この映画のここんとこが五億点!(01) 『スウィング・オブ・ザ・デッド』(2012年の映画)
よく来たな。コンテンツライターのお望月さんだよ。
俺は毎日映画レビューを書いているが微妙な点数(低すぎず高すぎず)に関しては誰からも注目を浴びていない。この連続企画はそんな映画の「ここが五億点!」というポイントを400文字くらいを目安で短期間で更新をする企画です。
『スウィング・オブ・ザ・デッド』
あらすじ
俺とお前のゾンビアポカリプス二人旅。野球をしたりキャッチボールしたり、だけど定住はしないし友達も探さないぜ。しかし、たまたま拾ったトランシーバーから女性の声が……。
※amazon prime特典の終了が予告されています。ご注意ください。
<本編の結末に関するネタバレがあります>
非常にゆったりしたペースで展開するゾンビアポカリプス野球旅。寝床ではしゃぎまわったり女子ゾンビに興奮したりフルーツ野球をするなどのほのぼの展開が延々と続きます。やや退屈ながら友情においが濃厚でこのまま何事もなく終わってくれればいいなーという気持ちにさせてくれます。
ここんとこが五億点!
物語の終盤。
ある事情により自動車内に閉じ込められてしまった二人をゾンビが囲みます。ここで二人の過去が明らかになり、そして「二人のうち一人がゾンビに噛まれた際の決断」がめちゃくちゃアッサリ実行されます。
この決断の速さがめちゃくちゃ熱い。「その時」が来たら逡巡したりしない。スローになったり、グワーッてなったり、感動ミュージックが流れたりしない。ただ、すでに決断した行動を実行する。
すぎやまこういちが、ドラゴンクエスト序曲を作り上げたのは「たった5分」だったという。されど、それは常に積み重ねた「54年と5分」なんですね。
この作品にはソレがある。友情の年数分、常にこうなることを考え続けた積み重ねと、それを実行した後の決意みなぎるエンディングは真の男の世界です。
いじょうです。
▼予告編(本編の9割くらい描かれてますね)
▼目次と企画のあらまし
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