【ビジネス本書評600分の19】ブログで5億円稼いだ方法 きぐち著
「ご、ごおくえん??」
かなり興味を惹かれるタイトル。
ブログで稼げるとは前々から言われているが、ここまで言われると逆に胡散臭くなってくる。
ちょっと怪しさを感じながら筆者のプロフィールをみたところ、不安に思っていた気持ちが吹っ飛んだ。
筆者はブログ運営をやり始めてから約3年もの間全く稼げなかったという。
だけど折れることなくコツコツ続けた結果、18年間で5億円を稼げるまでに。
たくさんの人が挫折するポイントをガッと通り抜けてつかんだ成功。
僕だったら挫折していただろう。いや、もうすでに挫折した。
50記事ほどコツコツ書いたものの、1日のページビューが0から3。
ブログ記事って、書くのに何時間もかかるから読まれない時のショックはかなりのもの。
1日中パチンコをやって数万円負けた時の喪失感に似ている笑
筆者は最初の3年間の苦労を乗り越えて成功。
「5億円まで稼げるかどうかはともかく、自分でもやればできる。」
ブログで稼ぐためのノウハウを学びたくて、本書を手に取った。
筆者紹介
内容紹介
・ブログ初心者で何もわかっていないけど、稼げるようになりたい
・ライターやブロガーとして記事を書き始めた。SEOについて勉強したい
・遠回りせずに、最速で読まれるサイトに成長させたい
本書はこんな思いを持つ人にオススメしたい。
この本では、初心者ブロガーに向けて稼ぐためのノウハウを、ブログで5億円稼いだ筆者が全公開している。
ブログを運用している人はたくさんいるものの、ここまで実績をだせる人は本当に一握り。
6割以上の人が月に1万円未満の収入。1万円以上稼いでるのはわずか10%ちょっとの人だけという厳しい世界。
しかし初期投資が安い上に、多くの人が脱落していくため一度稼げるようになると長く稼ぎ続けられるメリットも。
本書のポイントは下記の通り。
・アクセスを増やすSEO対策方法
・拡散されやすいコンテンツの作り方
・アクセス解析のやり方
・SNSと掛け合わせて倍速でブログを成長させる方法
・読まれるブログ記事の書き方
上記のように一冊の本で紹介するにしては、中身が充実しすぎている笑
また、始めた頃に限ってありえないミスをしがち。
・疑問に思いがちなこと
・つまづきやすいこと
・勘違いしやすいこと
筆者が先回りして、やりがちな失敗を回避できるようにサポートしてくれるから大丈夫。
ただしWordPressのインストール方法や操作方法など、ググってすぐ解決できるようなことは書かれていない。
もっと本質的で重要なことばかりが書かれてあり、筆者の持っているノウハウを全部詰め込んだ一冊。
心に残ったトコロ
読み終わって付箋だらけになってしまったので、本当にごく一部だけ紹介する。
ブログで最も気をつけたい点のひとつ。
文章を書いていると、つい自分の書きたいことや自分本位な内容になってしまいがち。
すると、読んだ人の役の悩みや疑問を解決することはできない。
なぜなら、本当に知りたいこととずれている可能性があるから。
でなく、読んだ人の悩みや疑問にドンピシャの答えを返してあげられれば、読者は行動にうつしやすくなるだろう。
行動することで、悩みを解決できるわけだから。
だから、問題解決の方法として商品やスクールを紹介した場合、高い確率で売れるだろう。
結果として、自分にも利益となって返ってくる。
「検索回数の多いキーワードを狙って、一気に結果を出したい」
僕みたいに短絡的に考えると、確実に失敗する。
検索キーワードが多いということは、商品やサービスを紹介すれば売れやすいということ。
だから、大手企業やインフルエンサーなどの影響力あるライバルがたくさん存在している。
初心者がいきなり同じ土俵で勝負を挑もうとするのは、かなり無謀。
ブログのサイトには、ドメインパワーと言われるものが存在。
ゲームで言うとレベルみたいなものだ。
TwitterやAmazonがレベル99だとすると、初心者ブロガーは1どころか0.001くらいではないか。
収益を上げるどころか、検索結果に表示されるかさえわからない段階。
だから、ライバルの弱い分野でコツコツ経験値と信頼を貯めるのがベストな選択だという。
ロングテールと言われるような、長いキーワードの記事を量産し、検索結果で上位表示されるようにする。
するとサイトのドメインパワーが上がるので、ライバルの強い分野でも勝負ができるというわけ。
ブログを継続するためのマインド面の話。
ブログは、1本仕上げるまでに時間もエネルギーも使う。
渾身の記事だと思っても、収益につながらなかったりそもそも全く読まれなかったりする。
だから多くの人が挫折しやすいし、その分当たればかなりデカイ。
ブログで成功する方法は、コツコツ書き続けること。
続けるためには上記のような自分の「成長」に目を向けること。
筆者は、1年間は結果を求めない方がいいという。
結果を求めるから、稼げないとガクンと落ち込んで辞めてしまいがちだから。
一年もやり続けられないよと思うかもしれないが、筆者は結果が出るまでに3年もかかっている。
5億も稼いできた人でさえ最初稼げなかったんだからと思うと、続けるモチベーションになるだろう。
また、結果ではなくて「何ができるようになったか」に目を向けると続けやすい。
・わからなかったことを調べられた
・初めてグラフを挿入できた
・箇条書きスタイルにトライしてみた
・内部リンクを貼れた
どんな小さなことでもいいから自分の成長に目を向けてあげる。
すると、結果が出ていなくても達成感を得やすいので、継続のモチベーションとなる。
まとめ
わからないことがある時、挫折しそうになった時、どんなときもブロガーを支えてくれる一冊。
ブロガーだけじゃない。
駆け出しのライターにとっても、WEBで求められる文章の書き方やコツがわかるから有益になるだろう。
ブロガーだろうがライターだろうが、WEBで文章を書くという基本は同じだから。
ボクは早速、ブログ記事の8割を断腸の思いで削除。
低品質の記事は、サイトの評価を下げてしまうとわかったから。
それに、筆者も最初に書いた100記事を削除したという内容にも背中を押されたから。
おかげでスッキリして、新たなスタートを切れた。
ブログをやっていくといろんな困難があるかもしれないけど、本書があれば大丈夫だと確信。
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