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【読書メモ】『論理思考大全』(西村克己著)

▶書籍情報

『論理思考大全』(西村克己著)

▶要旨

●考え方
・論理的と理屈っぽいの違いは、第三者が納得する理由が説明できるかどうか。
・マクロを見て、ミクロを展開する。
・少なく情報から結論を導くのが仮説思考
・問題解決に役立つSEP(System Engineering Process)。NASAが開発。分析→統合→評価→文書化の思考プロセス。
・オプション思考で可能性を広げる。
・意思決定プロセスは、目的の確認→代替案の作成→評価→決定

●話し方
・帰納法…データ重視。調査した結果、このような結論に帰着する(納める)推論法。
・演繹法…主張重視。前提や仮説を演じることで結論を導き出す推論法。
・判断=事実+経験や先入観。
・伝わりにくさの4つの原因…話の抜け漏れ、専門用語・略語、主語の曖昧さ・勘違い、原因究明のない解決策
・企画・報告はひな形を活用する。イントロ→問題提起→テーマ設定→現状分析→企画案の提示→企画案の評価→実行計画→付加情報(QC活動の流れ)
・暗い話題を避ける、人の悪口を言わない。
・反対意見にはYes,But法で対応

●書き方
・一文の長さは40字前後。
・文章を書き出す前に、目次を作る
・悪い出だしは、長い前置き、一般論、趣旨が伝わらない、書き手のご都合主義
・コミュニケーションの6つの構成要素は、背景、テーマと問い、書き手、読み手、答え、期待する反応。
・MECEにするための3つのコツは、要素分解、ステップ(プロセス、時系列、順番)分け、対照概念(反対、裏表、それ以外を探す)
・背景→テーマと問い→答え→根拠→まとめの順番がおすすめ。

▶感想

・西村克己氏の本は何冊も読んでいるので、目新しい内容というよりは、これまで執筆された書籍のうち、論理思考という観点でまとめ直したという印象。

以上です。

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