佛理学スペースオペラ「天駆せよ法勝寺」
全世界三十億のBuddha Angelよ！！
仏塔が祈念により飛翔し惑星間飛行を実現する
佛理学スペースオペラ「天駆せよ法勝寺」をお読みなさい！
（合唱）
よく来たな。
今日は佛理学スペースオペラ「天駆せよ法勝寺」を紹介する。Kindleで単品108円だから勢いで読んじゃいなよ。 #合掌 。
あらすじ
34光年先の惑星での大仏開帳に合わせ49日間の宇宙航海を行う7人の宇宙僧。佛理学エンジンとマニ車による読経加速によって第一宇宙速度を得度した飛翔仏塔「法勝寺」は遥か彼方の宇宙へ向けて飛翔する。しかし、光速歪曲空間の中で摩訶不思議な出来事が起こり始める。
これらのワードに（ピピッ）ときたならば間違いなくおすすめです。
・佛理学（ぶつりがく）による佛質と佛精の相互交換
・さらば仏教発祥の閻浮提（えんぶだい）よ
・7人の宇宙僧侶（機械僧もいるよ）
・あまりに美しい仏塔飛翔シーン
・閉鎖空間に宇宙モンスター
・パワード金剛スーツ
・論理佛と佛理佛
・如来襲来
・合掌
いやあーいいもん読んだ！！
佛理！SF！スペースお寺はサイコーだね！
よくある質問
Ｑ：動力は？ 水素エネルギーの核融合とか？
Ａ：功徳と祈念です。善男善女の祈りと高僧の読経をマニ歯車によって増幅読経して得を高めます。これが《佛質から佛精（エネルギー）》への転換です。
Ｑ：彼らの目的は？ 異星への布教？ ありがたい経典の持ち帰り？
Ａ：すでに惑星間布教は進行しており異星でも仏教が花開いています。今回は飛翔先で初めての大仏御開帳ということで地球から高僧が派遣されるということになっています。
Ｑ：全世界はすでに仏性に覆われ異星へ進出したというイメージでＯＫ？
Ａ：地球上の仏教人口は3割程度でありリアルな数字が設定されています。しかし、佛理学の発展により無限の佛精（エネルギー）とテクノロジー（創佛）を手に入れた仏教徒の勢力がこの後どうなっていくのかはわかりません。
Ｑ：クルーは全員日本人なの？
Ａ：仏僧ネームが設定されていますが多国籍です。日本出身、旧ロシア領、アフリカ系フランス人、サイボーグ機械僧、彼らは過酷な宇宙生活に向けた荒行（トレーニング）を行い資質に長け、コミュニケーションも十分に取れています。
Ｑ：飛翔先は約34光年の距離だそうですがだいじょうぶ？
Ａ：宇宙僧は座禅によるコールドスリープ（平常時の7%まで生命活動を停止させる）が可能なので宇宙僧達は長距離航行にも耐えます。また今回は歪曲空間を通過するのでどれだけ遠くの星でも49日で到着が可能です。しかし、歪曲空間の中では佛理的にありえない怪奇現象があるとかないとか……。
Ｑ：まだちょっとよくわかんないんだけど
Ａ：作者さんの用語集があります。ご安心ください。
Ｑ：正気？
Ａ：（合唱）
第一章の試し読みはこちらから
未来へ
非常に読みごたえがあり、専門用語も既存の設備を置き換えたものではなく佛性を活かした独自のもので読みごたえがありました。航行中の描写はどれも美しく、飛翔する仏塔の伽藍で車座に横たわりながら合唱飛翔する宇宙僧の姿を見たときには、これほど美しい宇宙へ離脱する描写はあっただろうかと感動しました。
ストーリー展開については、短編なので若干読み足りないのが正直なところですが、さらに何本かの掌編を追加した単行本が出てほしいですね。エピソード中の展開は複数のストーリー展開可能性から絞り込んだ印象があるので、まだまだ読みたいよう。
追記:エピソードを追加した単行本が出る可能性があるようです。
佛理顕現した佛理佛もオススメしています
たのしいね。
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