」の秘密』矢野香 (著)
『最強リーダーの「話す力」誰から見てもリーダーらしく見える「話し方」の秘密』
矢野香 (著)
ディスカバー・トゥエンティワン
▶読後メモ
「話す力」には3つの階層がある
第1階層:好感を獲得する(一般向け)
第2階層:分かりやすく伝える(ビジネスパーソン向け)
第3階層:影響力を持つ(リーダー向け)
第3階層のスキルは5つの要素で成り立っている
注目を集める
登場を制する
まばたきせずに名乗る
レトリカル・クエスチョン(答えを求めない問い)を投げかける
沈黙を使いこなす
13文字でキーフレーズをつくり、一息で伝え切る
高揚感を高める
対極メソッドを使う(幸せ/不幸、勝利/敗北…)
大言壮語(たいげんそうご)を恐れない
聞き手の眠っている「恩」「誇り」「怒り」の感情を思い出させる
声のエネルギーを変える(高低・大小・速度)
信頼感を与える
リーダーたる要件は「信頼が得られること。信頼が得られない限り、従う者はいない。そもそもリーダーに関する唯一の定義は、つき従う者がいるということ」(ドラッカー)
信頼感を与えるための事前分析(3P2M)
People:聞き手は誰か
Purpose:目的は何か
コミュニケーションの目的は、①好感獲得、②情報提供、行動変容のつ3つ
Place:場所・設備・状況
Merit:三方よしになっているか
Main message:メインメッセージの確認
PREP法+LP(Let's~, Please~)法を活用する
Pにメインメッセージを入れる
「信頼感を与える」ための表現マネジメント
身体の動きを止める
両手ジェスチャー=シンメトリーが良い
インボックスジェスチャー=肩幅に収まるジェスチャー。日本人向き(cf. アウトオブボックスジェスチャー=欧米人向き)
見た目(髪型・服装)を「変えない」で、アイコン化する。
原稿はわざと見て、信頼性を高める。
読点を制する
数字・固有名詞を活用する。出所を示すことが信頼感アップ。
⇔ぼかし言葉を使わない
基準を示す
規律の中の自由
リーダーの言葉遣い
判断基準を明確に示す
能動態で語る
言い切る:「思います」と言わない
定義する:「意味づけ」する
約束する
アファメーション:肯定的な言葉を自分自身に語りかけ、理想の自分自身に近づけていく技術
器の大きさを見せる
リーダーは「こわあたたかく」あれ。「冷静な頭と温かい心」
予想外の「まさか!」をつくる。突然の謝罪など。
弱みを見せる:
プライベートの感情をあえて隠さずに見せる
「自分の操り人形(セルフ・パペット)」
▶参考文献
第1階層 「好感を獲得する」ための「話し方」に関する参考文献
『 伝え方が9割 』『 伝え方が9割② 』, 佐々木圭一著
『 人は話し方が9割 』, 永松茂久著
『 雑談力が上がる話し方 』, 齋藤孝著
『 「話し方」の心理学 』ジェシー・S・ニーレンバーグ著
『 誰とでも15 分以上会話がとぎれない ! 話し方 66 のルール 』, 野口敏著
『 よけいなひと言を好かれるセリフに変える 言いかえ図鑑 』大野萌子著
第2階層 「分かりやすく伝える」ための「話し方」に関する参考文献
『 ロジカル・シンキング 』, 照屋華子・岡田恵子著
『 考える技術・書く技術 』, バーバラ・ミント著
『 誰からも「できる!」と思われる 大人の語彙力ノート 』, 齋藤孝著
『 なぜあの人は人前で話すのがうまいのか 』, 中谷彰宏著
『 心に届く話し方 65 のルール 』, 松本和也著
『 スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン 』, カーマイン・ガロ著
第3階層 「影響力を持つ」ための「話し方」に関する参考文献
『 影響力の武器[第三版]なぜ、人は動かされるのか 』, ロバート・B・チャルディーニ著
『人を動かす』, D・カーネギー著
『 リンカーンのように立ち、チャーチルのように語れ 』, ジェームズ・ヒュームズ著
『 世界最高の話し方 』, 岡本純子著
『 AI分析でわかった トップ5%リーダーの習慣 』, 越川慎司著
『 ブライアン・トレーシーの話し方入門 』, ブライアン・トレーシー著
『 “トークの帝王” ラリー・キングの伝え方の極意 』, ラリー・キング著
『 ストーリーで伝えるブランド 』, デービッド・アーカー著
『 本日は、お日柄もよく』, 原田マハ著
『 リーダーの仮面 』, 安藤広大著
▶感想
リーダーに必要となる「影響力」に関するTipsが色々と記載してありましたので、これから意識して使っていきたいと思います。
以上です。
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