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15個のカノジョ

僕たちは二人で一人の作家であり
クリエイターであり
エンターテイナーだ

僕が目を瞬かせて見つめれば、彼女はまばたき一つせずにじっと見つめる
僕がぼーっと空を見上げれば、彼女はじっくりと現実を見る
僕が小さなことに感動すれば、彼女はそれらを当然のこととする
僕はくるくるに巻かれた髪で、彼女の艶やかな長い髪はどこまでも真っ直ぐだ

僕は『未熟』で、彼女は『完璧』だった

そんな僕らは一緒にものを作り出す

時にぶつかり
時に融合し

最後に壊した

僕は壊した彼女を15に分けた
それらの一つ一つにメモを残し
素敵な彼女を皆にプレゼントするんだ

うまくいったかって?
計画通りにはなかなかいかないものだね
何しろ臭くなる

順番に開けられることがないし
15個を集めて初めて完成する

その15個を手にするのは
知らない者同士の君たちだ──

***

実はこれ、漫画として夢に見たことです。
だから、この続きはありません。

でも、面白いなと思って書き記しました。

猟奇的な事件にも見えるけど、そもそも『彼女』は人間なの?とか。
分けた15のプレゼントの中身は、人体である必要はないし…とか。

メッセージの方に重要性が隠されているとか。

視点をこの『僕』にすることもできるし、これが殺人事件なら警察官としてもできるだろうし、偶然にカノジョを見つけてしまった15人の人達にもできる。

一つの言葉を深掘りして、それを色々な視点でのストーリーにする。

小説でも漫画でも、創作することの楽しさは
『色々考えて、色々やってみて、どんなものでも一つの形となる』
ことにあるかなー。

サポートありがとうございます!頑張った証として、素直に甘んじます(*'ω'*) あなたの応援を一つの糧に、より心動かすストーリーを書き続けます!!ひゃっほい!わっほい!嬉すぅいいいいっ!!精神年齢8歳くらいだな私は、うん。