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覚えているのは「23:39という時刻」だけだったはずなんだけど。

これ、何だと思いますか?

答えは鎌倉駅の上り方面終電車の時間です。新卒の時に乗りすぎて時間を覚える羽目になったやつ。

最近、必要があって自分自身がどうやって今のように仕事をするようになったかの手触り、手順を思い出そうとしているのですが、その時の感触や実感が特徴的なエピソードと、当時毎日乗る羽目になっていた横須賀線の上り終電の時間以外、すぐに思い出せないところまで来ているんです。

しかもその頃って、本気で自分自身がまとまった長文書けてない時期でして……何とか当時のFacebookログは残っているだろうと思って、出来心で当時のログを見てみたわけです。

触発されて、9年越しのボトルメール

いやー、ごめん、読むんじゃなかったわ。

正直、2011年前後の記録は私が欲しかった「淡々とした内面の記録」なんてものではなくて、「なんとか優秀にみられたくてあがいていたイキリ女のイキリ発言集」だったもんで、別の意味でダメージ受けてしまって全部読めなかったんです。「この子、肩凝ってないかな……」みたいな感想が漏れた32歳の夏。

何でこんなにダメージ受けるんだろう……と思ったので少し考えてみると、「自分のお腹見せてない」んですよこの人。なんか謎の攻性防壁めいたものが展開されている。電脳焼かれるぅ……wwwww

私は未来のあなた自身でもあるので今でも覚えているけど、本当は何もできない自分に絶望して、合宿先のトイレで隠れて泣いてたよ。

それだけなら割としおらしいけど、どうしても納得のいくアウトプットが出なくて、資料出すのしらばっくれて、リーダーに普通に怒られてたでしょう開発合宿中。そして何を思ったか「差し入れなら貢献できる……」と思って決死の思いで差し入れしたらなんか変なことTwitterに書かれてたことを別の人から知らされて、普通に絶望したこともあったね。

なお、Twitterに変なこと書かれた件、申し訳ないのですが未だに鮮明に覚えており、
そして当該人物を全く許していません。どうかそのつもりで。

なんでその話がないのよ。本当はつらかったじゃん。

優秀でも何でもないこと突きつけられて、そこから始めるしかなかったじゃん。

でも、辛かったからこそ、なかったことにしたかったのかもしれない。でも隠したかったその弱さは結局隠せなくて、バレてて、別の職場で全部大公開時代になって、清算する羽目になったんだよあのあと。まぁ、結局はなんとか清算できてよかったんだけどね。

作り物では仕事ができない。ありのままではもっとできない

結局、私は上記の身も蓋もない事実を9年かけて知ることになったのです。とりつくろったキャラクターではボロが出るし、ノーガードの本気の人には絶対に勝つことができない。(私は、人生の相応の時間をかけて仕事するからには納得したいし、なにがしかで成果を出していきたい)

そして、「ありのままの私」というのはあく抜きしていない土付きのゴボウみたいなもので、そのままではとってもじゃないけど食べられないわけです。

土を洗い、皮をむき、アクを取ってようやくうまみを感じられる食べ物、それが私という奴。全然関係ないけど、ゴボウって、豚汁に入っているとうまみ増幅するし、ゴボウチップって最高のおつまみだよね。

自分自身の形を知り、自分自身の形を活かしながら、なんとか美味しく食べられるように整える営み。きっとそれが仕事なんです。

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