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秘匿の1冊 “密な情報”

序章

 今回はこちらの本の感想を綴っていく

 こちらの本の購入理由は実を言うと本の内容として興味を持ったわけではない。というかそもそもこの本は直近に買ったわけではない。この本を買ったのは2年半前くらい。まだ読書を私が毛嫌っていた時代だ。ではなぜ気嫌いの野郎が本を買ったのか?それは当時高校だった私が夏休みの宿題を為すため。要はノルマのために買わざる得なかった。宿題の詳細は省くが、確か条件に新書を1冊買い、それを元にやれというものだったのを覚えている。そしてその宿題は確か本も序章くらいしか読まず、テキトーにやって提出した覚えがある。
 時は経ち2023年12月、少し勉強机を整理しているとこの本が現れた。最初「何この本?こんな本持っとったかぁ?」と疑問を抱いた。数分後くらいに例の宿題の件を思い出し、一人で謎に腑に落ちていた。そしてこのとき思った。「以前と違い、私は好き好んで本を読んでいる。この機会に読もうじゃないか!」と決意し、写真の本を読み終えたら読もうと思った。(写真の本を読んでる最中だった。詳しくはこちら)


本章

初発の感想

 「こんなおもろい本隠し持ってたんかぁ!」読み進めていけばいくほどそう思った。本当に知らないことが多くてびっくりした。誤解していたことが多くて世界を全然知らなかったなぁと考えさせられたりもした。「これってそういうことやったんかぁ!」ということや「これは全く知らなんだなぁ」 というのもあった。
 あと情報量は結構多かった。今まで読んできた本の中でもなかなかだったと思う。その分濃ゆい内容ではあったので満足だ。

国民性の面白さ

 色々面白いトピックがあったが、個人的に特に気になったのが、『国民性』についてのお話だ。本書で紹介されていたのはアメリカ、イギリス、ドイツ、オランダ、イタリアだ。軽くご紹介しておこう。

アメリカ人:信仰心が他国に比べて群を抜いて強く、保守派が意外にも多い。そして1番高収入なのはアジア人でアメリカの半数は貧乏。

本書

イギリス人:パーそして借金大好きで、庶民のくせしてわざわざ借金をして富裕層のような生活をしている者もいる。家庭の大半は借金持ちで収支はマイナス。

本書

ドイツ人:欧州1スケベ。深夜にTV普通にsexのシーンを流すほど性に寛容である。

本書

イタリア人:体臭がきつい人が多い。ガス代が高いことや、髪型にこだわるせいでシャワーの週1入るか入らないか。あと「ビデ」ー超端的に言えば手動のウォシュレットーというものがあり、それのおかげでケツだけは清潔に保っている。

本書

オランダ人:欧州1ケチくさく、律儀。フランス人やイタリアが嫌気がさすほどに己に厳しい国民性である。夜中ちょっとうるさくしただけで怒られるようなところだ。

本書

 簡易的に書き並べて見たがどうだろう。面白くはないですか?本書にはもっと国民性の所以たるものが色々と書かれているので本書をぜひ読んで欲しい。個人的にはオランダ・ドイツあたりは笑いながら読んでいた。
 オランダに関してだけは少し思ったところがあるのだが、律儀なところは割と日本に似ているような気がする。(多分日本方がまだ寛容)そして昔鎖国をしていた中でもオランダだけとは交流があったというのも、どこか日本と気が合ったのではないかとも思わせられる
 ドイツもスケベな点では似ている。両国に共通することとして性犯罪が比較的少ないということが本書で綴られている。日本もドイツも共に風俗が盛んにあるのでそこで欲求を解消できているのかもしれない。“風俗は必要悪”と本書には綴られており、私は鼻で笑った

情報の大事さ

 本書の1番伝えたかったことは、自分に必要な情報を取捨選択できるような力を身につけようということだ。昔はSocial mediaがなかった時代だったので、情報が一部の人(主に本を読む人)にしか行き渡らなかったが、今の時代Social mediaによって情報は無料でだれでもaccessできるようになった。だが、今度は情報が多すぎてー中にはデタラメ情報がありーそれがノイズとなってしまって、正しい情報を得られなくなってしまっている。だから自分で情報の信憑性を判断する力、これが今必要なのだ。
 私はこれはつくづく思う。本当にその通りだ、と。そして正しい情報を得る手段の一つとして本を読むことが紹介されていた。私はこれで一層読書へのモチベーションが上がった。

マスコミがいかに害悪か(言い過ぎ

 TVや新聞、マスコミなどは自社の都合のいい報道しかしないので信用ならない。海外では世界情勢などのニュースがトップに出やすい。なぜならそれが物価の上昇など、私生活に影響してくるからだ。だが日本はゴシップ的なものが出やすい。不倫や闇営業などだ。実際この辺のニュースは知っても知らなくても生活に支障はない。日本ではこういうニュースが他国に比べて大々的に報じられる。なぜならば、我々がそれを求めてしまっているからだ。需要があるのだ。そしてストレスの吐口にして不祥事を起こしたことを叩く。よくない悪循環だ。
 さらに日本人は教育のせいで主体性を失わさせられており、受け身なので来たものをそのまま受け取ってしまう。このせいでマスコミの思う壺なのだ。
 これはよくないと私は思った。これを世界情勢的ないニュースに変え、我々が主体的に私生活の問題に対策を講じれば、ストレスもなくなり、不当な誹謗中傷もなくなるんじゃないかとも思った。不倫や闇営業自体は良くないことだが、人のことよりまず自分のことどうにかすべきだなと改めて思った

終章

 この本も読んで良かったと思う。(毎回言ってる)ここで紹介したトピックの他に、政治、国連、EU、移民の話など盛りだくさんだ。ぜひ読んでみて欲しい。ちなみにこの本のAmazonリンクを調べたらこの本がシリーズ化されており、5弾まで出てることを知った。これは順番に読み進めていきたいと思ったのでまた続編の感想でお会いいたしましょう。

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