スタッフ紹介/仲島義貴

今回弊社スタッフを紹介をさせて頂きます。
先日も話をしましたが弊社には数名の元サッカー選手が業務をおこなっています。今回紹介するのは プロサッカー選手であり、先日弊社InstagramのLive配信でMCを務めてくれた仲島義貴です。

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【プロフィール】
仲島義貴(ナカジマヨシキ)
1993年8月18日生
兵庫県出身
ポジション/DF
ヴィッセル神戸Jrユースーヴィッセル神戸U-18ー国士舘大学ー愛媛FCーBOX HILL UNITED(オーストラリア)


初めまして。仲島義貴です。
UDNメンバーの一員としてこの会社で働いています。
UDNSPORTSは名前にSPORTSと書いてある通りスポーツ選手のマネジメントやエージェント業をメインに、社会貢献活動やスポーツ教育の活動をしています。

僕は2018年の8月頃までプロのサッカー選手として活動していました。ただ今に至るまで色々な経験を経て、ここにいます。僕の事を少しでも知ってもらえるように自分の情報や考え方等も含めて発信していきます。


簡単に僕のプロフィールを紹介したいと思います。僕は徳島県で生まれ神戸で育ちました。2人兄弟の長男で血液型はAB型。人と同じことをするのが嫌いで、いつも違う道を行くような性格でした。自分らしく。考えて動くよりも感じて動く。Feel と Think そんな考えをモットーに日々生活しております。


現在スポーツ選手のマネジメント会社で働いていますが、実は僕も元々プロサッカー選手でした。高校生の頃はヴィッセル神戸ユースでキャプテンをしており、夏のクラブユース選手権ではMIP賞という個人賞もいただきました。多くの学びを得た高校生活の中で、その当時の監督からはサッカー面含め、それ以外にも学ぶ事が多く【人生我以外皆師】という言葉を教えていただき、自分に関わる全ての人から学びを得ようという姿勢になりました。
その後大学に進学を決意し、1年生の開幕戦から全試合に出続け、全日本大学選抜にも名を連ねていました。ですが怪我が多く、4年生の頃が1番試合出場が少なかったのが悔しい思い出です。学業の方では教員免許を取得し、文武両道、学業もスポーツも熱心に取り組んでいた学生生活でした。

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ここで余談ですが、僕がサッカー選手になる夢のキッカケの話をしたいと思います。小学生の時に【夢で逢えたら】という特別授業の一貫でヴィッセル神戸の選手が小学校で授業をするというものがありました。僕がいたクラスがたまたま当選し、なんと当時ヴィッセル神戸でプレーしていた三浦知良選手が来てくれました。そこで夢についての授業をしてもらい、小学生ながら物凄く刺激を受けました。僕がプロサッカー選手になると決意したのはこの時で、なんとその10年後、大学生の時に同じピッチでマッチアップし試合をした事は今でも忘れられず、感慨深いものがあります。


その後、J2愛媛FCに入団をしプロとして第一歩を踏み出したものの半年で退団。自分の中で色々物事を強く深く考える事が大きくなり、自分の中で一杯一杯になってた時でした。
上記で述べた Feel と Think。
大人になる、歳を重ねるにつれて、Feelでは動けなくなりThinkする事が多くなっていると感じていました。物事を考えすぎてもうまくいかない、時には直感で動かなければいけない時もある、そんな事を色々考えさせられた1年でした。

えひめ


退団してからの1年は、本当に色々な事をしました。サッカーしかしてこなかった自分にとってこの期間はとても良い経験になりました。色んなバイトをしてみたり、山に3ヶ月籠ってみたり、海外に住んでみたりと。ただ心の奥底でもう一度プレーしたいという気持ちが強く、2017年の12月から単身オーストラリアへ渡り、Jリーグでいう3部のチームとシーズンが始まる前にプロ契約を結ぶ事ができました。海外でのプレー、環境面も含めかなり大変な事は多かったのですが、自分自身の成長に大きく繋がる経験でした。言語、文化等日本と異なる部分は多くありましたが、その一つ一つが自分にとってプラスになりました。度重なる怪我もありシーズン終盤で日本へ帰国。サッカーを引退する決断をしました。その後は、オーストラリアでコーヒーの魅力にハマり、サッカーと同じくらい没頭しました。その後カフェでバリスタとして働き、色々経て、現在に至ります。

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大学を卒業してからのこの4年間で、本当に色んな経験をする事ができました。サッカーをしていた頃はサッカーという武器があったものの、辞めてからは何もありません。これからの人生、自分はどう生きていくのか、そんな事も深く考えるようになりました。この社会の中で何かスキルを身に付け、仕事をしていく。自分の中にしっかりとした一本の軸を持って生きていく。今後の自分の人生について改めて考えました。ただ多くの経験をした中で、やはり何より自分にとって1番の財産となっているものは出会い。出会いがサッカーを離れた後の僕の人生の手助けをしてくれています。そして、その出会いが自分の成長にも繋がっていると思います。


僕がこの会社に入ったキッカケもそうです。
この会社に入る事で多くの人達と関われる、そんな事を想い入社しました。それまではまったく違う仕事をしていた僕ですが、たまたまお話をいただき、この時はまさしく直感でここで働きたいと思いました。ただ、もう一度サッカー界に戻る事には多少なりとも抵抗はあったものの、やっぱりサッカーが好きで、色々な人達と関わりたい。そして自分がサッカー選手だった時の経験や、海外での生活など、リアルに選手に伝えられる事が自分には多くある。人とは違う経験をしている。そういった事を選手に伝えたくこの会社に入りました。


プレーをする側からマネジメントする側。自分が選手を育てる。僕がこれまで生きてきた経験を踏まえて、どんな選手を育てていきたいか。やはり海外で生活をしていた分、海外に行くメリットを強く感じているところはあります。グローバルな選手、これが僕が育てていきたい選手像です。やはり日本という狭い国内でプレーをするのではなく、もっと多くの選手が海外でプレーをしてほしい。ではなぜ海外でプレーすることがいいのか。ただただ海外へ行ってプレーをする、それだけでは意味はないのかもしれません。何を理由にそこへ行くのか。そういった事も考えながら行動していかなければいけないと思います。これからは選手としても、人としても、グローバルな人材になっていくべきだと考え、サッカー選手もこれまで以上にどんどん海外で挑戦する選手が増えてくるべきだと思います。サッカー選手としても一流、一人の大人としてもグローバルなスキルをもつ。そんな選手を育てていくことが僕の想いです。


そういったスキルをプレーヤーの頃から少なからず身に付けるという事は大事だと思っており、厳しいサッカー界の中で、どう生き残っていくかを日々考える。毎年入ってくる若い選手達に追い越される選手も多くいます。そういった事を踏まえても、選手はセカンドキャリアを同時に意識していくことが必要だと思います。1日24時間ある中で、2時間ほどの練習。残りの22時間をどう自分の中でマネジメントし、生活していくか。ここが本当に重要になってくると思います。海外でプレーしたいならこの時間に勉強をしなければいけないし、もっとフィジカル的に強くなりたかったらトレーニングをしなければいけない。いかに自分の時間をうまく使って行動に移すか。多くの選手は考えるだけで終わっているのが僕の正直な意見です。考えた後は行動する。口だけで言うのは簡単ですがこれが意外と難しい。自分もなかなか行動に移す事は得意ではありませんが、意識をする事で多少なりとも考え方は変わってくると思います。選手をマネジメントする立場、そういった事も考えながら一人の人間としての人生形成をしていく。そんな手助けができればというのが僕がこの会社でやり遂げたい想いです。


長々とここまで色んなことを述べましたが、今後もっとサッカー界が大きくなっていく過程の中で自分が関われることに誇りを持ち、選手と共に成長、次なるステージへ行けるように日々邁進していきたいと思います。


仲島義貴