なぜPrideにひと月費やすのかって?Happy MF PRIDE!

北米に住むコーディ・ハーマンさんは元敬虔なキリスト教徒で、男性と結婚していましたが、いまは宗教から離れて本来の自分を隠さずに生活されています。パーソナルトレーナーをしながらボディビルダーとしても大会に出場し、フィットネスや食事についてなど、コーチングもされています。(許可を得て訳しています)画像の左が性別移行前、右が現在。もちろん長い年月をかけてこの肉体に。

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「なぜプライドに一月かけるのか?」 と聞く人もいる。
僕らの多くが、何年も本当の自分を隠してきて、恥だと思うことがあまりに根深いものだから、それを振り払うには1日じゃ足りないんだよ。笑

僕自身は本当に敬虔なクリスチャンとして育った。周りと違うのは分かっていたけど、うまく言えず、それが何なのかもわからずにいて、どういうわけか、隠すべきこと、悪いことだと感じていた。

成長して何が違うのか気づき始めたけど、本当の自分になれる余地はないと思っていた。

何事にも真剣な性格なもので、キリスト信仰にも全力で、神様を喜ばせることが当時の僕には全てだった……だからキリストのためにできる最善だと思ったことをした。21の時に結婚した。

簡潔にいうと結婚はうまくいかなかった。

神様というものがあるか分からないけれど、信仰を続けるために信者がみじめになってほしいような神は、どこの神でも最低だ。インスタの言葉で言うならナルシストって呼ばれるかな。笑

何が言いたいかというと、この人生、恥じて無駄にするべき隙間は一瞬もない。

「そのlifestyleには同意しない(lifestyleは性的指向やジェンダーが選べるものだとする蔑視表現)」「混乱してるだけ」とか「いかれてる」とか「求めてるものにはなれない」とか、そんなことを言われて、じわじわとくる恥じる気持ちに負けないようににするのは楽じゃない。

でもね、誰がなんと言おうと、自分のことは自分がわかっているし、それがわかっていることを、誇りに思っていい。
誇りに思うみんなにHappy Pride!

原文も貼ります。

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いうまでもなく、トランス男性は男性です。トランス女性は女性です。
周囲へのカムアウトも社会における可視化のためには大事ですが、いま苦しんでいる人が自分について受け止められるときが早くきますように。

嬉しいです。ありがとうございます