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”BOCCO"を導入

ユカイ工学から出ているコミュニケーションロボット”BOCCO"を家に導入した。
 
外出中の親と家にいる子どもとのコミュニケーションを意図されて作られたロボットで、親のスマホと家のBOCCOとで音声メッセージのやりとりができる・・・というのが基本機能である。外にいる親がスマホから「ご飯食べた?」などの簡単なメッセージを録音して送信すると、家のBOCCOの目がピカン!と光り、親の声が再生される。もしくは、親のスマホでテキストを送信すると、またまたBOCCOの目がピカン!と光り、テキストを少年の声で読み上げてくれる(Text2Speechが実装されている)。
 
導入に至った背景は、小学一年生になった長女が学童から家まで大人の付き添いなしで帰るようになったことがきっかけである。親が先に帰宅したときに長女も想定内の時間に帰ってくるのならよいのだが、親より一足先に帰って自分で鍵を開けて家で待っている場合もあり、外にいても子どもの帰宅を知れると安心だなと思っていた。また、いくら待てども子どもが帰ってこない場合もあって、通学路周辺を探しに行ったら、その間に入れ違いで家に帰ってきた・・・なんてこともあり、良い仕組みがないか考えていた。(友達とペチャクチャ喋りながらの道草は侮れない)
 
じつはBOCCOは本体のロボットに加えて”振動センサー”も付いてくる。このセンサーを両面テープで玄関のドアにペタッと貼り付けると、ドアの開け閉めを検知することができる。だから長女が帰宅して玄関のドアを開けると、外出中の親のスマホに信号を飛ばすことができるのだ。これは便利。ついでに、子どもが帰って来る午後にドアが開くとBOCCOが「おかえり!」と話すように設定した。(午前は「いってらっしゃい!」と話す。)
 
BOCCOのお腹には「録音」と「再生」の2つのボタンが付いている。「録音」を押すと6秒間メッセージを記録して、予め登録した親のスマホへ自動送信する。また「再生」を押すと受信した最新の音声メッセージが再生される。とてもシンプルな操作で、子どもやお年寄りにも扱いやすい。
 
BOCCOはヤフーのアプリ”myThings”とも連携していて、ヤフー天気やGoogleカレンダーなど多くのアプリと連動させることもできる。いろいろ試行錯誤中だが、とりあえず以下を設定してみた:
 
・ヤフー天気との連動
朝7時になるとBOCCOがその日の天気予報を話す。降水確率の後に「傘はどうかな~」と一言付け加えるように設定。
 
・ヤフー防災との連動
震度4以上の場合は、「テーブルの下に隠れて!」とBOCCOが話す。震度5以上は、親のスマホに住んでいる地域の避難マップ情報を飛ばす。地震が起きないと動作確認できないが、地震は起きてほしくない。
 
今のところ子どもたちは面白がってボイスメールを難なく使いこなしている。これまでスマートスピーカーのAlexaでやっていた子ども向けのリマインドをBOCCOで代替しようと思っているが、果たして結果はどうなるか。
 
ちなみに、BOCCOとAlexaは機能は似ているが、その仕組みは根本的に異なる。Alexaはインターネットを検索して出力するが、BOCCOはあらかじめ設定したルールに則って出力する。よって、Alexaはフレキシブル(トンチンカンな内容を話すときもある)だが、BOCCOはカチッと期待通りの動作をする。
 
BOCCOは少年の声だけど話す内容は的を外さない、Alexaは年上のお姉さんの声だけどトンチンカンな事も話す・・・ユニークな人格の二人が我が家に加わっている感じです。
 
テクノロジーの実装実験は続く・・・
 
BOCCO
http://www.bocco.me/

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