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Outro:ノベルラジオ お散歩プレイリスト

ここからは都市文化祭2022ノベルラジオ、お散歩プレイリストのコーナーです。2022年度テーマである「雑踏」とそのサブテーマから連想する曲をアンケートで募りました。
そこで集まった曲とそれぞれの思い出を一緒に発信する手段として、「ノベルラジオ」という名目でこの企画を締めくくりたいと思います。

曲への思いも人それぞれ。思ったより長編になるかもしれません。

それでは一曲目のリクエスト、サカナクションの「アルクアラウンド」から一気にご紹介します。

サカナクション「アルクアラウンド」

夜道を歩くときにぴったりなのでよく聴いている。浪人していた頃帰り道に聴いていた。どれだけしんどくても止まらずに歩き続ける気になれる曲。

楽曲リクエストアンケートより


FUNKY MONKEY BABYS「ヒーロー」

昔よく聞いていた曲です。今こうして歳をとってから聞くと、なぜかとても身に染みて、父親の気持ちが分かるというか、父親の頑張りに感謝したいなという気持ちになります。


宇多田ヒカル「beautiful world」

高校生の頃、帰り道にこの曲を聞いていて受験勉強の疲れを癒やしていました。思い出のある曲です。


ヨルシカ「花に亡霊」

夏の匂いと情景が飽和してこの世界が好きになれるから。
落ち込んだ夏の日によく聴いていた。


n-buna「一人きりロックショー」

テンポ感が良く歩くのに心地良いのと、雑踏の中から君を探し出すイメージから。恋人が出来てから喧嘩するたびにこれを聴いては自身の気持ちを確かめている。


サカナクション「雑踏」

「見えない明日の欠片を探してずっと消えたり見えなくなったりする日々をずっと」という歌詞があり、一見暗そうに見えるが、苦しみながらも明日を探そうともがく姿に、勇気を貰える。悩んでる時、夜に散歩して聞きます。


The Songbards「Inner Lights」

軽やかなテンポと曲調はもちろん、「もう何もしたくないなら何もしなくてもいいから どこまでも行こう 失うものはないよ」という歌詞が素敵で、のんびりお散歩してる自分をなんだか好きになれる。MVと同じように電車に乗りながら聞いて心のエネルギーをチャージしていました。


かねこちはる「AciculignosA」

スタイリッシュな雑踏の解釈。こんな感じだったらいいのに。


次の曲はYoutubeにもSpotifyにもなくCDのみの曲です。
素敵なリクエストをありがとうございます!

角松敏生「RUSH HOUR」

朝のラッシュアワーに聞くといいです。
いつもの人波の光景と昨夜の夢の続きが重なる中、瞳に映る想い人は何も言わず走り去っていく、そんなラッシュアワーに心さえ見失う。
目を背け、心を隠しているラッシュアワーの中、俯いている彼女の髪を朝日が照らす。その妙な眩しさに顔を上げ、心を開く。
いくつかバージョンがあり、『Rebirth1〜Re-make Best〜』(2012)のものが僕は好きです。



PIZZICATO FIVE「ベイビィ・ポータブル・ロック」

(特に春の)散歩のお供にぴったりの曲です!うきうきする展開とちょっと昔の曲で雑踏から「はぐれて」自分の世界に入り込めるような曲。ピチカート・ファイヴは母親が好きで小さい時からよく聞いていました。家にいるときやドライブ中など、様々な場面の日常を思い出させる。


藤井風「きらり」

テンポに合わせて足が自然と動いていく!(ちょっと早歩きくらいの速さ)/聴いているとそよ風を感じられるからです。人がいないと思って外で歌ったら結構な人に見られていました。

2票も入っていました。さすが藤井風。


Mr.Children「足音〜Be strong」

受験勉強や部活の上達速度など、何事も自分のペースがあり、その自分のペースで前に進んでいくことが大切なんだと勇気づけられた。


40mP「だんだん早くなる」

雑踏というテーマから、この歩くMVを思い出した。この曲が流行った時期に踊ってみたを真似した。


Jacob Collier「P.Y.T.」

様々な楽器の音、リズムや旋律は、規則を持ちながらもランダム。まさに雑踏。よくこれに合わせて歩いてます。キャンパスに5/16拍子に合わせて歩いてる奴がいたら私です。


YooA(유아)「Bon Voyage」

都市の雑踏から一歩離れた非日常的世界に連れて行ってくれる一曲。
音楽と優しい歌声にとにかく癒やされます。


CHiCO with HoneyWorks「ホーリーフラッグ」

仲間と歩くイメージ!初めて行ったライブで聴けて嬉しかった。


seventeen「Dar+ling」

都市の中での人と人との暖かなつながりを感じられる曲だから。好きな人のことを思い浮かべて聴いてます!


SHO-SENSEI!!「LEGO」 

私達が街を歩く時、雑踏は騒音と人の群れによって私たちの前に姿を現す。
しかし、音楽を聴いている時は違う。人とのすれ違いはあれど、騒音はかき消され、音楽のメロディーだけが私たちの耳に響く。
この曲では、飛行機に乗ったことを通して感じられたことが歌われている。雑踏の中を押し進んで行く中で、周囲から一歩浮いた私は空を飛ぶように前へ前へと進む。この曲で語られるような輝かしい未来を思い浮かべながら。


ナナヲアカリ「パスポート」

田舎から進学して、知り合いもいなかったときの話です。外に出るとたくさん人がいて、自覚するほど寂しくはなかったけど、雑踏から抜けて帰って1人になったとき、それを思い出しながらどこかポカンとしていました。そのときにリリースされたのがこの曲です。


さとう宗幸「青葉城恋唄」

私が小学5年生の夏休み、私は両親に連れられ東北・仙台を旅行した。その頃は東日本大震災の数か月後で、「がんばろう日本」のフレーズと共に復興を目指し日本中が手を取り合っていた。私の旅行中、仙台では東北六県の復興を祈念し各県の祭を一同に集めた東北六魂祭が行われて、私もその力強さを肌で体感した。
それから数年が経ち、私が高校2年生の夏休み最後の2日間、初めての一人旅、ということで2度目の仙台を訪れた。道中、雑踏に揉まれ怖さを感じることもあったが、振り返ってみれば自分自身が成長できた旅であった。
2度にわたる仙台の旅の思い出がこの曲を聞くと想起され、「広瀬川」「七夕祭」などの歌詞を聞くと懐かしく感じ涙を流すこともある。あの頃に戻りたい、と切に願いながら。
普通の歌もいいが、仙石線あおば通駅で流れる青葉城恋唄のメロディも非常に思い出深い。高校生の頃の1人旅2日目、石巻に行く際にこの曲を聞いた。その心が現れるようなメロディからは、当時の情景がそのまま目に浮かぶ。


ヨルシカ「歩く」

この曲は亡くなってしまった大切な人がかつて歩いた旅路を、自分も歩いていくという少し悲しい歌なのですが、これを聴くと私自身も大切な人を胸の中に抱いて今を大切に生きていこうって思えるんですよね。


twenty one pilots「Hometown」

Hometownというタイトルから、なんとなく帰り道に聞いていた曲ですが、割とポップでどこかにワープしそうな曲調に反して歌詞が不穏なことに後々気付きました。歌詞の意味を考えると不思議な気分になってきます。


Pat metheny group「Last train home」

そのタイトルから電車に乗っているとき、新幹線に乗っているとき、旅路で聴く曲です。席に座って外を眺めながら聞くと、街中や駅の雑踏がよみがえってくる気がします。夕方に聞くと少し寂しくなる曲。


松本梨香「タイプ:ワイルド」

「雑踏」というテーマから、サトシが走ってるイメージ。ポケモンのアニメを見てよく聞いてた。


ChouChou「Lovers&Cigarettes」

この曲を聴きながら街中で見た夕焼けがとても綺麗でした。


嵐「途中下車」

受験期に聴いて、旅気分を味わっていた。特に「ネクタイを外し途中下車したまま」という歌詞が好き(ネクタイはしてなかったけど…)。


Gain「Carnival」

雑踏の中でひときわ光を放つような、非日常的な雰囲気を感じさせる曲。YouTubeでたまたま聴いて、ハマった一曲で刹那的なパーティの雰囲気が好きです。


電‡鯨「とるりり」

夜の住宅街を歩くのが好きなのですが、(様々な意味で)夜の電車旅をテーマとしたこの曲がその時にピッタリでしたので。モデルとなった列車を数時間かけて調べた記憶があります。


カネコアヤノ「光の方へ」

地元から上京した夏、初めてのアルバイトの場所は品川駅前のホテル。特に訳もなく行き帰りに流していたのがこの曲でした。熱い日差しを浴びながら見ず知らずの街を歩いたあの頃の、ワクワクとドキドキが交ざりあった気持ちが、この曲を聞くと今でも蘇ってきます。


EB (aka EarBreaker)「Where Are You Going?」

朝早くから出発してバスとか乗ってるときにこれ聴くと冴える外出時のオープニング曲。イントロからドキドキする。聴いてくれ〜


official髭男dism「ESCAPADE」

「ありふれ過ぎた日常に新しくくれた曲がり角 曲がって突き当たりの公園で偶然見つけた神様」という歌詞があり、散歩しながら聴くと自分が歌の中に入っているかのように感じられて非常に楽しいので選びました。夜の住宅街を散歩するのに最高な歌詞です。テンポ的にも素晴らしく、これを聴きながら歩くと少し速く歩けます。


Penthouse「恋標」

キラキラしながらも切ないメロが特徴です。ちょっと趣旨とは違いますが、少し物寂しくなったときに聴きたくなる曲です。過去の青春に浸ったり、失恋を思い出したり。個人的には「冷め切った信号機は 赤いまま錆びつき」の歌詞が好きです。この曲、つい最近出た曲でラジオ初公開だったのですが、私は初めてこの曲を聴いて泣きました。以上です。


Tent Tokyo「Good Life」

「とくに変わり映えのない日常」という歌詞、これは「都市」と呼ばれる地域に住んでいる こととは関係がない。これは、この曲を作った人々にとって安寧を得られる場所を指している。
私たちは都市を練り歩く。特に意識しているという訳でもなく、ただそれが普通であるかのように。自分はこの街に慣れている、とでも言わんばかりに。
都市とは何か。私たちにとって安寧を得られる場所、それがどこであるかは、私たちの人生の経験によって決まる。殊私に限っては、生まれ育った埼玉県戸田市という立地によって、遊ぶ場所は東京という意識が強かった。東京の新宿や渋谷という大都会の喧騒が日常と化している私にとっては、「とくに変わり映えのない日常」、これが私にとっての安寧だったのである。
埼玉県という場所で生まれ育った私にとっての「東京は都会である」という意識、それに対する「私は慣れている『けどね』」という強がり、これらが噛み合わさった結果、この曲を推すという結果に至ったのである。


Shawn Mendes「If I Can't Have You」

リズムを刻みやすくノリがいい曲。朝の電車で聞いてテンションを上げた。


chilldspot「夜の探検」

ゆるっとした感じで夜の街を回遊したくなる。受験期、塾からの帰りにふと流れてきた曲。


松任谷由実「シンデレラ・エクスプレス」

都市と都市を結ぶ無機質な鉄道に暖かなストーリーをもたせたもので、スローな曲調も良き。懐かしのCM特集のYouTubeでみたJR東海のCMがものすごく印象に残ってる。


サカナクション「セントレイ」

深夜にコンビニに行くのが実家暮らしの頃はできなくて、一人暮らし始めたころは緊張しながら行ってて、そんな夜の一人歩きのイメージの曲で、「一人で歩く」ときのイメージになりました。


ここまでお付き合いいただきありがとうございました。本当に色々な曲が集まりました。雑踏に「のまれる」がテーマのこの企画。誰かの思い出、雑踏、そして都市の中を駆け巡って頂けたらうれしいです。
「記憶と歩みの友~お散歩プレイリスト2022~」をこれからもよろしくお願いします!

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おしまい

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