寺田本家へゆく

これまでの投稿は過去の内容で、なんとか今に追いつこうと1つ1つがかなり長くなってしまっていましたが、これからはもう少し短め、気楽な内容でやっていこうと思います。


千葉県に移住してきて、やりたかったことの1つに「寺田本家の蔵見学」がありました。距離が近いと行きやすくていいですね。今年の1月に行ってきました。

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自然食で、日本酒が好きな人だったら必ず行き着くのが寺田本家。全量無農薬のお米や蔵付きの麹菌を使い、昔ながらの酒づくりをしています。昔はどの酒蔵もそうしていたのかもしれませんが、今は珍しくなりました。

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酒はもともと“百薬の長”と言われていたそうですが、むしろ今は体を壊すお酒の方が多い気がします。それは単に飲み過ぎとかそういうことではなく、その原材料によるものだと思います。作り手の苦労もありますから一概に否定はできませんが、本当に安心して楽しく食べられるもの、飲めるものがあるというのは本当に有難いことです。

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披露していただいた元摺り唄は“いい場をつくり、菌たちも喜びそうでした
今回の酒蔵で一番感動したのは、普通酒蔵では禁止されている納豆菌をはじめとする雑菌を排除していないところ。”いい場”をつくれば、ちゃんと均衡を保ち、いろんな菌のはたらきがお酒の旨みになるのだとか。生物多様性を受け入れる姿勢は人間社会でも学ぶものがあります。

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東京に住んでいる頃から僕は寺田本家のファンで、楽しい場にはいつも寺田本家のお酒がありました。微生物たちが喜ぶよいお酒には人間関係をも醸す力があるのかもしれません。

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