流れるものか。10月30日

今日はキモチワルカッタ。

会社のトイレ。
下着は汚れていないのに、トイレットペーパーにつく血。はじめて生理のはじまりに立ち会ってしまった。
予備で置いてあるナプキンはいつも使っているのではなくて、ごわごわ感じられる。キモチワルイ。

何より朝から筋肉痛。
昨日父とキャッチボールしたら、肩も足も筋肉痛。ぎしぎしする。不快、キモチワルイ。

会社の会議。
社長やら会長やら、偉い立場の人はそんなに偉いのだろうか。おままごとかなと思うほどの過度な敬い。専用の車、秘書、エレベーター、部屋、トイレ。
頭もいい大の大人が顔をそろえて真剣な顔をしているのが不思議で仕方なかった。段々キモチワルくなってきた。

帰宅。おなか痛いし、明日はリモートにした。
ーーあなたは他の人に比べたら生理痛、そんなに重くないと思うけど
と、母がいう。
なんでなんだろう。
わたしが我慢強いタイプで、痛いときほど黙り込むのを誰よりも知っているのに？それでも痛いと訴える声をどうしてそれは甘えと片付けられるのだろう。
悪気はないのは知っている。母の友人の子どもには、起き上がれないほどの生理痛を抱える子もいる。
だけど。
他人と比較してもこの痛みは消えない。わたしだけの痛みなのに。他人より楽と聞かされて何が変わるのだろう。その想像力のなさが、悪気のなさがキモチワルイ。同じ痛みを感じていても、片方は我慢して起き上がっているかもしれないのに？だとしても我慢して起き上がることは偉いというのだろうか。
どこかの一定のラインまでは我慢が強いられて、それを超えれば可哀想といわれるのか。嫌すぎる。
ーーいまの時代はいいね。
地続きの世界なのに、世界が変わったように言わないでほしい。
ーーいまだったらアウトだよね。
昔だってアウトだったはずなのに。なんで、世界が、ルールが変わったと思い込むのか。

あぁ、おなかいたい。
グロテスクな血が流れている。シャワー打たれながら体育座りに俯く。色んなキモチワルさが流れてしまえと水を浴び続ける。涙がにじむ。
苛立ちなのか悔しさなのか。
なんでもいい、流れてしまえ。