レート戦で「勝てる条件」は使えるか?
負ける条件、みんな感じているものはあると思う。自分は、23時より遅い時間だと負けやすい気がする。そうでなくても負け越している時はそのまま続けても負けやすい気がする。
逆に、勝てる条件を知ることで、レート (Xパワー) を上げやすいはず!そう思っていたが、ちょっと工夫が必要かもしれない。
「勝てる条件」は分かりにくい
勝率は50%に収束する
レート戦 (ガチマッチ) では、近いレート (Xパワー) の対戦相手とマッチングするようになっているので、勝率が50%前後になりやすい。つまり、勝率50%前後になるまで敵が強くなり続ける。勝つと自分のレートが上がり、マッチする敵のレートも上がるので強くなる。もし「勝てる条件」を満たして勝率70%が得られたとしても、その効果は長続きしない。その効果を上回る強い敵に遭遇して、勝率50%に収束していくはずだ。
例
普段 Xパワー 2000 の人が、休日だけ Xパワー 2100 の強さにブーストされると仮定する。休日は勝率70%でXパワーが 2000 → 2100 まで勝てるかもしれない。しかし、そこから先は勝率50%前後が続いてしまう。(休日で調子が良いといっても、2100→2200とはならない)
「勝てる条件」は証明しにくい
条件を満たす時の勝率 vs 満たさない時の勝率 の比較で、統計学的有意差がある場合は、「勝てる条件」を証明できたと言える。しかし勝率は50%に収束してしまうため差が出にくい。
条件を満たす時のXパワー vs 条件を満たさない時のXパワー という比較であれば差が出る可能性があるが、シーズンごとに (毎月) Xパワーがリセットされることを考慮すると、適切な解析デザインが難しい。
結局、調子が整って勝ちやすい "感じがする" という個人の経験・感覚に頼らざるを得ないかもしれない。
例
平日は Xパワー 2000 前後・勝率 50% が大半。休日は Xパワー 2100 前後・勝率 50% が大半。勝率だけ見ると、差が出ない。しかも計測の影響を大きく受けるので、Xパワーの絶対値があてにならないかもしれない。
「勝てる条件」の利用戦略
それでもなんとかうまく証明できた「勝てる条件」があるとする。一時的にレートを上がる条件とも言える。それをどう利用するか。
「勝てる条件」でしか戦わないことで、高めのレートを維持する
→ 実戦数が減って成長しにくくなり、レートが上がりにくくなってしまうかもしれない... (何より好きな時に遊ぶ自由が失われる!)大事な時に「勝てる条件」を使う (最終結果だけ一時的に高める)
→ 現実的かもしれない
例
平日Xパワー 2000 ・休日Xパワー 2100 だとして、休日だけで戦っていれば 2100帯を維持できるかもしれない。それよりは、基本は2000帯で練習し続けて下旬になったら休日の "+100ブースト" で2100を目指す方が、経験値が多いし損しない。むしろ結果的に2200帯に早く到達しやすい。
結論
シーズン序盤から中盤までは調子に関係なく積極的に潜る・経験数を稼ぐ
シーズン終盤や自己ベストに近くなったら調子が整っている時に絞る (長期目線では必須ではない)
自己ベスト更新にリーチがかかっているような時以外は、愚直に経験数を稼ぐのが良い。
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