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最終日の3月29日

1年間働きました。
すごいねぇ、えらいねぇ。そう自分を褒める。言葉だけじゃなくて、今日はお昼から韓国焼肉を食べた。大変、美味しい。
焼くって何て美味しいのだと感じたのは、この間のキャンプ。火に炙るだけでこんなに美味しくなるのは不思議だ。突き詰めるとちょっとグロテスクだからやめるけれど。
写真は「荒野のベーコン醤油ライス」を作ったもの。小説に登場するレシピを再現した。これまたとっても美味しくて、満足!

色んなものを捨てる。がんばって作った書類。メモ用紙、紙紙紙。途中、無くしたと思っていた眼鏡がでてきた。久しぶりの再会。ずっとそこにいたんだね。
引っ越した先であちらこちらと挨拶をする。どきどき。ひやひや。校了、という1番忙しい日に大荷物で乗り込んでいく怖さったら。すみませーーーんと全力で言いたい。でもわたしの声は小さいのだ。声を張るんだ、届けなきゃ。

これからの企画会議、あいうえお順で企画を出すらしい。うちこは一番最初。なぜうちこなのかと理不尽な怒りを覚える。結婚してもビジネスでは旧姓を名乗ろうと思っていたけれど、改名しようかなとかちょっと思う。でもカラオケは最初に歌う派。ハードルは自分で下げるもの。あと、そんな待ってると心臓ばくばくして他の人の話し聞けないからまぁ、結果オーライ。うちこもいいでしょう。

1年間の仕事、がんばったなと思う。でも飛ばすほど全力でがんばってはない。健やかなプライベートを守り、睡眠をしっかりととった。がんばったところも知ってるし、そこまでのめり込まなかったのも知ってる。
後悔、とまではいかない。でもぬるっとしてたらぬるっと終わるのだなと、それだけはよくわかった。

4月から雑誌の編集部にうつる。
目指していた編集者。目の前にいざくると焦りが募る。それでもいい。ハッタリも大事だと思う。知ってる、大丈夫。
背筋だけは伸ばしておこう。ちょうど去年の4月も、丸まりたくなりながらも頑張った記憶。怖いときほど背筋を伸ばして、足の内側に力を込め、腰は逸らさず丹田に力を入れて。耳の後ろから、吊られているように。バレエの基本ポジションは、いつも力をくれる。0に戻れる。

がんばるぞ、多分頑張るぞって力を入れても2年目は大丈夫だ。

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