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心拍数で「閾値」を決定することに対する違和感

前回計測した有酸素性作業閾値(AeT値)のフィールドテストを踏まえて、82%の強度で再計測を試みました。

前回の記事は下記からご覧ください。

FTP(Functional Threshold Power)については、簡単ではありますが下記のサイトに記載しています。

前回、有酸素性作業閾値(AeT値)判定のためのテストをした手順で、3分間のウォーミングアップした後のデータ(60分間)をチェックしてみます。

本当は82%のイーブンで走りたかったんですが、強風でパワーを維持するのが困難でした・・・。

ペースではなくて、「パワーを一定に保つ」というのがポイントです。

東京湾岸エリアは基本的に風が強いので、こういった計測には不向きかもしれません。

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前半30分間・・・242w ÷ FTP:287w × 100 ≒84%
後半30分間・・・247w ÷ FTP:287w × 100 ≒86%

ということで、パワーを維持することはできず、計測失敗ですね。

ただ、心拍数の上昇率を見ると、前半よりも2.54%ということで、強度が上がっているにも関わらず、誤差5%以内に収まっています。

心拍の変化は日によって変わってきますが、少なくとも私の場合はFTPの80%程度の強度であれば、60分間ある程度一定に保つことができそうです。

82%、83%辺りでも、そんなに変わらないのではないかと。

では、この辺りが私の有酸素作業閾値(AeT値)なのか?というと恐らく違うはずです。

ペースで換算すると、フルマラソンでサブ3.5ペースですからね。

そもそも、去年の夏以降1km4分台でトレーニングすることは、ほとんどないので・・・。

仮にFTPの70%程度で走るのであれば、前半30分と後半30分で心拍数の変動はあるでしょう。

実際に計測したことがないので、今のところは何とも言えませんが、強度が低ければ低いほど、前後半の心拍変動は大きくなるはずです。

例えば、心拍120bpm台を維持するのって、結構大変ですからね。

だから、心拍数で各種閾値を判断するのは限界があるんじゃないか?とは思っていますが、それ以外の明確な指標もありません。

まだまだ科学で解明できそうな領域は残っていますね!


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