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男👨と女👩の成長について

お客様より相続対策や終活のご相談を受けていて、コンサル件数を重ねるごとに次第に強く感じることがありました。(いや、現在進行形でその思いは日々強くなっています)

 それは中高年の男性の絶望的なまでの家族や他者への想像力の欠如です。
ご自身の財産の引き継ぎに遺言書を残された方が良いケースが多いので、遺言書の作成をお勧めするのですが、彼等は一様に戸惑い、また拒絶反応をする方も多いのです(これはご自身はまだ若く遺言書を各年齢としては早いといった次元とは別)。

「子供たちは仲が良いから、遺産分割で揉めることは無い」
「自分が亡くなったあとは俺には関係が無い。家族や親族が何とかする」
場合によってはこういった相談から逃げてしまう方も。

昭和のお父さんたちは、会社という組織や会社経営されていれば経営者として
いつも部下に叱責していた筈です「結論から言え!」「このケースのリスクは何だ。リスク回避を最大限しろ」と。

昭和のお父さんたちは会社と共に生きてきました。

こういった方が家族や相続のことになると極めて消極的なのです🤨

思えば昭和のお父さんたちは、会社に忠信を誓い、会社のために全力を尽くしてきたのです。その間、会社人や組織人、経済人としては成長しましたが、家族との関係は進まないまま、定年を迎えたケースも多いのでしょう。嗚呼、かくも長き家庭人としての不在。

女性は子供たちや親族の方と過ごし円滑なコミュニケーションを重ねてきたので常にこの部分については成長を続けてきたのです。

お父さんの理解不足や現状を受け入れる能力が欠如したことにより、残念な相続が見受けられるのはとても複雑な気持ちになります。
かく言う私もその想像力の欠如したオジサンなのかもしれませんが。

追伸:全ての男性が上記のような方とは限りません。中には家族への愛情溢れる素敵な御仁もいらっしゃることも記しておきます。


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