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高橋ダンは本当にサムネみたいな事を言っているのか?

パンローリング主催投資戦略EXPO2023、現在申し込み募集中ですので興味ある方はご参加お待ちしています。

会場にはお騒がせFXグループ「トレードアイランド」のブースも登場。

サングラスで隠し切れない美貌と歴戦ハイレバトレーダーさえちょっと引くくらいの狂乱トレードを見せる事で大注目のごはっちゅう暴威ちゃん(工学修士持ち)もブースで暇人達の相手をしてくれるらしいですよ。


お前はパンロの回し者か、って言われるかもしれませんがパンロで多少役立った本は「(エッセンシャル版の)マーケットの魔術師」だけであとの著作は私にあんまり合いませんでしたね。
しかもエッセンシャル版のってよく考えたら出版社パンロじゃなくてダイアモンド社じゃん。

もしかして私ってパンロの恩恵あんまり受けてないんじゃ・・・?




あと長尾慎太郎はどれだけ序文を書いてる(書かされている)のか。



生涯現役が叶えられやすい業界?


先日、東京ドームに『天才プロレスラー』武藤敬司の引退試合観戦へ行ってきました。


プロレス見始めた頃の武藤はスキンヘッドになるかならないかみたいな、とりあえず頭が寂しい状態で「強いけど膝がかなり悪いらしいオッサン」なネガティブイメージを持ってしまい、その後数年を過ごしていました。
そしてニコニコ動画やYouTubeで過去の試合とかが見れるようになるとそこには赤いパンツをはいたフサフサの武藤が信じられない動きで相手をなぎ倒す姿が。
そこから私は一気に平成初期~中期プロレスにも引き込まれ今に至るわけです。

感想としては、「生で観戦できて良かった!」の一言につきます。

憧れの人を生で見に行くってものは、私の場合『TEAM2000万円』『爆損シューター』『わがままな部屋小僧』『絶える毛根』こと岐阜暴威さんで何回か経験してるわけですが、(当たり前だけど)岐阜さん見るのとじゃ格が違いましたね。
同じハゲでもカッコよさが段違いです。


一方で株クラの方で話題になっていたのが「キャリア69年の現役デイトレーダー」藤本茂氏。

18歳から株をやってきた藤本氏。
オイルショックとかニクソンショックどころの次元ではありません。
69年前と言ったら吉田茂の神武景気の頃ですよ。
私も漫画日本の歴史でしか聞いたことないですよ、神武景気とか岩戸景気とか。

https://youtu.be/gqYavUTZKrM


景気のいい話に乗せられて株をはじめたイナゴの一人だったのかもしれませんが、人間万事塞翁が馬というわけでこれだけの資産とキャリアを積み上げてきたのはリビングレジェンドと言わざるを得ません。

下の動画は1960年の東京証券取引所紹介ビデオですけどこの時点で余裕でバリバリトレードやってるんですからとんでもないです。


若干喋り方には年齢を感じさせられますが、我が祖父が同じ年齢の頃に気力もすっかり弱り寝込む時間が長くなっていたのを考えると非常に頑健で聡明さを保っていると思います。

藤本氏は「デイトレが好きだから死ぬまでやめへん」と言っていました。

武藤敬司は「プロレスラブ」を唱えながら股関節の痛みで泣く泣く引退してしまったわけですが、それを考えると「トレードラブ」「インベストラブ」というのは他のジャンルより引退を引き延ばせたり長続きできる可能性を秘めたものかもしれませんね。

ただそれは資産が溶けなかったり、多大なストレスで心筋梗塞その他諸々の疾患にならない事が前提であることは言うまでもありません・・・・・。


YouTubeを犠牲にするYouTuber高橋ダン


さて、今回の本題は皆大好き『米国が誇るトップクラス投資家』『元ヘッジファンドマネージャー』『元ヘッジファンドディーラー』『元ヘッジファンドトレーダー』『元ウォール街で裁定取引のトレーダーをしていた人』と年々肩書のトーンダウンが激しい男、高橋ダンさんです。


高橋ダンさんと言うと今やすっかり「サムネの面白い人」。

『MACD』『RSI』といったオシレーターを再流行させた最強投資系YouTuberの姿も今や昔です。


ただ、ダンさんにも言い分があるようです。
曰く「2022年は自分が創設した投資系SNS『ポストプライム』を成長させるために精力を注いだ。そのためにYouTubeは犠牲にしてしまった。」というもの。
サムネやタイトルが適当だったり雑だったりしたのもこれが理由(?)だったということでしょうか。


ダンさんがカラオケの十八番にしているのがCaling。
私も同じB´zファンとしてCallingは大好きです(テンションの落差があって歌いにくいけど)。

ただなんとなくいい話でまとめようとしていますが、サムネに関しては外注なんだから言い訳はできないでしょうと。
ポストプライムに注力するためYouTubeのサムネを外注してクオリティを保とうとしたってのなら理由はわかります。

今までネタ的に言ってましたが、もしかしてマジにダンさんは悪徳ぼったくりサムネ業者に捕まってしまっているのかもしれません。
そうであるなら一刻も早くパートナーを変えるべきです。

ダンよ、どうか苦しまないで。


高橋ダンの真実について


サムネの顔芸と「僕は売る」「全力買う」「○○間違っている」というシンプルなパワーワードで我々の心に訴えかけてくるダンさん。

ダンさんが強気だったり弱気だったり意見を表明すると、その度に株クラは揺るぎます。


昨年一昨年とJR株とかANA株を勧めていたダンさんが「初めて日本株を買う」っていうのは衝撃通り越して爆笑モノです。
ダンさんに乗せられ日本株を買った人たちは怒る気力さえ沸かないでしょうね。

ところが、上記の動画を聞いていると様々なマクロ的データなどを持ち出してきて今後の日本の株価は上昇していくという主張をしており、自称元ウォール街の人間だった片鱗を見せています。
そしてなにより「僕には日本人の血が流れている。世界で日本が馬鹿にされると悔しい。僕は日本人と結婚して日本に定住し、これからの人生を日本に賭ける気持ちになった。」とダンさんの非常に熱い決意表明も聞ける名動画になっているのです。

こんなことなら回りくどいタイトルなんてせず「僕の決意表明を聞いてクダサーイ」みたいなシンプルな物でよかったと思います。

思えば、ダンさんの動画は最近サムネに『絶対買う!』って載せててタイトルで「買う時なのか?」と妙に弱気になってるという一目で主張がよくわからない作りになっています。

真にダンさんがなにを言ってるのかは動画の内容を見るまでブラックボックスなのです。
シュレディンガーのダンじゃないですけど、ダンさんの研究は岐阜さんやJINさんやmanager2525あたりと比較すると多大な時間がかかるのです。

というわけで、今年入ってからダンさんが「売る」とか「買う」とか「もう嫌だ」とかメッセージ性のあるサムネイル動画が果たして第一印象に沿った内容になっているのかまとめてみましたよ。


まず最初のこのサムネ。今年はじめに公開した動画だけあって福笑いでもオマージュした顔でしょうか。

「米国株、マズい!」ではなく「?」をつけてはいますが、これを見て視聴者はダンさんが悲観してるから上げだなと思うはずです。

ところがこの動画でダンさんは「年始一発目は上がる事が多いから下がるのはちょっと不安だね」といいつつ「下落率は低いからそんなに深刻に見なくていいかも」と楽観視。

【結局⇒米国株はマズくない】


続いては衝撃的なこの動画


強気のサムネ、弱気のタイトルというダンさんの様式美がフルで活かされた名サムネです。もし1ヶ月公開が早かったらサムネアワード受賞ものでしたわ。

この動画が公開されると「終わった」などとロンガーの悲鳴がこだまし、実際この後株価が下落してしまいました。
やっぱり曲がり屋なのかダンさん。

内容面を見てみるとなんと「僕はこれから買っていきます!」とダンさん超強気。
サムネのテンションに内容が合致してることに衝撃を受けます。

「昨年サンタクロースラリーがあった」「年始5日間の株価がプラスだった」「昨年の年間パフォーマンスが-20パーセントを下回っていた」「1月の月間パフォーマンスがプラスで終わる」の4条件が完成した時は株価がすさまじく上がるらしいようで、ダンさんは『長期的に』投資していくといっているのです。
だから短期で下がってもダンさんは屁とも思っていません。ある意味長期投資家の鑑と言えますでしょう。
ただなんか消化不良感があるなあ (;´∀`)。

【結論⇒ガチのマジで100%買いにいく、ただし『長期的』に】


その後出された動画がコレ。


お前もう売るんかい!と株クラ勢からしこたまぶっ叩かれてましたが落ち着いてタイトルを見てください。

「?」があるでしょ「?」が。
これはちゃんと中身を精査しなければいけないパターンですよ、はい。

で、もちろんそんな実験体になってくれる人がいないのは分かってますんで自らでこの動画を確認したところ

【結論⇒短期では下がるけど長期的にはあがるから皆は買う準備をしろ】

となんと買い推奨の動画だったのです。

ここまで見てきて分かる通り、ダンさんは2023年のパフォーマンスを長期的に良好なものになると予測しており基本強気なのです。

だからダンさんが弱気なサムネとか大下落とかそういう動画を出した時に、逆をついて買おうとするとそれこそダンさんと同じ方向性になってしまうのです。
ダンさんに抗うには年間通して空売りし続けなければならないというわけです。

ただ、この「売る時?」動画のうざい所はダンさんがたまに机をカーンッ!!と叩くところ。

(19分30秒過ぎ)「日本では自慢はあんまりしちゃいけない社会なんですかね?僕がアメリカで教わった事は(ここで机をぶっ叩く)当たってるときはちゃんと皆に言いなさいってこと!!」と巷で曲がり屋扱いされていることにストレス感じてるのかなあと勘繰ってしまうような行動を見せるダンさん。

もう曲がり屋とかそれ以前にトレーダーとして見られているのかさえも怪しくなってるダンさんですが、変なサムネや不自然なタイトルの割に内容面はそれなりのものを作っているということが分かりました。


サムネ遊び=タイムパフォーマンス高


今年幾多の動画を見てきた結果、ダンさんはサムネのまんまの主張をしたり、真反対の主張をしたり、主張すると見せかけてニュースの紹介だけだったり、DO NOTHINGだったりと割合的にどれが高くてどれが低いのかわからないYouTuberだという感想を持ちました。

一つ一つの動画が30分程度あり長いため、以前までだとダンさんの結論に達する前に飽きてしまう人も続出していたでしょう。
今は章立てをしているためまとめのタームまでスキップしやすくなったり、視覚的によりダイナミックな表現を試みたりと改善されてきています。

なにより前まで一日動画を5,6本上げるようなマシンガン戦略をやめたおかげか、ダンウォッチャーにとってもより主張へのフォーカスがしやすくなりました。

ただ、おそらく大多数の人にとってダンさんの動画に30分時間を割く人はそう大量にはいないことでしょう。
そこまでしてダンさんの主張を聞くくらいなら他の楽しい事とかに時間を注ぎます。

でもダンさんはやっぱりネームバリューがあるから動向だけはどうしても気になります。
そこで時間を大してかけずにダンさんの動向やポゼッションが(それが真実かは別に)知れて、なおかつ楽しめて共通の話題にもなれるタイムパフォーマンスに優れた遊びが「高橋ダンのサムネいじり」なのです。

だからもうダンさんはおもちゃみたいなもので、ダンさんをどう知ってどう自らの知見を広げるか、ではなくダンさんでどう遊んで自らを満足させるかみたいな次元になっちゃったのです。

そこに関して誰よりもサムネで遊んでる私が批判できる立場で全くないことは重々承知ですが、最近のダンさんは昔(が酷すぎたのもあるけど)より予測や分析の精度が上がってるんでそこはもう少しだけ皆から関心持たれて欲しいよなあとちょっとだけ考えて今回このような記事を書いた次第です。
少なくとも100%曲げる死神ではなくなっているのです。う~ん、やっぱそれはつまらねえなあ


最後に一つ。

ダンさんが以前テレビ番組でポストプライムを活用した投資戦略というのを紹介していました。

なんとポストプライムユーザーにアンケートをとって、ユーザーが弱気だったら買い判断を行い強気なら売るという『逆神戦略』を使っていたのです。

ダンさんがマシになった原因ってコレか!?

逆神は逆神を知る、というのでしょうか。

もしダンさんがこれを最初から見越してポストプライムを作っていたとしたらとんでもない策士です。

それか自らが逆神になっていた経験を流用したのか。

ネタにされまくっていたポストプライムもいつのまにか段々規模がでかくなってきました。

ここ10年の個人投資家の憩いの場、TwitterはCEO交代から改悪が進み徐々にTwitter離れが進行しているとのこと。

もしかしたらあと10年したら我々もポストプライムユーザーになっているかもしれません。

その時私はダンさん関係の記事をすべて礼賛する内容に編集し直そうと思います。