どこまでが友だち?
Fri(end)s 公開おめでとうございます〜!これまた考察しがいのあるMV&曲が来ましたね。楽しい〜〜!
ということで、早速書いていきたいと思います。
いつものことですが、考察と言いつつ大半が自分語りです。こういうのは観る人の価値観に大きく左右されると思うので、そこから説明していかなければいけなくて。どの説が正解とかもないと思いますので、それも踏まえて宜しくお付き合いください〜。
結局人は無関心
MVと曲のメッセージはそれぞれ別だと感じたので、分けて話していきたいと思います。まずはMVから!
私が感じ取ったMVのストーリーは
① 周りはいちゃいちゃ愛し合っているのに自分だけ独り身の世界
→「 うぜ〜!!」と思ってるうちに車に轢かれてバッドエンド
→ 「よかった、夢だった!」
② 自分は恋人がいてラブラブだが周りは争いが絶えない世界
→ 今度は自分が浮かれていたら車に轢かれてバッドエンド
→「これも夢かよ!」
③ 今度は自分がもう1人⁈
→「これも夢だな…」
→ さて、現実の僕はどんな世界にいるどんな人??
ご想像にお任せしますEND
って感じかなと。昨年アカデミー賞のエブエブを始め、昨今のアメコミ原作ドラマ&映画で人気のマルチバース説も考えられますが、私は3段階夢オチ説で話を進めたいと思います。
私が注目したいのは、前の2つがどっちもバッドエンドなところ。
やってることは真逆なようで結局どちらも鬱陶しく、他者への思いやりが欠如した世界だと感じる。どっちの世界にもいたくない。たとえ②で自分に理想の恋人がいるのだとしても。
そしてテヒョンとドライバー双方の不注意で事故が起こり、テヒョンが大惨事になってても周りは気に留めていない(恋人以外)。結局皆最後まで自分のことばかり。
人が争い合う愚かさを描く作品は割とあるけど、愛し合うのも争い合うのと同等の迷惑行為として描かれ、「これは愛が溢れる世界でしょうか?」と問題提起してるのだとしたら、風刺が効いてて面白いなと思いました。
そこから③への流れはどういうメッセージなのだろう。「やっぱりまずは自分を愛して死を回避しよう→結論 Love Myself」かもしれないし、「これは全て夢でしたが、このような結末を避けるために現実はどうあるべきだと思いますか?」という問いかけかもしれないし、2つの世界とも現実を象徴してて「さぁ、アイドルのテヒョンは恋人がいない方が幸せになれるか、いた方が幸せになれるか、どっち?皆で考えよう!」というブラックジョークの可能性も?…捉え方は人の数ほどありそうです。
まずは信頼関係
これまでも「向き合うよりも一緒に前へ」、「だから恋はしたくない」、「恋愛関係ってそんなにいいもの?」などなどの記事で書いてきたように、私は熱狂的な愛がちょっと苦手で。だからMVもこういう解釈をしてしまうのかもしれない。酒に酔ったような「恋の病」の状態は、一時的には燃え上がってロマンチックかもしれないけど、長続きしなさそうだと熱する前に冷めてしまう。相手のみならず自分もモチベーションを保てる自信がない。適度な距離感でお互いを尊重し、周りも見えた理性的な状態でもお互いを「愛しい」「大切だ」としみじみ思える間柄が理想的だなぁ…と。
と言いつつ、世の中の多様な恋愛観を否定する気もないので、最近食わず嫌いだった恋愛映画やドラマを色々見て学んでいます。見る動機がおかしくない?って若干思いながら…(苦笑)
案の定「??????」ってなるのもあるのですが、ちゃんと共感できるものも出てきた。やっぱり分母をデカくして全てを避けるのは勿体ないですね。
最近のヒットはテヒョンとも仲良しのヒョンシクさんが出てるドクタースランプ!
そしたら、よくやりとりしている友人の1人が私と同じような理由で最近ロマンス小説を読んでいるという話をしだして、すっかり盛り上がってしまいました。例を出し合い、共感できる部分とできない部分を分析して、そろそろトークルームを「恋愛とは何かを考える会」に変えた方がいいんじゃないかと思ってきた。 皆もう結婚して子どももいるのに今更何やってんだって話なんですけど、色々な考え方があるなぁと勉強になっています。
その中で学んだひとつが「親愛」「恋愛」「性愛」はそれぞれ異なるという話。親愛と恋愛の違いは分かりやすいけど、恋愛と性愛は一緒でなければと考える人が多いはず。でも別にそうとも限らないよね、と。
そう考えると、3つの中で一番「恋愛」が分かりにくい。それでトークルームでも激論になったのですが、「『私が』その人と直接関わりたい」とか「他の人といるところは見たくない」とかそういう感情も含まれるのかな…という結論になりました。皆さんはどう思いますか? 「リアコ」とただのファンの違いはそこのような気がするけど。推しへの愛の種類がどれに近いかによって推し方が違うのかもと考えると、なかなか興味深いです。
あ、誤解のないように言っておきますが、恋愛と性愛は別だと言っても浮気を容認しているわけじゃないですよ!浮気は必ず被害者がいる。結婚してないフリや、隠れてこっそり裏で愛人と会うのは普通に詐欺&契約違反。あと、同じことを相手がやっても許せるのかと問いたい。相手がやったら許せないことをやるのは、ただの自分勝手でしかない。
だからポリアモリー(関与する全てのパートナーの同意を得て、複数のパートナーとの間で親密な関係を持つ)はありだと思ってます。その人たち全員が本当に幸せで被害者がいないのなら問題ないと思う。1人でも気が変わって独占欲が出たらドロドロして面倒臭そうだから私は関わりたくないけど…。
私は自分ではデミロマンティックなのかなと思っています。とにかく親愛なしで恋愛が始まるパターンがあまり分からない。順序良く【親愛→恋愛→性愛】(親しい間柄からの真剣交際)、順不同でも【親愛→性愛→恋愛】(セフレから真剣交際)、【性愛→親愛→恋愛】(ワンナイトから真剣交際)は割と共感できることに気付きました。
それでも恋人に
こういう話を長々語ってきたのは、Fri(end)s の歌詞に関わってくるから。
テヒョンがLayoverやFri(end)sで語ってるラブストーリーは総じて【親愛→性愛→恋愛】っぽく感じます。この曲だけだと一線越えてない可能性も考えられるけど、Layoverの収録曲の雰囲気含めて考えると越えてそう。今回出てくる「一線を越えてしまったら絶対に取り返しがつかないのは分かっている」という歌詞は「お互いの気持ちをきちんと確かめ合う」という意味じゃないかな(という願望)。
このパターンのエモさは、既に長年の信頼関係があり、かつ身体の関係もあって、遊びだったら一番楽で都合が良い状態とも言えるのに、きちんと恋人になりたいという気持ちが湧いてるってこと。それって回り回ってとても誠実で純愛じゃないですか??(個人の感想です)
改めて自分はなぜ親愛なしの恋愛が苦手なのか考えてみたんですけど、最初から恋愛モードだと、その人が元々人間的に良い人なのか、好かれたくて私だけに良い顔してるのか判断できないからじゃないかなと。もっと言うと、ヤリたくて優しくしてるだけかもしれない。目的達成後にクズ人間だと分かるパターンって大体こういうやつだと思うので…。
なので、お互いに恋愛感情がない時から信頼できる人だった、もしくは成り行きで身体の関係になったけど、その後からでも真面目に絆を育む意志がみられる恋愛パターンの方が見てて安心できるんだろうなぁと思いました。
もちろん曲がそのまんまテヒョンの恋愛観とは限らないけど、テヒョンの交友関係や、スタッフやメンバーへの対応を見てても、彼はロマンチストではあるけど、人間的な絆をすごく大切にしてますよね。アミをずっと「友だち」と呼んでいたけど、決して軽んじている感じじゃなかった。だからしっかりと「親愛」を築いた相手でないとその次の感情が湧いてこないというのはありそうだなぁと思いました。うっかり惚れるとかなさそう。まぁ、いつものごとく妄想ですけども。なんだかテヒョンとも曲を通してお互いの恋愛観について語り合ったような気分になれて面白かったです。
とにかくテヒョンのソロ曲は、大変私好みの恋愛小説を読み終えたような、ドキドキニヤニヤが止まらない作品集だということを伝えたかった!
さて、もう一周、またLayoverのアルバムから聴いてこようかな。
ついでにその時書いたのも貼っておきます!
【追加】ウガウガファミリーの可愛いリアクションが来ましたね。見返し用に貼ります。この3人とのガチ演技共演とかもいつか観たいな〜。あまりに豪華キャストですが!
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