【自分7/100】9歳、女の子の友達がうちに遊びに来る

僕がまだ小学生の頃、週休2日制ではなかった。土曜日は午前中で授業は終わり。

ある日の土曜日、クラスの女の子2人組に、
「今日遊びに行っていい?」
と言われた。
頭で何か考えることもなく、反射的に、
「いいよ」
と言ってしまった。
「じゃあ1時頃行くねー」

家に帰りお昼のサッポロ1番塩ラーメンを食べながら、パニックになってきた。

なんで、来るなんて言ったんだろう?
女の子と何して遊べばいいんだろう?
僕1人でいいのか?
っていうかお母さんに女の子が遊び来るなんて言うのなんか恥ずかしい。

やばいどうしよう。

そうこうしているうちに1時が近づいてきた。
玄関を出て道路を見ると300mくらい先に2人がいるのが確認できた。

ホントに来た。

まずはお母さんに報告だ。
「今日ちょっとうちに女子が遊びにくるから」
「あら、そう」
あっけなかったが、今思えばそんなもんだ。

ちょっと1人じゃ不安だ、2つ隣の家の翔太を呼ぼう。
よし、翔太に来てもらって万全だ。(何が?)

ピンポーン

来た!!

「どうぞー、こっちの部屋来てー」
冷静を装っていたが、心臓バクバクだった。
とりあえずファミコンをセットした。

この話しに大したオチはないのでサクッといこう。

僕は、その時やっていたドラクエをただひたすら1人でプレイしていて、女の子2人組と翔太はただそれを3時まで見ていただけで終わるというお粗末なおもてなしだった。

いったいどう思っていたのだろう?確かめてみたい。

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