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ECブランドの運営に全力でChatGPTを活用してみた

初めまして、ウブンでECブランドの運営を担当している菅川です。

昨今、ネットニュースではAIのニュースが溢れかえっていて、私も毎日それを追いかけている人間の1人です。「AIによってホワイトカラーの仕事がなくなる」「オフィスワーカーの◯%が職を失う」などと言われていますが、まだその危機感を実感したり、仕事がAIに置き換わることを体験している人は少ないと思います。

私、個人としてはこの先数年(技術的には数ヶ月?)で確実にAIが人間の仕事を代替する未来は訪れると思っているのでAIをいち早く取り入れてみようと試行錯誤しています。
今日は私がECブランド運営の仕事でAIを全力活用してみた事例を紹介します。

ECブランド事業について

ウブンのメイン事業はAmazonでの売上を最大化するためのコンサルティングサービスとなっています。

ただ、その中でブランドを運営している方からブランドを手放したい、新しい挑戦をしたいといったニーズがあったことを契機に我々がECブランドを引き継ぎ、運営をさせていただくという事業を始めました。
ECブランド事業では買収したブランドをよりグロースさせるための運営に日々、取り組んでいます。

ECブランド運営の領域の広さ

ECブランド運営の仕事は多岐にわたります。商品開発~在庫管理や受発注などのオペレーションやマーケティング、クリエイティブデザインなど全て自分でやろうとすると多くのスキルと労力が必要とされます。

1つ1つの領域で専門担当がアサインできればいいですが、ブランドが大きくなるまではそこまでするのはコスト効率的に望ましくありません。
そのため、ECブランド事業ではAIを活用することで多くのメリットを享受できると思います。

AIによって代替可能な分野は多くあると思いますが、その中でもAIによって代替できた業務を2つ紹介します。

作業の代替

AIはアウトプットに活用できるのが検索との大きな違いです。自分がやりたいことを実現できる方法をChatGPTに聞くことで自然言語でのプログラミングが可能です。

私はChatGPTにやり方を聞いて手動でやっていた作業をGAS(GoogleAppScript)を使っていくつも自動化することが出来ました。
具体的に自動化できた作業をいくつか紹介します。

  • 売上レポートの自動化:Amazon、楽天、Yahooショッピングの日々の売上をスプレッドシートに貼り付ける作業を自動化し、作業時間が1日5分に短縮されました。

  • メールのSlack通知自動化:モール運営者のメール受信数の多さは異常だと思います。(笑)その中から、対応しないといけないメールをSlackに通知するようにしました。タスクの漏れ抜けが防げますし、作業者への依頼も自動でできるようになります。

Slackで自動化した通知
  • 物流業務の通知自動化:ECにとって欠かせない物流業務ですが、その工程は多岐にわたります。商品を生産してから倉庫に入れるまでの中で商品の運送が滞りなく進んでいるかを確認するためにスプレッドシートを使用していますが、そのスプレッドシートを毎回見にいくのがめんどくさいなと思いこれも自動化をすることにしました。
    スプレッドシートの日付を読み込み、その日付になったらSlackに通知されるようにしているので毎日確認したり、日付を覚えておくことも必要なくなりました。

GASを使うとGoogleサービスだけでなく、オンラインのツールを使用した作業の多くを自動化できるため、ChatGPTを使ったGASの作成はかなり簡単にできます。

ChatGPTに聞くときはこんな感じで聞くだけでコード生成できます!

知能の代替

ChatGPTはECのマーケティングの多くの業務をサポートしてくれます。
ChatGPTを活用して、レビュー分析・商品開発の企画・商品名、商品説明の生成などが出来ます。

このあたりの使い方は実践している人も多いですよね。
この時に重要なのは一発で答えを出そうとしないことだと思います。
ChatGPTは永遠に文句を言わず、嫌な顔もしない壁打ち相手になってくるので一回でよい答えがでなくても、「もっと独創的なアイディアを出して」、「ありきたりな回答は排除して下さい」など人間には言いにくいフィードバックをどんどんしてあげることが重要だと思います。

レビュー分析もChatGPTでできますが、大量のレビューを分析するのにはあまり向いていません。
ウブンで提供している「UbunBASE」ではChatGPTを活用して大量のレビューをもとしたレビュー分析機能をリリースしています。無料で使えるので是非、試してみて下さい。

EC業務で必須になるカスタマー対応についてもChatGPTはかなり活用できます。
ユーザーからの問い合わせ内容に対してカスタマーサポートとしての回答を作成してもらう指示を出すと、丁寧で誠意ある表現で作成してくれます。


今回、紹介したのはAI活用の一部のユースケースですが、他にもクリエイティブを作る、コンテンツを作るなど全ての領域でAIを活用できることは多いと思います。
AIを味方に自分の能力を拡張してみると仕事の幅も広がると思います。

最後に

企業のnoteでは鉄板のこの締め方で終わりたいと思いますww

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デジマ・運用型広告のネクストレベルを追及している方、直近ではキャリアチェンジを考えていなくてもまずはお気軽に情報交換させてください。


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