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エスキスをARで行おう【建築】

毎回エスキスに苦戦しているうどんです。
エスキス時に毎回作成するスタディー模型。複数個模型を作成するのは大変ですよね。
そこでスタディー模型をARで表示し、作成コストを下げる方法を解説します。

3DデータをARで表示してみよう

使用するソフト,アプリ
Glb出力可能な3DCGソフト(objファイルで出力)
Blender(glbファイルで出力)
Adobe Aero

3Dデータを作成する

まずはARで表示したい3Dデータをobjファイルで出力します。
今回はRino7のデータを使用します。


丸みのある建築の場合ポリゴンは多いほうが良い
Rhino7の場合は、サイズが大きすぎると読み込みの範囲外に行ってしまうので、サイズを小さくしてから読み込みましょう

Blenderで読み込む

次はBlenderという3Dソフトで、作成したデータを読み込みます。
ダウンロードしていない方は公式サイトからダウンロードしましょう。
objファイルを読み込むことができて、glbファイルで出力可能な他のソフトやサイトでも構いません。

ダウンロードするとこのような画面になります
画面右上のレイヤーを右クリックで選択し消去しましょう
インポート→(.obj)を選択
先程保存したデータをインポートしましょう
glbでファイルをエクスポート

Adobe Aeroにインポートする

エクスポートしたglbファイルAdobe AeroでAR表示することができます。
こちらも公式サイトからダウンロードしましょう。
また、作成したglbファイルは、スマートフォンなどのARで使用する機種に移しておきましょう。
スマートフォンでも可能ですが、大画面のiPadの方がエスキスしやすいです。

左下の新規作成を選択
カメラが起動されるので、タップしてアンカーを作成します
左下の+からファイルを選択
アンカーの上に先程作成したデータを乗せていきます
右上のプレビューモードでいろいろな角度から見ることができます
QRコードやURLで共有することも可能です

実際にARでエスキスを行った感想

実際にエスキスを行ったのですが、ARの場合模型ほどしっかりと観察することができませんでした
まだ形の決まっていないエスキス初期の、ボリューム模型の際などに使用するのが良いと思います。
また先生によってはデジタルに不慣れな方がいるので、最初のエスキスでは両方作成し様子を見るなどの対応が必要です。

最後に

建築コンペを開催しているので、興味がありましたら参加してみてください。


















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