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星見夜ふかし遅起きのランチ

来週末、帰省する。

お盆休みは直前にワクチンの二回目接種をしたので、翌日は副反応による高熱で一日過ごしたし、
そのままお盆休みに突入。
たくさん寝て頭はスッキリしていたが、寝すぎて腰が痛かった。

ワクチンの2回目の日程が決まった時点で、帰省することは諦めていた。

そんなこんなで、ワクチン2回目から2週間が経ち、私の体には抗体ができているはずである。
緊急事態宣言は延長してしまったけど、この機会を逃すと冬が来てしまう。
年末年始の混み合うJRないし高速バスでの帰省は、リスクが高いのではないだろうか。

冬道を運転するのは、厳しい。
脱ペーパードライバーを果たしてから早4年か5年か。
冬道はまだ運転したことがない。
だから、まだ運転ができるこの季節を、逃してはならない。

いつも乗っているカーシェアの車はフィット。
大変乗りやすい。
それが一番の希望だったが、二泊三日の期間中にメンテナンスタイムが入ってしまった。
それにより、家から一番近いタイムズのカーシェアは、予約が取れなかった。

次に近いところで、二泊三日で予約が入れられそうな車を探す。

スイフトだ。
試しに一度乗ってみた。
アクセルとブレーキが軽い。
しかしコンパクトカーよ、乗りやすさはある。
フィットを探しても良かったが、三連休、この時点ではもう3日のうち何処かは予約が入っている。

いいか、スイフトで。

妥協した。

となると、もう少し乗り慣れておきたい。
ハッとして天気予報を見ると、金曜日は終日天気が良い。
先日のキャンプで見た星空に思いを馳せた。
星空をもっと見たいな。
星空の写真をもっと撮りたいな。

PowerShot G1 X Mark III
去年、支笏湖のホテルに一泊する前に購入した、ちょっといいコンデジ。
星空モードがあり勝手に設定してくれてきれいな星空を撮ることができる。
広角は少し狭いが。

自宅から、星が見られて、無料の駐車場がある所…

そうだ、小樽に行こう。

小樽でも、端っこの方にあるおたる水族館の、上の方に展望台がある。
祝津パノラマ展望台だ。
春に行ったことがある、街明かりの届かない小高い位置にあって、向こうは海だ。
さぞかしきれいな星空が見えるのではないだろうか。

金曜日、仕事を終えて帰宅し、早目の食事を済ませて横になった。
出発は22時半。
自宅から目的地は、約1時間。
少し仮眠をするつもりだったが、全く眠れなかった。

カメラとバッテリー、三脚、
そしてキャンプ椅子を持ち、徒歩5分程度のタイムズへ向かった。
鮮やかなブルーの車体、スイフト。
先日も乗ったので要領はわかっている。
荷物を積んで、運転席に滑り込んだ。
日中、25度まで上がった。
天気も良かったから、この時間でもまだ熱を帯びているような気がした。

それでは向かおう、小樽へ。
旧5号線を真っすぐ進み、中央区から西区、手稲区へ。
星置、銭函を過ぎればそこは小樽市内。
おなじみの小樽運河沿いを走り抜けたところで大きな道を逸れて、制限速度が50キロから40キロになる。
トンネルをぬけると、そこは観光地ではない小樽。
時刻は23時半。
細い横道に曲がり、ぐねぐねとした坂を登れば見えてくる。

祝津パノラマ展望台。
歩いて数分離れたあたりには、ホテルノイシュロス小樽。
ホテルを背に海向きに車を停め、外に出ると満天の星空がそこにはあった。

無題10_20210911142729

他にも何台かの車が停まっていて、皆思い思いにその環境を楽しんでいるのだろう。

いそいそと三脚を後部座席からおろし、足を伸ばす。
先日購入したソフト効果のあるフィルターをカメラのレンズに取り付けた。
コンデジだがフードを取り付けられるので、普段はそこに傷防止のフィルターをつけているが、そこにソフト効果のあるフィルターをつけることができるのだ。
なんだかワクワクする。
三脚の雲台にカメラを固定して、リモートシャッターもつける。
星空には欠かせないね。

カメラを構える前に、空を見上げて星空を堪能した。
なんてきれいなんだろう、先日の当別キャンプの時より見えるのではないか?
海ってすごい。
闇に溶けた海からは波の音。
少し冷えた風、虫の鳴き声。
日中は暑かったが、さすがに深夜ともなれば肌寒くなってくる。
半袖で来なくてよかったな。
キャンプで着る用のコットンパーカーをかぶって来ていた。

大きな流れ星が流れると、他の車から降りて同じく星を見ていた人たちから歓声が上がった。
わかる、うわあ!って。言いたくなる。
私も小さく声を上げた。
うーん、流星群のタイミングでまた来たい。

一通り楽しんだあと、無造作に三脚を置き、リモートシャッターのボタンを押した。

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ああ、きれいだ。

祝津パノラマ展望台は、北に面している。
そこから少し右を向くと、ゆっくりとオリオン座が上がってきていた。
冬の星座オリオン、秋口から見えるのか。

はっきり言って星座には無頓着だ。
目視してわかるのはオリオン座だけという。
なぜなら私は、目が悪い。
視力があまり良くないのだ。
もちろんメガネをかけて生活しているが、子供の頃からあまり視力は良くなかったので、目視で星空をシッカリと見たことがなかった。

オリオン座だけは、
そう、冬の空だけは、星がよく見えた。
実家の自室のベランダからは、オリオン座がよく見えた。
だから、オリオン見ると、懐かしい気持ちにすらなる。
ずっと昔から、変わらずに存在して、変わらずに認識できる星座だからかもしれない。

ある程度ソフト効果のあるフィルターでの撮影をしたあと、星空軌跡を取ることにしたが、寒くなってきたので三脚は車のすぐ横に配置し、
シャッターを押したら車内に逃げ込んだ。
外気を遮断できるだけマシだった。
結構じんわりと冷えるので、キャンプ椅子に座ってのんびり鑑賞というわけには行かなかった。
せっかく持ってきたんだけどな、スゴイッス(笑)

窓を少し開けていた。
横に置いたカメラから、軌跡撮影のパチリという音が定期的に聞こえた。
軌跡を撮るなら1時間程度は必要だ。
ドアによりかかるような体勢で、星空を眺めて待った。
パチリ、パチリとシャッターが切られる。
その間にも何度か星が流れた。
きれいだな、星が見られるっていいな。
あれは天の川なのかな、本当にすごくたくさん見えるんだな。
ポータブルバッテリーとホットエリアを持ってくればよかったな。

北海道の秋キャンは、本州の冬キャンレベルなのではないだろうかとふと思ったりしています。
朝晩は寒いから次のホットエリアを持っていこう。
モバイルバッテリーで暖かくなるヒーターベストとかも欲しいかもしれない。
モバイルヒーターひざ掛けもいいな。
温かいものがどんどん恋しくなる。
せめて水筒に温かい飲み物を持ってくるんだった。

そうして、合間にスマホを見たりして過ごし、ようやく1時間。


星空ぐるぐる。

うん、やっぱり広角狭いな。
普段は猫ばかりの写真を撮っているので、全く困らないのだけど、星天や風景写真を撮る時は、広角ウゥゥ、と物欲が刺激される。

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このような猫写真を撮ってます。
応援している保護猫活動をしているNPO法人で、私は、お掃除ボランティアをしており、
ついでに毎週大量の猫写真を撮って楽しんでいる。





これなんかは石碑の上辺りに流れ星らしきものも写っている。

たくさん撮ったので、フォトムービーでも作ろうかな。

さて、そんなこんなで2時間ほど撮影をして、すっかり冷えてしまったので帰ることに。
2時半くらいの話である。
ここまで1時間の道のりであった、帰りももちろん1時間。

草木も眠る丑三つ時とはよくいったもので、道は空いていて、たまに後ろから北元気な車に抜かれるくらい。
眠気はないが、仕事帰りに夜ふかしともなると少し疲れてくる。
途中のコンビニでトイレを借りて、温かいお茶を飲んだ。
やはりかなり体が冷えている。
小樽を抜けて銭函、星置、手稲区。
西区を超えてやっと中央区。
自宅マンション前に一度車を停めて、カメラ、三脚、使わなかったイスを部屋に先に戻して、
それから改めてタイムズの所定の位置へ車を返却。
スイフト、うん、旭川まで帰れそうかな。
乗りやすい車ではある。
しかし後ろを振り返る開けてみたら狭っ
これはキャンプ向きではないな(笑)

そこから徒歩5分程度の距離を歩き我が家へ。

帰宅後、カメラからスマホにデータを転送し、撮影した星空を観て悦に入っていたが、気がつけば4時を過ぎている。
土曜日は休みではあるが、徹夜する気はない。
寝ろ。
あーほらほら、空が赤らんできちゃってる(笑)
化粧を落として早々にベッドへ潜り込んだが5時近かった。

当然、起きたのは正午近く。
お腹が空いたのでベッドの中からスマホをいじり、ウォルトで注文。
天気も良かったので、ベランダにスゴイッスとキャンプテーブルを出して青空ランチと洒落込もうか。

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お味噌汁、おにぎり、唐揚げ、お茶。
ロースタイルでのんびりと。

ロースタイル気持ちいいなあ

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午後の日差しが眩しいので、日傘を設置。
あ、これ、とてもいいぞ(笑)

そんなわけで、ランチのあと、スゴイッスにだらりと身を預け、これを書いている。
少し離れたところから、石焼き芋販売のアナウンスが聞こえる。

秋だなあ…

これを投稿したら、珈琲を入れて、
ベランダでそのままおやつタイムと洒落込もうかな。

2分くらいの動画

ロングバージョン動画





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