2022、一発目

みなさんあけましておめでとうございます。

1月18日、ギリ間に合いましたね。

ということで久々の投稿です。

まだまだコロナが猛威を奮ってますね。

コロナが流行り始めた当初はまさか2022年まで続くなんて夢にも思ってなかったです。

コロナになってプラスになったことなんて何一つ無かったと言いたいところですが、唯一良かったと思ったのがNetflixやAmazonプライムビデオを利用するいいきっかけになったころです。

緊急事態宣言中は真面目に家にいたんですが、本当にすることがなかったので映画を見る機会が格段に増えました。

今までも全裸監督やドキュメンタルを観るために使うことはありましたが映画はほとんど観ていませんでした。

というか昔からほとんど映画を観てこなかったんです。

これは育ってきた環境が影響しているのかもしれません。

実家が神戸市の北区という山々に囲まれた田舎だったので近所に映画館なんてありませんでした。

映画が見たけりゃ電車に1時間揺られて三ノ宮まで出るか、車で10分徒歩30分の場所にあるTSUTAYAに行くしか選択肢が無かったんです。

そのせいか、子供の頃にディズニーやジブリを数本見た以外はまともに観ていません。

もちろん学校で話題になるくらいの映画は観ましたよ。

タイタニックは電車で1時間かけて映画館まで行きカップルに混ざりながら1人で観ました。

さすがに男友達に「タイタニック行こう」とは言えないですからね。

そのタイミングで彼女さえいればもっと充実した映画ライフを送れていたかもしれないです。

そんなこんなで成長し、大阪に出てからも映画とは距離を置いていました。

とはいえテレビでやっててたまたまタイミングが合えば観たりもしたので、平均して年に2本くらいは観ていましたかね。

まぁそんなもんです。

その代わり好きな映画は録画しているものを何回も見ました。

魔女の宅急便やアウトレイジは大好きだったんで各30回以上は観てると思います。

今思うと自分でもジブリとヤクザの振れ幅にビックリします。

じゃあみんなが映画を楽しんでいた時間に僕は何をしていたのか。

それはずばり小説です。

物心ついた時から自宅に多くの本があったので自然と活字に触れ合えたのが大きかったと思います。

小学生の頃は学校の図書館を利用して「ズッコケ三人組シリーズ」、中学生になると「ぼくらの七日間戦争」を代表としたぼくらシリーズ。

星新一や松本清張に出会ったのもこの頃でした。

本を開くと現実から遠く離れた場所にワープし、その世界に没入出来る感覚は、田舎の学生を虜にするには充分すぎるほど魅力的な体験でした。

そこから大阪に出てきて芸人を目指している時も本だけは読み続けました。

もしかしたら『売れない』『貧乏』など現実逃避したい理由が重なった時ほど本をより存在感を増すのかもしれません。

変な薬よりも合法的にぶっ飛べる道具が本じゃないでしょうか。

そんなこんなでせっまい部屋に何百冊もの本を置いていたのですが、東京に来るタイミングで全て処分しました。

処分て言っても捨てたわけじゃなくてブックオフに売ったり実家に送ったりですよ。

面白くなかった本はとっくに捨ててるはずですからね。

で、今思えば本を読んでいたお陰でこの構成作家という仕事が出来ているのかなと思います。

新しい企画を考えたりボケを生み出すには創造力が必要ですが、漫才を見てどこを直すべきかすぐに指摘するダメ出しに必要なのは構成力、つまりは国語力です。

面白い面白くないではなく、気持ち良い気持ち悪い、という感覚です。

そのフリでそのボケ行くのは自然じゃないから気持ち悪い、みたいな。

面白いか面白くないかはその人の好みもあるし、それこそ感覚なんで特に言うことはありません。

それよりも、そのボケをもっと活かす為のフリなりツッコミなりあるんじゃない?ってことをメインで言います。

これは完全に国語力です。

だからネタを見て、面白くない、と感じるより、もったいない、と感じる事の方が断然多いです。

もちろんボケの内容に関しても言いますが、それは個人の判断で、直しても直さなくてもどっちでもいいよってスタイルです。

だって芸人として結果だしてない相手から言われたら腹立つでしょうからね。

まぁそこに関しては「そんなん知らんがな」と半ば開き直りながら言ってるところもありますが。

このついでにダメ出しをする時に意識している事も書いておきます。

ダメ出しって作家だけが理解してても意味ないんですよね。

相手にこっちの意図を伝えないといけないし、納得してもらわないといけない。

なのでお風呂入ってる時とかに、その相手が目の前にいると思って声に出してエアーダメ出ししてます。

どういう言い回しなら伝わるか、わかりにくい場合は何かに例えてみたりだとか。

極力難しい言葉は減らして、理解してもらえるような練習はしています。

僕も芸人の頃にダメ出しを何回も食らいましたが、わからなくてもわかったフリしちゃうんですよね。

理解出来てないって思われたら評価が下がっちゃう!みたいな。

そんな時は全然聞いていいんですよ。

「え?どういう事ですか?」って。

聞かれないと作家は「あ、理解してもらえた」って勘違いしちゃいますから、どっちにとっても良くないですよね。

後半めちゃくちゃ変な方向に脱線しちゃいましたね。

僕の国語力もまだまだです。

ではまた気が向いたら書きますね。

ほなまた。

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