【自分5/100】7歳、子供ながらに親に対して申し訳なく感じた話
運動会の時の事。2年生のだしものはミッキーマウスの格好をしてダンスするやつ。
男子と女子が背の順にそれぞれ縦一例に並んで踊る。最初の方は男子も女子も同じ振り付けで踊るのだが、途中、となりに並んでいる女子がとなりの男子の周りをクルクル回るという流れがあった。
そこでのこと。ちょっとわかりにくいので、よくイメージしながら。
背の順に並んでるから、1番小さい男子に1番小さい女子が、1番大きい男子に1番大きい女子が男子の周りをクルクル回る。
しかし僕のクラスは男子が15人女子14人。
そう男子が1人余る。
僕はちょうど真ん中、大きい方から数えても小さいほうから数えても8番目の真ん中。大きい方から、小さい方から順にペアになっていくと僕のペアの女子がいない状況になる。
僕にだけ周りをクルクル回ってくれる女子がいない。
きっと、クラスで1番嫌われている男子に見えているに違いない。変なあだ名をつけられ、その僕の名前をもじった菌が繁殖し、女子たちの何かの罰ゲームは僕に触る事。だから僕の周りを回ってくれる女子はいない。
きっと周りから、僕はそんな風に見えていたに違いない。
僕自身、恥ずかしくてしょうがなかったのだが、それよりも両親があの状況を見てどんな風に思ったかと考えたら、申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
お父さん、お母さん心配しないで、あれはしょうがない状況で、僕は決して嫌われているわけじゃないからね。そこそこ楽しく過ごしているから安心して。
そうだ、僕はクラスで1番足が早かったからリレーでアンカーをやったじゃん。
誇りをもっていいよ。
そんな事を思った運動会。
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