90年代ファッションを紐解く 「アメカジ・渋カジ」
おはようございます!
東京は快晴です。
昨日は久しぶりに寒さが戻り、クリニーングに出す予定だったダウンモッズコートを着ることに。
この時期は気温の変化が激しいのでお天気チェックが欠かせません笑
今回は「90年代ファッションを紐解く」というテーマを話したいと思います。
ファッションに敏感な方はここ最近よく耳にする「90年代ファッションリバイバル」。
でもつい数年前までは、「80年代ファッション」と言ってましたが笑
古代ローマの歴史家クルティウス・ルフスの言葉「History repeats it self」いつの時代も過去にあったことはまた後の時代にも繰り返して起きるということ。
もちろんその時代とは全く同じではなく現代にアップデートされていますが、ファッションにも当てはまると思います。
そのような時代背景をファッションに取り入れると違った目線で楽しめますし、自分自身で自分らしいファッションが表現できるのではないかと思います。
皆さんにこれからのファッションを楽しむヒントになれば嬉しいです!
「アメカジ・渋カジ」
1980年代後半〜’90年代初期にかけて大流行した「アメカジ・渋カジ」。
DCブランドに飽きた学生の生徒たちが、仲間内でレザーライダースやスタジアムジャンパーをお揃いで着てチームを組んだりしていたスタイル。
実はこの現象もリバイバルで60年代のニューシネマを代表的する映画(イージーライダー)などで登場する「バイカーズルック」や60年代アメリカ東海岸の名門大学アイビー・リーグの学生のスタイルの「アイビーリーグルック」。
60年代のニューシネマを代表的する映画 「イージーライダー」
60年代アメリカ東海岸の名門大学アイビー・リーグの学生たち写真集 「テイクアイビー」
そして拠点が渋谷センター街だったため、いつしか彼らの装いは渋谷カジュアル=「渋カジ」と呼ばれるようになりました。
1980年代後半〜’90年代初期に学生だった65年〜75年生まれの方はきっと今も思い入れのある人は多いでしょう!
私もその一人です笑
「アメカジ・渋カジ」は、1980年代後半頃から若者のファッション誌やカルチャー誌で頻繁に紹介されるようになり全国的な流行しました。
それと渋谷や原宿でアメカジSHOPが強い発信力がありました。
例えば代表的なアメカジSHOPだとプロペラ、スラップショップ、バックドロップ、レッドウッド、ナムスビ、ジョンズなどなどです。
もちろん私が働いていたビームスもそうです!!
当時を振り返ると、今のようにインターネット環境もなく全ての情報が雑誌または服屋さんでした。
だからこそ狭い「渋谷」と言うコミュニティーな場所が注目されたと思います。
そして、当初はひとつのスタイルだった「アメカジ・渋カジ」は’90年代頃初めにアメリカンバイカーズ的なスタイルを嗜好するハードアメカジ、キレイ目のアメリカ東海岸トラッドを嗜好するキレカジ、シアトル発祥のニルヴァーナのカートコバーンが代表的なグランジなど細分化されました。
1989年代後半からシアトル発祥のオルタナティヴ・ロックの一つである「グランジスタイル」
このように1980年代後半〜’90年代初期に流行した「アメカジ・渋カジ」も2つあげた例のように60年代後期のスタイルがベースにアップデートされています。
私もその当時は60年代から70年代の映画や音楽を貪るように観たり聞いたりしました笑
History repeats it self. ファッションって面白いですね!
最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も皆さんにとって素敵な一日になりますように!!
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