選ばれない人生
都知事選では現職の小池知事が当選した。わたしは蓮舫を応援していたから、とても残念だった。石丸候補にも及ばない投票数だった。
気がつけば有権者となってすでに30年が過ぎている。その間、選挙でわたしの推す候補が当選したことはほとんどない。
多数派よりも少数派の声を聞いてくれる人をいつも選んできた。これからも、そう思える候補を応援するだろう。
今回の選挙期間にSNSで「蓮舫が落ちたら何と弁明するつもだ」という投稿をみかけて驚いた。
当選した人の意見が正しくて、落選した人の主張が間違ったことになるわけではない。
例えば赤色と青色と好きな色を投票をして、赤色が勝ったからといって、青色を好きな人は弁明する必要があるのだろうか。
「青色が好きなわたしは間違っていました。赤色が好きなほうが正しかったです。反省しています」
そんな選ばれたもの以外の価値観を否定するような世界は間違っている。
思えば、人生のなかで選ばれないことは多い。選ばれたかったけれど、自分ではなかったことが、いくつも思い浮かぶ。
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