【書評42】日本のみなさんにお伝えしたい48のWhy 厚切りジェイソン (著)
ホワイジャパーズピーポー。
一世を風靡した芸人厚切りジェイソン。
筆者はIT起業の役員だということは広く知られているだろう。
本書は2015年に出版された本で、未だに読み続けられている。
Amazonのレビュー数は2022年9月時点でなんと900。
名著は語り継がれるというから、この本も名著であることは間違いない。
会社や国、家族には独自のルールが存在する。
最初は「え?」って違和感を感じていても、ずっとそこに居続けると感覚が麻痺してきてなんとも思わなくなる。
それが、いい場合もあれば悪い場合もある。
変化の激しい時代では、時代にあわせてルールを変更する柔軟さが必要だろう。
筆者はアメリカ人だから、日本人が気づいていない違和感を敏感に感じられる。
そして、このままでは日本は衰退していくのではないかと筆者は危惧している。
ボクは自分のことで精一杯だから、今のところそこまで視座を高く持てない。
だけど、いずれ自分も直面する問題であることは間違いない。
これからの時代を生きるヒントを得られるのではないかと感じて、本書を手に取った。
筆者紹介
内容
本書では芸人の厚切りジェイソンさんが、Twitterに寄せられた質問に答えた内容を掘り下げて解説してくれている。
アメリカ人らしく自分の意見をズバッと答えているのが印象的。
具体的な目次は下記の通り。
第1章 仕事・学業 編:
第2章 人間関係 編:
第3章 社会 編:
第4章 夢 編:
第5章 哲学 編:
第6章 人気ツイート集:
色んな分野の悩みが取り上げられているから、悩んでいることが一つ以上紹介されている可能性は高い。
筆者が悩んでいる人たちに対して、前向きな文章とともに励ましてくれる。
読んでいるだけで勇気が湧いてくる一冊。
心に残ったところ
できない言い訳をしないで、もっと考えたり調べたりすれば現状を打破できるというメッセージ。
わからないことはGoogleで調べればすぐわかるし、時短家電などを使えば時間を短縮することは可能。
思考停止してがむしゃらにやるのがいいのではなく、どうやったら効率良くできるか考えるのが大事だと学んだ。
また、毎日残業する人が偉いのではなく、定時で帰って結果出す人が本当に優秀だと書かれているのが心に刺さった。
日本ではまだ、上司より先に帰りにくい文化が根づいているところもある。
そういうところが、将来的に改善されればいいなと。
上記の場合、短期間で見ると給料の高い会社はいいように思う。
しかし、長い目で見ると経験をとるほうがメリットは大きい。
多くの経験を積んだ人は、起業したり他の会社で働いたりと選択肢が増えるから。
しかし、スキルを身に着けなかった人は他の会社ではなかなか役に立てない場合がある。
自由に働くという意味でも年収を上げるという意味でも、自分の経験に投資するのが賢明。
一社だけで一生勤め上げたいという人にとってはいいのかもしれないが、40年先も会社が残っている保証はどこにもないなと。
そういう意味でも、経験とかスキルを磨くことに専念したいと思う。
いかに普段、自分が言い訳をしているかが身にしみる内容。
成果が出ないと、人のせいにしたり環境のせいにしたりしてきた。
そして、物事を始められないのも同じ。
あれがないから、これがないから。。
たぶん、一生言い訳するだろうし始めることはない。
だから、もう無理矢理にでもやるしかない笑
最初はそれくらいでいいんだろうなと。
今の生活の延長線上に、挑戦とかスタートはない。
自分が決めて動き出さないとなと。
まとめ
筆者から前向きなパワーや成功する知恵を頂いた。
筆者は2足のわらじを履いていることから、自分とは違う人間みたいに思っていた。
しかし、特別な才能があったわけじゃないんだと本書を読んで分かった。
働きながら、土日には芸人のスクールに通うなどの行動を積み上げてきたから今がある。
普通の人はそこまでできない量の行動をやっただけ。
だから、やりたいこととか叶えたいことは今すぐ始めようと思う。
少しの時間なら、ご飯食べながらやってもいいじゃないかと笑
本書を読めば、筆者の温かい言葉をうけて一歩前へ進む勇気が湧くだろう。
筆者に感謝したい。
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