
旅で揃える
同一規格で比する悦び
東南アジアの渡航先で、STARBUCKS COFFEE(以後、スタバ表記)を目にするようになって久しい。現地の景観に馴染ませようというお店造りが、西洋の視点からのアジアという意訳になっている設定も興味深い。
好奇心に任せ水分補給も兼ねて入った店内では、いつしか『A DESTINATION GIFT FIT FOR COFFEE LOVERS』というご当地グッズを展開している棚に目が向くようになった。
まずはタンブラーから始まった“海外スタバ”収集。バンコクの100店舗開業記念や、バリ島の伝統布シリーズがかなり気に入ってるが、さすがに収納問題により最近では自重している。そもそも日本で、外出時にタンブラーを持ち歩く習慣が身に付いていないし。
というわけで、マグカップにシフト。まず寝起きに一杯、食後に一杯、ブースターとして一杯、息抜きに一杯の珈琲中毒なのでこれは実際にお役立ち。ひとくちプラスαのサイズ感が手頃なCITY MUGは利用頻度も高い。59mlしか入らないYou Are Here Collectionに関しては、完全にコレクターアイテム。日本人だもの、“小さきものは、みなうつくし”の精神で。
更に時節ものの展開も見逃せない。初台湾はちょうど中秋節ドンピシャだったので、星の輝きを纏う満月を模したソーサーと夜空を背景にうっとり微睡む兎。かわええ。
次回の台北行きでは、春爛漫なこのシリーズが待ち構えてらっしゃるとのこと。良き哉。
「ときめいたら断捨離しなくていいんですよね?」とは我ながら強弁と、自宅のクロゼットを眺め歎息する今日この頃だけに、次回は実用的で嵩張らないものも狙って。
迪化街を重点に攻める旅なので、記念にこちらのスタバカードを。深夜便での帰国だからと、デイユースにこのスタバを階下に聳え立つホテルも手配したことですし。
集めれば壮観。
「ここまで来て、スタバかよ」とは仰らずに。
スタバという同一チェーンにより規格が揃っているからこそ、渡航先の特色も浮かび上がる。
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