優柔不断に季節の変わり目は辛い

ここのところ降り続く雨が、かすかに残った夏の暑さを洗い流して季節をどんどん次に運んでいこうとする。

北海道はすっかり肌寒くTシャツと短パンで寝ているのも限界が近づいてきた。

会社に行く前、ほぼ半袖しかないクローゼットに嫌気がさして、朝も早よから秋冬服の入った衣装ケースをよっこらしょと引っ張り出した。

ここ数日同じようなシャツを着まわしていたので選択肢が増えて良かったが、選択肢が増えると今度は迷う時間が増える。
朝の時間は、服を迷っている時間などないはずなのだ。
シャツにするかトレーナーにするか、はたまたカーディガンを羽織るのか。
適当なTシャツかブラウスを選べば済む夏に比べて、秋冬は、一気に服の選択肢が増える。

人間、選択肢が増えすぎるとかえって選択することが難しくなってしまうらしい。
悩みに悩んで諦めることもあるし、
結局定番しか選べないなんてこともあるもんね。

暑さ寒さの判断もしなければいけない。朝、暑いと思って薄着で外出した帰り道。寒さに凍えて自転車をこいだ経験があるからかなり慎重になってしまう。

優柔不断な人間にとって、季節の変わり目の服選びは難しいのだ。

もっと寒くなるとアウターとの相性だって考えなきゃいけない。おしゃれを楽しむ季節ともいうが、楽しめるほどおしゃれでもない。

だけど、街ゆく人の服装も様変わりしていて、それを見るのはなんだか楽しい。
秋冬のファッションって、なんだか好きなんだよな。
自分ではコーディネートできないけど。