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【映画の話】パッと思いつくオススメの映画 vol.5

久々です、映画シリーズ!!!
とはいえもう5回目、早いもんですね。

これまでのvol.1〜4はマガジンにまとめてありますので、まだの方はぜひ。

さてさて、最近映画観てますか??
僕は相変わらずDisney+、Amazon prime、Netflixが大活躍する日々です。

連休もあったため、たくさん観ました。
その中で今回は2本のご紹介。

まずは、こちら。

1.ザ•メニュー

はい、アニャ最高。
アニャ•テイラー=ジョイ最高。

めちゃくちゃキュートじゃないですか?
前に、ラストナイト•イン•ソーホーでも触れましたが…

アイ ラブ アニャ•テイラー=ジョイ!

アン•ハサウェイとどっちが好きなのかと聞かれると非常に悩みます。
恐らく、このタイプの目が好きなんでしょうね。
ただアニャの方が割とサスペンスやホラーが多い気がします。
僕が観た作品が偏ってるだけかもですが。

そしてこちらの作品もそっち系。
一応、ホラーに分類されてますね。

ではでは、やっとですが簡単なストーリー。

太平洋の孤島に訪れた富裕層っぽい集団。
主人公のマーゴ(アニャ)とその彼氏もその中にいます。
目的は三星シェフが手掛ける、予約の取れないレストランでのコース。
上陸し島の案内を経て辿り着いた貴賓溢れるレストランで提供されるのは、見た目も味も美しい料理とそして、違和感。
進むにつれて不穏な空気になっていくコースの終着点は。

そもそもね、孤島ってのがもう明るく楽しいレストランが舞台の映画じゃない!!!ってなりますよね。
そして、マーゴが本来の予約名と違うと言われて慌てふためく彼氏。
それに対して冷めた顔をして何も言わない彼女。
おやおやおや…と引き込まれます。

シェフ以外が暮らすというこの島、全てが料理のために作られたと言ってもいいくらいなんだけどレストランに行き着くまでの間に登場人物の紹介パートも含まれます。
決して品のいいお金持ちだけじゃなさそうな御一行。
オーシャンビューでゆったりとした席、オープンキッチンの中では多くのシェフが訓練された軍隊の如く自分の仕事に向き合っています。
そしてコースが提供されると共にストーリーご動くのですが、まず何よりも料理が美しい。
そして、結構思わぬ展開が続きます。

これ以上書くと、ネタバレになっちゃうってくらい息を吐かせない展開。

ぜひぜひ、できれば1人で観て欲しい映画なんだけども。

僕が思ったのは

「食事とは、誰かが、もしくは、自分が作ってくれている」

これを忘れたらいけない。

あと、アニャ最高。
これも忘れたらいけない。

さてお次はこちら

2.ボイリング・ポイント/沸騰

クリスマス前の金曜日、客で賑わうロンドンのレストランが舞台。
なんと、90分間ワンショットなんです。

物語は主人公のシェフ、アンディが電話しているところから始まります。
めっちゃ忙しそうで見るからに困憊している彼が店に戻ると衛生管理の監査が入っていて、まぁこれがほんと嫌味ったらしい。
もちろん仕事なんでしょうけど、やられたら嫌だなぁって言い方。

ここが登場人物の紹介パートになるんだけど、もうこの段階で不穏。
なんかもう何があってもおかしくないよねって空気、臨界点間近って感じ。
のっけからテンションMAXで当たり散らすアンディ、観ててハラハラします。
だってタイトルがボイリング•ポイントですよ、沸点ですよ。

厨房スタッフとの挨拶を兼ねた衝突、衛生管理官からねちねちと指摘、そしてバカなオーナーともバトって、オープン!!となるんですけども。
もう登場人物の8割が何かありそう。
常に緊迫感を覚えながら、話が進んでいきます。
途中、因縁の相手が出てきたり、スタッフ同士のいい話もあり。
決して少なくない登場人物なんですが、みんなキャラが濃いんです。
そして、最後に訪れる「ボイリング•ポイント」とは。

まずね、90分ずっと途切れないってのがすごい。
緊張感をずっと維持したまま、物凄い落ち着かない気分。
編集という便利な魔法を使わずに、人物の紹介も行いながらリズムよく進むんです。
それが独特の没入感を生み出している。

誰もが必死で働いて、誰もが楽しい時間を過ごしたい。
でも、どこかで無理をして、我慢している。
無理も我慢も消化できたらいいんだけど、チリも積もればなんとやら。
きっかけ1つで、膨張した風船が破裂するように爆発してしまう。
それを、ワンショットで綺麗にぶつけられます。

決して爽やかな気持ちにはならない映画なんだけども、最後は走り切ったような感覚。
そしてやってくる、後悔の時間。
観た事ではなく、これまでの自分の振る舞い。

人に対して、どこまで関心を寄せられるか。
果たして自分は、どうなのか。

90分、ちゃんと時間をとって画面から目を離さず観てください。


という事で、今回はどちらもレストランが舞台の作品でした。

対価を受けて、サービスを提供する。
対価を払い、サービスを受ける。

そこにある「意味」

忘れちゃいけないなと思いました。

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