【読書メモ】『思いが伝わる語彙学』吉田 裕子 (著), 池上 彰 (編集)
▶今回の読書記録『思いが伝わる語彙学』吉田 裕子 (著), 池上 彰 (編集)
『思いが伝わる語彙学』
吉田 裕子 (著), 池上 彰 (編集)
KADOKAWA
▶感想
第3章の「まず身につけたい目的別特選ワード」は、最低限使いこなしたい語彙力のチェックリストとして使えると思います。
▶読後メモ
読み方を知っておくと信頼につながる22の言葉
迂闊(うかつ)、婉曲(えんきょく)、可塑性(かそせい)、完遂(かんすい)、忌憚(きたん)、矜持(きょうじ)、言質(げんち)、誤謬(ごびゅう)、忸怩(じくじ)、遵守(じゅんしゅ)、潤沢(じゅんたく)、順風満帆(じゅんぷうまんぱん)、嘱望(しょくぼう)、逝去(せいきょ)、脆弱(ぜいじゃく)、相殺(そうさい)、遡及(そきゅう)、凋落(ちょうらく)、月極(つきぎめ)、踏襲(とうしゅう)、陶冶(とうや)、便宜(べんぎ)
使い方を間違うと恥をかく10の言葉
与る(あずかる):お褒めに「○与る/×預かる」
割愛(かつあい):単に「省略する」のではなく「惜しんで省略する」
鑑みる(かんがみる):鑑=かがみ。照らし合わせて考える。「○~に鑑みる/×~を鑑みる」
しめやかに:悲しげに気持ちが沈む様子
すべからく~べし:当然に~べきだ
世間擦れ:世間で揉まれて悪賢くなる
他山の石
卑下する:自分で自分を低く言うこと
耳障り
役不足
改まった場面に必要な22の堅い言葉
乖離、可及的速やかに、瑕疵、葛藤、及第点、糾弾、僥倖(ぎょうこう:偶然の思いがけない幸せ)、形骸化、慧眼(けいがん:物事の本質を直ちに見抜く鋭い眼力)、研鑽・精進、膠着状態、固執、暫定的、収束、趨勢(すうせい:物事の成り行き、トレンド)、造詣(ぞうけい)、齟齬、逼迫、不遜(ふそん:思い上がって人を見下すような態度)、不退転の決意、揶揄
言いにくいことを伝えるときの22の大和言葉
あいにく、あしからず、お暇する(おいとまする)、お体に障る、おこがましい、お心づくしの、恐れ入ります、お力添え、お含み置きください、お目通りが叶う、お呼び立て、折悪しく、折り入って、~かねます、気を揉む、心ばかりの、心を砕く(いろいろと気を回し、できる限りの力を尽くす様子)、さしあたり、忍びない、つつがなく、ひとかたならぬ、不躾な、
似ているけれど実は違う22の言葉
延々/永遠、おざなり/なおざり、脅威/驚異、琴線に触れる/逆鱗に触れる、薫陶を受ける/私淑する、権力/権威、厚意/好意、ご存じである/存じ上げる、朝令暮改/君子豹変、陳謝/深謝、批判する/非難する
思考力を広げる22のカタカナ語
アウフヘーベン、アナロジー、アンビヴァレント、イニシエーション、グリーンウォッシュ、コンプライアンス、サステナビリティ、サンクコスト、ジレンマ、ステレオタイプ、デジタルデバイド、トレードオフ、ノブレスオブリージュ、バイアス、パラダイムシフト、フェアトレード、ポストトゥルース、ポピュリズム、ポリティカルコレクトネス、マッチポンプ、レジリエンス、レトリック
以上です。