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若い時に勉強をしておいた方がいい理由

どの時代でも親は勉強しなさいと言います。
しかし勉強は辛いし面倒臭いです。

なんで勉強しなくてはならないか?

この理由を深掘りすることで親と子の思いのギャップをなんとか埋めたいと思います。


【歳をとると学習能力が衰える】

勉強は若いうちだけすれば済むものではありません。

大人になっても毎日毎日勉強です。

そうは見えないと思いますが、そう見えないのはあなたに見えないところで勉強をしているからです。

あなたと顔を合わせるとあなたに勉強をしてほしいと、多くの時間を割いてあなたに勉強させようをします。
なので自分の勉強は後回しです。

どうせ一生毎日毎日勉強するなら学習能力の高いうちにたくさん勉強した方が効率が良いです。

それに若いうちは自分の個性と能力に応じた進路を切り開いて行くことになります。

なりたい自分になるために勉強は必須です。


【実は勉強は楽しい】

嘘や方便だと思ってるでしょ?
いや、本当に楽しいんです。

今あなた方がやっている勉強は基礎です。

学生を卒業してやっと応用が始まります。

基礎はつまらないことが多いです。
スポーツだって、ルールブックを読んだり、素振りばっかりやってても面白く無いですよね?

応用は楽しいものです。
だって自分が獲得した能力を存分に発揮して目の前の世界に影響を与えるのですから。

自己実現って聞いたことがありますか?
自分が思い描いたものを実現すること。極端にいえば自分の思い通りにすることです。

「自分の思い通り」こんなに楽しい事はないでしょう。

応用は楽しいですが、基礎がなければ成り立ちません。
将来の応用範囲を広げるために今のうちに基礎をガッチリ固めましょう。


【勉強は見えないものを見えるようにする】

存在しているのに見えないって怖くないですか?

例えば道を歩いていて車が見えなかったら怖いですよね?

勉強で習うものは様々なものを見えるようにしてくれます。

世の中には自然の法則や人間が勝手に作ったルールがあります。
そのほとんどは見えませんが、確実に人生のどこかで出くわします。

それが理解できなければ、自然の猛威に飲み込まれたり、あなたと立場を対立する人にいいようにされてしまったりします。
身に迫る危険を回避するためにも勉強をしましょう。

それに世の中には美しいものが沢山あります。
美しいものを理解したいと思うのは人情です。
より深く理解するにも勉強は不可欠です。


【実用的に見えなくてもじつは実用的】

〈英語〉
英語はとても実用的です。むしろ実用しかないといっても過言ではないです。
英語を話せる世界中の多くの人とコミュニケーションが取れるようになるし、多くの人の書いた書物を読むことができます。

〈国語〉
国語は自国の文学を知るために必要です。
英語のコミュニケーションが取れるようになったとき、外国人自国の文化を知ってもらうときに役に立ちます。

〈歴史〉
歴史は自国のアイデンティティを知ることで、自らの精神的な土台を確認できます。
また過去に何が起こったことを知ることによって、現代・未来への教訓とすることが出来ます。
歴史は失敗談の宝庫です。何がどんな理由で起こり、何が理由で滅びたのか、史実は雄弁に語ります。
歴史は繰り返すとも言います。
フランス語の歴史はhistoireですが、物語という意味もあります。
単に読み物としても面白いです。
現実は小説より奇なりと言います。

〈物理学〉
物理学はこの世の真理を教えてくれます。
モノの動きを捉えたり予想したりするのに役立ちます。
モノを扱う仕事に就く人や、機械などを設計する人には商売道具になります。

〈化学〉
あなたのそのスマホの電池も化学の賜物です。
寒い時に減りが早いのも化学変化の特性から理解できるでしょう。
洗剤がなぜ汚れを落とすのか?
なぜ洗剤は混ぜると危険なのか?
排気ガスはなぜ発生するのか?
など、目には見えない現象を理解させてくれます。

〈数学〉
数学は概念を習うことが多く、応用範囲が広いですが、数学の発展上で主な応用はお金にまつわるものです。
最強の学問と言われた統計学もお金に関する研究を体系的にしたものです。

〈生物〉
医学や農学の基礎になるので、動植物の構造や特性を知るには必要です。
医者になるのにはもちろん必要ですが、自分の身体の具合を正しく理解するのにも役立ちます。
世の中にはエセ科学的なダイエットや治療法があふれています。
騙されないためにも正しい理解が必要です。


【学校ほど体系的にものを教えてくれるところはない】

大人になってからの勉強は応用ばかりなので、すぐ役に立つものが多いですが、整理されてないので、全体を把握したり効率的に学ぶのが難しいです。

学校で教わる勉強は体系化されていて整理されているので必要なもの以外も学ぶことになってしまいますが、全体像が見えるようになります。


【本当は大きな勉強には大きな代償を払う必要がある】

人は生きているだけでお金がかかります。

食べ物を食べなきゃ死んでしまうし、住民税だって払わなきゃいけません。

大きな勉強をするにはそれらを支払うための経済活動(お金を儲けるために働く)を行い、かつ勉強のために多くの時間を割かなければなりません。

授業料も払わなければならないし、高度なものや特殊なものになればなるほど授業料は高くなります。

親の経済的な恩恵が受けられる子供のうちに沢山の勉強をしておくのが良いです。


【あとがき】

どの大人も「若いうちにもっと勉強しとけば良かったなー」と言います。
この「勉強」には学校での勉強も学校以外での勉強も含まれます。
「誰も教えてくれなかった」「教科書に載ってない」なんて甘えたことは大人の世界では通用しません。

通用しないからこそ前もって準備しとけば良かったと後悔します。
この後悔が「若いうちにもっと勉強しとけば良かったなー」の発言を生みます。

学歴は確かに社会通念で通用する資格のような側面がありますが、社会に出てしまってからは何の役にも立ちません。

学歴はおまけと考えて自分の能力向上のために勉強して下さい。

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