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相続について

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日頃、相続対策のご相談を受けている立場から、相続、遺産分割について感じる所を書きました。
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#遺言

時には鈍感力も罪となる

以前高名な作家さんが、時には鈍感力も必要だと言う類いのエッセイを書いていたように記憶しま…

遺言執行者の重い責任

 大まかに言うと、遺言書に書かれている内容を実現する(遺言書に書かれた財産の分割について…

年の暮れに思う

 こんにちは😃  私の住む関東地方では、季節外れの暖かい日が続きますが、いよいよ今年も残…

コストへの過剰な意識が本質を見失う

 失われた30年によるデフレが継続したためか、人々の潜在意識の中に、サービスはタダや安くて…

日々忙しい中での決断〜来た電車に飛び乗る勇気

 日々、相続対策の相談、特に遺言書作成が急務の対策と考えられるお客様に提案した際に、時折…

相続揉めはなぜ起きる?〜家督相続と現民法

 相続が発生した場合、家族で争いになる「争族」の話をよく聞かれると思います。相続の現場に…

遺留分について〜子供は当然に親の全財産を相続出来ない⁈

民法の相続 第9章に遺留分の記載があります。 遺留分とは、遺言を書いた場合、一定の相続人に対して、遺言によっても奪うことのできない相続財産の一定割合の権利を言います。 第1042条①では遺留分の帰属として兄弟👬姉妹👭以外の相続人云々とあります。(兄弟姉妹には遺留分がありません:兄弟姉妹が相続人になるケースで遺言を活用する例は、後日投稿致します。)  要は遺言で財産の指定相続分が少ない、あるいは全くもらえない相続人には、一定の割合まで他の受益した相続人等に請求できるのです。