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【資格】技術士 第一次試験(技術士補) 環境部門 効率的な勉強方法・独学・おススメの参考書

▶技術士第一次試験「環境部門」に合格しました!

■技術士とは

技術士(Professional Engineer)は、日本の科学技術における最高位の国家資格で、技術士の名称を用いて、科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価またはこれらに関する指導の業務を行う者を言います。

■技術士第一次試験の専門科目

技術士の技術部門のうち第一次試験を実施している部門は20部門あります。今回はこのうち「環境部門」の第一次試験(技術士補)に関する内容です。

01.機械部門     02.船舶・海洋部門  03.航空・宇宙部門
04.電気電子部門   05.化学部門     06.繊維部門
07.金属部門     08.資源工学部門   09.建設部門
10.上下水道部門   11.衛生工学部門   12.農業部門
13.森林部門     14.水産部門     15.経営工学部門
16.情報工学部門   17.応用理学部門   18.生物工学部門
19.環境部門
大気、水、土壌等の環境の保全/地球環境の保全/廃棄物等の物質循環の管理/環境の状況の測定分析及び監視/自然生態系及び風景の保全/自然環境の再生・修復及び自然とのふれあい推進

20.原子力・放射線部門

技術士第一次試験の科目(https://www.engineer.or.jp/c_topics/000/000289.html)

■技術士第一次試験の合格率推移

  • 技術士第一次試験の合格率推移は以下の表のとおりです。このうち「環境部門」については、過去9年間の平均合格率が37.6%と、20部門中19番目の合格率の高さ(難易度で言えば「難しい」)となっています。

  • ただ一般的に40%近くの合格率の試験と言えば、しっかりと事前に勉強・対策をしさえすれば、一発合格は十分可能です

■技術士第一次試験「環境部門」の合格証

私は技術士「環境部門」の第一次試験を受験し、合格しましたので、独学で効率的・効果的に勉強する方法とおすすめの問題集・参考書についてご紹介します。

技術士第一次試験「環境部門」合格証

▶技術士第一次試験「環境部門」の問題集・参考書

以前、技術士第一次試験「環境部門」を受験し、合格しましたので、専門科目のおすすめの問題集・参考書を紹介します。

(1) 技術士第一次試験「環境部門」専門科目 問題と対策 ★★★★☆

技術士第一次試験「環境部門」の専門科目の問題集・参考書は種類がほとんどなく、この本ぐらいしか選択肢がありません
●平成30年度の問題に対する詳しい解説と、過去出題された問題を分類別にピックアップして、分かりやすく解説しています。
●重要なキーワードなども挙げて対策の要点が絞り込まれており、効率的に学習が進められます。

(2) 過去問題 ★★★★☆

●日本技術士会の技術士試験のWebサイトに、平成23年度~直近年度まで(全10回分以上)の過去問題と解答が公開されています。
●技術士第一次試験は「過去問題と全く同じ問題・類似の問題が出題される」という特徴がありますので、過去問題の対策は必須です。
出題分野が多岐にわたるので、どこかの分野にテーマを絞るというよりは、過去問題はどの分野でもまんべんなく解けるようになっておくことが重要です。

▶技術士第一次試験「環境部門」の効率的な勉強方法

(0) まず「目標正答率」を決める

・一次試験は35問出題される問題の中から、自分で25問を選んで解答をするという、少し特殊な解答方法となります。
・合格基準は専門科目で「50%以上」となっていますので、回答した25問のうち「13問以上」正解すれば専門科目は合格となりますが、試験では、35問の中から正答の自信のある25問を選んで解答すれば良いため、実質は「35問の中から13問の正答」、つまり「38%程度」の正答率で良いということになります。
・よって「目標正答率」は少し余裕を見て「40%」と設定しました。

(1) 過去問題を10年分印刷し、解答を問題のすぐ横に書く

・技術士第一次試験は過去問題と「全く同じ問題」「選択肢の順番だけが変わった問題」「選択肢の文言の一部が変わった問題」が出題されるという特徴があります。逆に言うと、こういった「過去問と同一・類似問題」が出た場合には「必ず正答」できる状態にしておく必要があります。
・何年前に出題された過去問題が再出題されるかのパターンは特に決まっていませんので、できたらすべての過去問(10年分以上)を解いておくことが望ましいです。
・効率的に繰り返し学習できるように、過去問題の横の空白部分に解答を書いておきます

(2) 『技術士第一次試験「環境部門」専門科目 問題と対策』の解説をメモする

・(1)の過去問の空白部分に、『技術士第一次試験「環境部門」専門科目 問題と対策』の解説の要点をメモしていきます。問題集に取り上げられている問題は、何年度の第何問で出題された問題かが書いてありますので、それを手掛かりに、該当の問題の余白部分に解説の要点を追記し、過去問の答えの丸暗記ではなく、解説も含めて理解することで、知識の定着を促進します。

(3) 過去問10年分をすべて解けるようになるまで繰り返し解く

・空白部分にメモしてある解答を隠しながら問題を解きます。
・解答が横に書いてあるため、合っているかどうかの答え合わせがすぐにでき、最も効率的に学習を進められます。
・問題を解いた際には「○:自信を持って解けた、△:あいまいなのでもう一度やる、×:解けなかったのでもう一度やる」のマークをつけ、2回目以降は、△と×の問題を中心に問題を解き、全てが○になるまで繰り返していきます

以上の対策により、専門科目で合格点がとれるようになります。

▶【参考】基礎科目・適性科目の勉強方法

技術士の第一次試験で専門科目以外に実施される「基礎科目」「適性科目」について、勉強方法等をnoteに書きましたので、もしよろしければ併せてご確認いただければ幸いです。

以上です。

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