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ワンペダルドライブ

【はじめに】

BMW i3が先鞭をつけた機能です。

日本では日産のノート e-POWERで採用されていましたが、あまりアピールはしていませんでした。

しかし、リーフのFMCを機にCMで大きく取り扱っています。


【ワンペダルドライブの機能】

基本的な運転をアクセルペダルだけで済ますことが出来ます。

イメージ的にはグラフをご覧ください。(かなり適当です)

アクセル開度の低い時の減速度を大きくしています。

実際には速度によって加減速は変わるので、こんなに単純ではありません。


【ブレーキランプ】

ブレーキランプは自動でつきます。

ブレーキランプの点灯条件については下記のように法規要件が決まっています。
・0.7m/s^2以上で点灯
・0.13m/s^2以下で消灯

点灯と消灯の減速度に差がありますが、その間での挙動はメーカーに委ねています。

ヒステリシスを持っていないと、閾値付近でブレーキがパカパカ点滅してしまいますからね。

0.7m/s^2というとGに置き換えると0.07G

0.13m/s^2は0.013Gです。

普通の車のアクセルオフでのエンジンブレーキはだいたい0.05Gくらいなので、普通の車のシフトダウンを伴う強めのエンジンブレーキでやっと点くくらいです。


【ワンペダルドライブがなぜモーター走行車に搭載されているか】

回生ブレーキによる減速のコントロールが容易であることからです。

パラレルハイブリッドはパワートレインの加減速に複数の要素が入ってきて、パワーミックスが難しいからだと思われます。

構造的には出来ますが。

CVTでも減速度のコントロールは容易なのでやろうと思えばできそうです。

普通のAT車でもアクセルオフ時のシフトを低めにして、エンジンブレーキ時のスロットル開度をコントロールすればある程度はコントロールできそうです。


【名称】

BMW i3ではワンペダルドライブと名付けています。

リーフではe-Pedalと名付けています。

一方ノートe-POWERではe-POWER DRIVEと名付けています。

同じメーカーでも名称がバラバラです。

新しいものが出てくると名称が乱立して混乱するのはいつものことです。


【あとがき】

ワンペダルドライブはアクセルだけで操作できますが、完全にワンペダルで完結できればペダルは一個で良いのでアクセルブレーキの踏み間違いは起こりません。

しかし、急ブレーキは対応できないですし、いざという時は既存の運転のクセが出るのでやはり1個ではうまく出来ません。

やはりナルセペダルのようなUIを大幅に変えるしかなさそうな気がします。

アクセルブレーキの踏み間違い事故については下記のノートを見てみてください。


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