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ひなあられは、「あられ」じゃない話。

3月3日はひな祭りです。
ちらし寿司や蛤のお吸い物、ひなあられ、菱餅、甘酒などで
お祝いをします。
ひなあられの「あられ」は、
その形が空から降ってくる「あられ」に似ていることから付けられました。

空から降ってくる「あられ」と似たものに、「ひょう」があります。
「あられ」は、「霰」と書き、空から降ってくる時に、
散らばって降る様子から付けられたとされています。
「ひょう」は「雹」と書き、
氷の粒が雨の粒で包まれる様子から付けられたとされています。
この2つの違いは、氷の粒の大きさです。
「ひょう」は、直径5ミリ以上、「あられ」は直径5ミリ未満で、
「ひょう」の方が大きく、発達した積乱雲から降ります。

ということは、
ひなあられの大きさのものが空から降ってきたとすると…
「ひょう」です。
毎年、ひなあられを食べる時は、
この大きさだと「ひょう」だよなーと思ってます。
これは気象予報士あるある・・・なのかもしれません。

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