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観葉植物との成長日記

2022年1月

今の家に引越してきた。
引越しのたび一緒に移動してきた家具を入れた部屋は、やっと少しだけ自分の居場所感をつくってくれた。

2022年4月

観葉植物を探しに出かけた。ホームセンターで見つけた50%オフの表示の木箱にぎゅうぎゅうに並べられた植物達に目がいき、その中ですぱっと剪定され、小さな芽を出し始めたパキラに出会う。

茶色でガサガサした幹から、ツヤツヤした黄緑色の新芽が出て、栄養を取り込んでまたここから大きくなろうとしている姿に目を奪われた。新しい生活を共にする最初の相棒。大切に育てよう。

おうちに持って帰ってきた時

2日後

ツヤツヤの葉っぱが増えて大きくなる

1ヶ月後

大きくなった

無事に元気に育ち始めた。もう大丈夫そう。
この頃、ホームセンターで小さなコーヒーの木を見つけた。
ツヤツヤした濃い緑。小さい鉢の底から根が飛び出してきて、そろそろ出してと言わんばかり。私はとにかくツヤツヤした緑に弱く、心惹かれてしまう。育ててみよう。
「コーヒー アラビカ」と書いてあった。大きく育てていつか庭のある家に住んで植え替えて、庭でコーヒーの豆を摘んで1杯の珈琲を淹れる。そんな密かな夢と共につれて帰る。


自転車のカゴに乗せて。パキラを植え替えるための大きい鉢も買う。

パキラもコーヒーも植え替えをものともせず元気よく育っていった。
植物を観察すると時々予想外な発見をすることがある。コーヒーの葉っぱはほとんどが先がツンとしているのに、なぜか一番下の葉だけがとがらずに丸い。これってどんな意味があるんだろう。


2022年6月

観葉植物といえば、実家で育てているサンスベリアに一度花が咲いたことがあった。真ん中に1本スーッと茎が伸びてきて、見たことのないスタイルで白い花が咲いた。サンスベリアに花が咲くなんて知らず驚いたが、写真も撮らずに毎日眺めていた。とても珍しい花だそうで、撮っておけば良かった。

いつものホームセンターで、土もない空のバケツに丸裸でバラ売りされていたサンスベリアを3本買って植えた。そういえば実家で植えた時は母が3本を1列前向きに植え付けて、向きが違うだけで新鮮だと笑ったことを思い出した。真ん中を向かせてそれっぽく植えてみる。

同時に、大きなグリーンショップで見つけたローズマリーも仲間入りした。香りが好きで以前も育ててみたことがあったがうまく育てられなかった。今回は大きく育てられるといいけど。
植物が4つになった。


2022年8月

ローズマリーだけが枯れてしまった。ちょっと細くなってきた?と思ってからは少し水を上げる頻度をあげたが、明らかに枯れていったので多分一度水不足になって弱ってしまっただったんだろう。ごめんよ…。

3つになった植物(パキラ、コーヒー、サンスベリア)は、すくすく育った。
以前、園芸のプロの方から水やりについて教えてもらった。水やりする時は少しではなく思いっきり、たっぷりあげること。根っこにはいろんな菌がいて、水はそれを流してくれる役目もあって、たっぷりあげて流してあげることで、栄養補給だけでなく植物を健康に保ってくれる作用もあるから。

これだけを守って水やりをしてきたらほとんどの植物がぐんぐん成長してくれた。水やりの時、下からどんどん水が流れ出ることが大事で、受け皿にその水が残ってそのままにしてしまったりするとあまりよくない(気がする)。だからベランダに置いてどんどん水を流してしばらくはそのまま置いておく。

植物達のその後と今の様子。

パキラは2度植え替えをした。
幹が太くなり葉っぱがどんどん出てきて新芽に日が当たらなくなってきたので、なんとなくかわいそうな気がして避けてきた剪定をすることに。一昨日、思い切ってぽきぽきと剪定。今の様子はというと、残った葉が今までにないサイズに一気に成長している。驚いた。剪定してよかったんだ。幹にも日が当たるようになってまた大きくなるだろう。日当たりも風通しも良くなり新芽がどんどん出てきてる。

コーヒーは1回植え替えた。
今の暑い時期、水分がすぐに必要になるため1週間に2回ほどは水をあげている。買ってきた当初より少し葉っぱの張りというか厚みがなくなってきていて、栄養が足りていないんだろうか?あと強い日差しで一部葉が焼けている。枝はなかなか大きくならないが、葉を健康に保たないと育たないだろうから、まずは手狭になった植木鉢から植え替えて、栄養もあげてみようか。

サンスベリアはある日、植木鉢の隅から2つ新しい芽が出てきて驚いた。子株は土の中で親株とつながっていて、栄養をもらいながら成長し、自分で光合成できるようになると自ら栄養を作り出すそう。かわいい。動物と一緒だ。
その後2つの子株はぐんぐん成長し、なんと2ヶ月もしないうちに親株を追い越していった。今も日に日に身長を伸ばしている。成長の速いこと!


複数の植物を一緒に育てるうちにその個性がわかるようになった。水を必要とするタイミングもそれぞれで、その様子がわかるようになった。
コーヒーは明らかに葉っぱがしなっとして、水をあげると10分後にはシャキンと機嫌良さそうにしている。
サンスベリアは水が不足すると葉全体がきゅっと収縮する。水をたっぷりあげると広がって葉の幅が大きくなる。
パキラは一番わかりにくいが、すこし葉に元気がなくなる。植木鉢を持ち上げて重さで水分量を予測したりもしている。

どの植物もタイミングを見てたっぷり水をあげれば、素直に元気いっぱいな様子を見せてくれる。反応がすぐに返ってくるからおもしろい。

以前大きな園芸店で水やりチェッカーを見つけた。土にさし、印が出たら水をあげるというもの。買おうか迷ったが結果私は買わなくて良かった。植物の様子を見ながら世話をして、一緒に生活することが楽しい。逆にいうとお世話したい気持ちを植物が受け止めてくれている感じもする。

今日もすくすく育っている。
今年もきっと暑くなる夏をどうやって乗り越えようか。
作戦会議をしないと。

自由に伸びていくパキラとコーヒー
3株から始まったサンスベリア


おしまい。

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