東南アジアからの留学生
とある教育プロジェクトの打合せ中。
カフェで仕事の付加価値の話をしていたところ、東南アジアからの留学生だという若者が「ちょっといいですか」と話しかけてくれた。
彼は日本人の同年代の社会人(新卒くらいかな?)の報酬に違和感があるとのこと。
曰く、社会人としてのスキル以前に、生きる力が圧倒的に世界と比べて弱すぎる、と。
メンタルとか、目標とか、死生観とか。
(宗教が過剰に悪だと思っている時点で無知、とかも言ってたかな。)
そんな人材、これから使い物にならないのに、会社の歯車を回させるためだけに採用し、採用された側も喜んでいる。
自分たちは違う。
まず、自分の国以外で働く意義を知っている。
働く術を、もう身につけている。
言葉の勉強も日本人よりしてるし、日本が好きだから日本のために何ができるか本気で考えている。
もちろん相手は世界だから、自分の分野以外の勉強も一生しないと生き抜けないだろう。
代わりはいくらでもいるんだから、質が高くても、できることが1つや2つ程度の人材が生き残るのなんてほんの数パーセント。
しかも、極める努力もそこそこしかしないくせに、1つや2つのことを得意がり、うまくいかないとスネる人も多すぎる。
甘えた子供のようだ。
仕事を趣味程度で考えるからそうなるんだ。
つまり、自分が社長になって、日本人を叩き直したい。
あなた達の話は、自分を招いてくれたボスと同じで面白いから、雇ってほしい。
何の仕事かは知らないけど、大体のことは絶対にやってみせる。
もちろん、給料は自分が決める。
←え。
というキラキラした目の若者の話。
ちなみに、雇われるのは「雇われてやる」に近いんだそうだ。
勉強のためでもなく、プロの人材として自分の時間と労力を提供するし、ゆくゆく独立するんだから敬意を払えと。
意識高すぎてちょっと笑った。
最後に、君のボスは誰だと聞いたら、ちょっと引くくらい大物の名前が出た。
世界には、こんな素敵な人材がいるのか。
雇えなくて申し訳ない。
頑張る。
p.s.
太ももの写真集が流行ってるって話をしたら、狂ってるよ、と静かに言われました。
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