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向き合うよりも一緒に前へ

兵役の話が出たら書こうと心に留めていた話がある。

正確に言うと、ジンくんがいない間、私自身が心に留めておこうと思っている話か。

とある男の失恋話

 以前に何度か記事で書いているが、私は夫の仕事の関係で韓国に住んでいた。その繋がりで、韓国人の男性陣も交えて食事をする機会が割とあった(私たちは韓国語を話せないので会話は英語)。

その中で印象に残っているエピソードがある。プライベートなことなので大雑把に話すと、とある男性が「兵役が終わる直前に結婚まで考えていた彼女に振られた」という過去を暴露してきたのだ。興味深かったのは、その場にいた人たちの反応。「あるある〜」「俺の友達もそれ」「行く前にプロポーズしてなくて正解だよ」

彼ら曰く、兵役期間を乗り越えられないカップルは多く、人によっては兵役行く前の恋愛=真剣ではないらしい(絶対個人差あると思いますが)。逆に言えば、そこを乗り越えた2人は将来も安泰ってことなんでしょうけど。

彼女の心が一足先に兵役から帰ってきた先輩に傾いてたとか、行く時はわんわん泣いてたのに、後半結構休みが取れるようになってきたら「また?」みたいな反応になっていったとか、初めは休暇中のデートが軍服なのを喜んでたのに(一応休暇中も軍服を着用することになってる)3回目でもう飽きたと言われたとか、そこから皆が口々に出してきたエピソードが切なすぎて、どんな顔で聞けばいいのか分からなかったんだぜ(苦笑)

試される愛

 別にこの話題からメンバーの恋愛事情について考えたいわけではなく、何が言いたいかというと、兵役期間の遠距離恋愛って、進学や就職や留学やらで離れ離れになるのとは少し状況が違うということ。

そう、兵役に行く側は心変わりする要因がないのだ。だって誘惑がないもん。常に離れていくのは待つ側。そして、そういう女性側の心の変化を事前に感じ取ったとしても、男性側はなす術もなく受け入れるしかない。

その時に言われてたのが、要注意彼女は「会えなくなるなんて耐えられない」「寂しくて死にそう」「待ってるから!」とめちゃくちゃ泣いてるタイプだと。そういう人は大体熱し易く冷め易いから?シチュエーションに酔ってただけで元々そこまで好きではなかった? 辛すぎるから考えないようにしようとして逆に心が離れるのか? 会える会えないを重要視するから近くにいる男性に目移りしやすいのかも? ……などなど色々分析されてたけど、何にせよ「行く直前とその後の態度の差が残酷」という話。

あ〜〜〜〜。
ね〜〜〜〜。
(すごく分かるけど、なんと返していいやら分からない時の相槌)

私もこれだけ散々愛を語ってしんみりしておきながら、2年後には「前好きだったんだよね、懐かしい〜!そんなことより聞いてください、今推しの話ーーーー」とか呟いてる人にならないようにしよ(その前にTwitterそのものがあるかどうかも危うくなってきましたが)。

複数の依存先

まぁそうは言っても、我々の場合は恋人じゃなくてアイドルとファンですからね。そこは現実的にね、律儀に一筋でいる必要もないと思う。待ってる間、他メンや他グルのことを楽しく呟いたら薄情者だと思われるのは心外だ。

グクのW杯開会式すごかったし、これからナムさんの供給が始まるし、ホビはMAMAに出るし、他3人もこれから色々出してくるんだろう。既に色々起こりすぎてるけど、まだChapter2は始まったばかりなんだよな。

あとバンタン以外では、HYBE運動会で見かけて以来、ファン・ミニョンくんが気になってます。で、出演してる「還魂」観てみたらすごく面白かったんです。12/10からシーズン2が公開ですって。先日発表されたHYBEアーティスト活動計画で今後ソロアルバムが出るって言ってた。楽しみ。ジンくんとはまた全然違うおっとり天然キャラです。

こらこら、最初の話と矛盾してんじゃんって感じなんですが、まぁ最後まで聞いてください。

この間、TLに流れてきた呟きですごく心に刺さったものがありまして。

この流れだと浮気者の言い訳みたいに聞こえちゃって元ツイに申し訳ないんですが、これ自体は恋愛、結婚、育児、仕事などあらゆることにも通じる真理だなと思って。

「脇目も振らず1つに集中する」ってよく賞賛されるけど、メンタル的にはリスキーなんですよね。その一本に何かあればたちまち全て崩れるし、圧を加えすぎてその大切な柱さえ壊しちゃうかもしれない。アミ活やってると、サセンやらアンチやらアクゲやら重すぎる愛情がおかしな方向にひん曲がった人たちもたくさん目にするので、余計に考えさせられます。

推し活も恋愛と同様、程よい距離感を保つことが長続きの秘訣なんじゃないかな。

……ということを書こうとしてたら、ちょうどYahooニュースに「推し疲れ」に関する記事が上がっていて、とてもタイムリーだなと思いました。

あなたが見ている世界を見たい

 私は元々恋愛でも「2人だけの世界」とか「僕には君しかいない」みたいな関係がちょっと苦手で。側からそういうカップルを見てる分には楽しいこともあるんですけど、自分自身はあまりそうなりたくない。

 だからジンくんが「アミ以外のことにあまり関心がない」とか「自分がどうかよりアミが喜ぶことを」と口にする度に、嬉しいよりも心配が先に立っていた。アミの目を気にせず、彼がもっと自由に好きなことをできますように。アミ無しでも生き甲斐を感じて、どうか我々の預かり知らぬところでも笑っていてほしい、と(もはやそれはファンなのだろうかという気もしてくるけど)。

でもここ最近公開されるコンテンツを見てて、そんな心配する必要なかったなって思い直しています。

友達が少ないとか無趣味だとか自分では言ってるけど、彼はゲーム、テニス、酒、農業、釣りなどなど自分が興味ある分野を通して、人の縁を大事にして世界をうまく広げられる人なんだなと改めて思った。確かに根底に「アミが喜ぶから」という動機はあるかもしれないけど、しっかり自分の楽しませ方も熟知している人だ。

そんな彼がもらったお酒のレシピの名前が「四海兄弟」だなんて、師匠、粋すぎるでしょ。今後お酒の世界も深掘りしていくのかな。2年後の楽しみが増えたね。

しかい‐けいてい【四海兄弟】
《「論語」顔淵の「四海の内皆兄弟なり」から》世界中の人が兄弟であるということ。または、すべての人間は人種・民族・国籍を問わず、兄弟のように愛し合うべきであるということ。四海同胞しかいどうほう。
コトバンク

あと、これもよかった。

実は私、キメ顔でとことん見つめられるより(まぁそれも眼福ですけど)、こうしてジンくんが見ている世界を共有してくれたり、楽しそうに何かに集中している横顔を眺めている方が好きだったりします。だからどうかこれからも自分の世界を大切にして、自分の幸せをとことん追求してほしい。でも結局彼の幸せは周りの人たちの幸せでもあるんだよね……なんかグルグル同じところを回ってるな。
なんだ、ジンくんは幸せ増幅装置なのか。

…………はっ、「幸せ増幅装置」?!! それだ!!
自分で書いておきながら、本当にそうだなと今思った。

私も世界を広げて待ってます

いつも以上にとっ散らかった内容になりましたが、要は何が言いたかったかというと、ジンくんはこれからも最推しなんですが、彼のことを過度に心配するのも嘆くのもやめようと思って。他メンの供給があったら素直に喜ぶし、今まで書く機会がなかったジンくんやバンタン以外のトピックについても今後ゆっくり触れながら、落ち着いて帰りを待とうと思います。

そう考えてみた時に、気付いたことがあるんです。
自分もジンくんを心配してたくせに、私もここ最近めっきりバンタンにしか関心がなかったわ。でもそれでかえって視野が広がって、多趣味になって、人の縁も繋がっていってる気がする。結局ジンくんと一緒なんじゃないか。

NoteやSNSを通したアミ友との交流や韓国語勉強ももちろんなんですけど、もっと分かりやすい例で言うと、ナムさんとジンくんが話していたサスペンスドラマ「シスターズ」が気になって観たらとても面白かった。グクがコラボしたきっかけでCharlie Puthのアルバムを聴き始めた。一昨日ぐらいから、ジンくんがこの間出てたバラエティ「ランニングマン」の製作陣が作ってるNetflixのバラエティ「犯人はお前だ!」を観始めたんですが、これがなかなか新感覚で面白い。ものすごくキムソクジンのためにあるような番組なんだよ!復帰したらマジで出てほしい。ほら、また今後の楽しみが増えた。

だからね。
あまり悲観的にならず、今後も色々とバンタン繋がりの楽しいNoteを書いていこうと思います、という決意表明でした。




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