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何ヶ月も待ち続けるタクシーの列

こんな夢をみた。梅田のような百貨店が立ち並んだところに僕がいた。横断歩道の向こう側に兄の姿があった。こちらに気づいて軽く片手をあげる。

私は兄のもとに駆け寄る。久しぶりに会ったので、一緒にどこかへ行くことにする。すぐ側にタクシーが列をつくって並んでいる。それならと、タクシーに乗ることにする。

タクシー乗り場の先頭に向かって歩く。タクシーの列はとても長くてビルを周りこんだりして、かなり歩いても先頭にたどり着かない。

そのうち並んでいるタクシーが錆びついていたり凹んでいたり、ボロボロなものが増えてきた。横に立っている運転手もみんなくたびれた様子で無精ひげがあったり、服もよれよれだ。

何かおかしいと運転手に話しかけたところ、ここは検査待ちの列をだと言う。タクシー運行の許可をもらうために、自分たちはここに並んでいるのだと。もう何ヶ月も並んでいるのだが、まったく列が進まないのだと。 

遠くをみると列はトンネルに続いていて先は見えない。


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